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異世界でも、二次元キャラを崇拝する。  作者: 糖来 入吐
第三章魔王の教会破壊編
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32話『成長』

「へえ、教会が破壊されてるんだ、大変だ、うちも戸締りしっかりしないとなー」

「いや、泥棒や空き巣とは違うんだからそんなんじゃ無理でしょ! てかなんて格好で新聞読んでるんだ! せめて服を着ろよ!」


ギルーツは真っ赤にしながら言った。

スウはパンツ一丁で新聞を読んでいた。


「えー暑いんだよ、今夏だろ、なんか涼しいことするにはこの格好がいいんだよ、それに僕の教会ですよ、別にいいじゃないですか、いやなら家に帰ればいいじゃないの?」

「いや、今日は用があって来たんだけど!」


スウは仕方なさそうに服を着た。


「あっつー、取り敢えず何? 僕チレイたんの礼拝で忙しいんだけど」

「何このやる気のなさ、まあ仕事は今まで通りしてくれてるからいいけど、新しい魔法と一緒に戦い方とか教えてくれてるみたいだし」


スウは取り敢えず礼拝していた。


「いや、聞いてよ」

「聞いてるよ、まあ仕事でこの状態とかありえないでしょ、せっかく信頼されて任されてるんだから、でもよく王様も僕のわがまま聞いてくれた後でも役職を解かないな、解かれる心配してたのだが」

「まあ、実績があるしね」

「成程ね~まあ、頑張って解かれないようにしておこうかな」


そしてスウは


「で、今日はどんな用だい?」

「いや君が読んでる新聞の通り教会が魔物に襲われてる件だよ」

「ああ、教会を潰して神を潰したと気取ってる魔王の事、そんなことしたって俺が作った信仰はつぶれないと言うのに、そして早くチレイたんの元に行ける可能性を増やしてることに気づかないのかね、チレイたんは自殺は嫌いだから僕は自分の寿命までチレイたんを信仰して待とうと思ってるだけだから心配しないでいいよ、ちゃんと抵抗もするし」

「その考え方が最も心配なんだよね」

「え、何で」


スウは笑って聞いた。


「君の場合はなんか生に執着がないって感じがするんだよ」

「はあ、良くわからないけど、まあ頑張るよ」


スウは呆気らかんと答えた。


「取り敢えず魔王の部下しか来ないから安心はできないんだね」

「あれ? 油断してるのかい? 油断してないのかい?」

「どっちに転んでもある意味崇拝の時間が削られるからある意味油断はしてないのかな、多分」


そしてギルーツは呆れて


「まあ、取り敢えず僕は仕事に戻るよ、取り敢えず伝えないといけないことはもう知ってるみたいだし、何かあったらちゃんと油断せずに戦ってね、君なら倒せるだろうけど」

「当たり前だよ、チレイたんと僕の愛の家を守るのが僕の使命だからね、鼠がそう言う魂胆で入って来たとしても全力で倒すよ」

「そっそうか、それならいいんだが」


そう言ってギルーツは帰って行った。


「さて、チレイたん? 話は聞いていたよね、取り敢えず気を付けてね」

「まだ私の姿はあなた以外には見えないでから大丈夫だと思いますが私も油断はしませんよ、それに助けることが出来そうでしたら助けますのであなたも頑張ってくださいね」

「ああ!! 頑張るよ僕!!」


スウは元気よく言った瞬間


バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!


ドアが破壊された。


「ここも教会か! 取り敢えず壊すか!」


そして魔物は持っていた武器で教会を壊そうとした瞬間


ボオオオオオオオオオオオオオオ!!


「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


突然燃え出した。


「やれやれ、いきなりですか? 仕方ないですね」

「てめえ隊長によくも!」

「どうやら魔法の心得があるようだな!」

「お前は……」

ピキーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


魔物は一気に凍りついた。


「バカな! 何でこんな奴に氷結魔法が出来る!! これは魔王様が人間から奪った魔法なのに!」

「え、だから本にもなかったの?」

「新事実ですね」


そう言ってどんどんと魔物を切り殺していった。


「ふう……これで終わりかな? なんとなくだが気配も感じないし」

「……これは」

「どうしたんですか? チレイたん? 何かあった、それともけが!!」


スウはおろおろしながら聞いた。


「違います! 魔物の魔力が体の中に入って来たんです」

「マジですか!!」

「これはどういうことでしょうか?」


すると、スウは和やかな顔で言った。


「きっと、チレイたんの心が清いから魔物の悪の魔力も受け入れることが出来たんだよ」

「……そうなんですか、なんかあまり言い事なのか分からないんですけど」


すると壊れた扉から人が入ってきた。


「おい、スウ大丈夫か! 何か魔物に襲われたみたいだが……」


そこに現れたのはフラハイトだった。

だが、教会に入ってきたフラハイトは唖然としていた。


「ああ……おま……おまえ、何だその隣のは? いったいなんだそれは!」


フラハイトは少し震えながら聞いた。

スウは指を指す方向を向くとチレイたんがいた。


(まさか見えている! しかしなんだそれはとはいったい……?)


スウは疑問に思い聞いた。


「見えてるのですか、フラハイト」

「ああ、……何だよその異物のように光っている魔力の塊は、また新しい魔法か?」


(ああ、まだはっきりとは見えてないのか、しかし今までフラハイトですら見えていなかったチレイたんが見えただと! まさか、チレイたんが取り込んだ魔王の部下の魔力が! それはいいことだ! これで皆もチレイたんを異端の神とはいわないだろう! まあだからと言って魔王の部下を殺しに回るのはさすがにな、取り敢えずは様子を見よう)


「おい、聞いてるのかスウ!!」


フラハイトがスウに呼びかけるとスウは思いついたように言った。


「すまない、急用ができたから少し一人にしてもらっていいかい?」

「はあ! まずは説明を……」

「また話すから!!」


スウは怒るように言うと


「……わかったよ、仕方ない、ちゃんと今度説明しろよ!!」


と言ってフラハイトは帰って行った。


「チレイたん、もし魔物が来たらちゃんと殺していこう、そうすればチレイたんの力は上がっていく」

「……ありがとうございます」


チレイたんは呆気にとられていた。


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