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46話『なんかあれな気分』

スウは教会にいたときギルーツがやって来た。


「え、デートって、マジで言ってんの?」

「そんなに嫌がらなくてもいいじゃないか」


スウはすごく嫌そうな顔をしていた。

スウ自身は前世が男であったため、抵抗があった。


(何でおれ女に生まれたのだろうか? 何の意味があったのだろうか?)


スウはそんなことを考えながら思った。

そして、


「まあ、嫌や」

「良いじゃないですか、言ってきたらどうですか?」

「チレイたんが来てくれるのならOKかな」

「いや私は行きませんよ」

「……」


結局スウは強制的に連れて行かれた。


「無理やりに連れて行っても嬉しいものなのか?」

「ああ、僕も今分からなくなってきた」


ギルーツは複雑そうに言った。

そして聞いた。


「僕のこと嫌いなのか?」

「いや、別に友達とは思っているが」

「そうか、なんだかデートをやたら拒んでたから」


するとスウは少し思った。


(まあ信じてもらえるとは思わんが、別にこいつに言っても問題なんじゃないのか? 今まで言っても信じてもらえないと思って言ってなかったがでも信じてもらえないけど言ってしまった方がいいのだろうか? まあ言ってみて考えようかな)


スウはなんとなく真実を言うことにした。


「まあ拒んだ理由は前世の記憶が残ってるからかな」

「え」


ギルーツは不思議そうにスウを見ていた。

そして


「前世の記憶が残ってるってどういうことだい?」

「生まれる前に生きていたことの記憶が残ってるってことでいいのかな? 僕もよくわからんが」


スウは疑問に思いながら説明した。


そして、ギルーツはその話を全て聞いた。


「と言うことで僕は男だったので男との恋愛に対して抵抗があるって言った方がいいのかな」

「お、おう、そうだったのか」


ギルーツは半信半疑になりながら戸惑っていた。


「分かってくれたか、だから俺に恋愛はもうありえないのだよ」


堂々とスウは言ったがギルーツは顔を歪めながら


「うん……」


と言って取り敢えず納得したと思い込んだ。


「まあ、でも気持ちは変わらないから」

「!!」


スウはギルーツの一言にビビった。

そして、


「まあ、うん、そうか……俺は女の子の方が良いんだけどね……」


とスウは取り敢えず念押ししていった。


「お、おう分かった」


そしてギルーツは取り敢えず分かられることにした。



「よう! ギルーツどうだった!」

「うん、なんか……ダメってことだけわかった」


クストは笑顔が固まった。


「そうか、うん、ごめん」

「良いんだ」



「あれ父さんどうして教会に」

「ああ、ギルーツとはどうだった」

「はあ、まあ、はあ」


お互いの親は微妙な空気に包まれた。


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