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28話『知らせ』

スウは他の宗教から邪険に扱われていたが普通に暮らしていた。

この頃買い物に行くと石を投げつけられることが多く最初は当たって血が出て帰っていたが今では


「ほう、今日はすごい飛んでくるが今のところ避けられてる! すげえ」


スウは飛んでくる石を普通に避けれるようになっていた。


(しかし、よくもまあこんな見える範囲で宗教の人がいるものだよ、皆僕の教会に来ていた人たちだからなんとなく顔を覚えたよ、暇なのだろうか?)


そう思いながら店によると


「すみませんおじ……」

「すまん、閉店だ」

「そうか」


スウはこの頃食べ物を買う店が減ってきた。

おそらく他の宗教が邪魔をするのかそこの信者たちが働いている店かのどっちかだろう


「しゃあねえ、ギルーツの家に行くか」


そう言って、スウはギルーツの家に行った。


「すみません、お金払うんで食べ物分けてもらえませんか?」

「スウ……なんか色々と苦労してきたね」


スウは苦笑しながら


「慣れればこれでも楽しいと思えるよ」

「そうか、まあ頑張ってくれ」


そう言ってギルーツは食べ物を袋に詰めて渡した。


「ありがとう」


そう言ってお金の入った袋を渡した。


「そう言えばもう教会に来る宗教団体が無くなって来たよ、多分この陰湿ないじめに変えたんだろう」

「それはそれで困るだろう、でもまあ君は人を法律のためとはいえ、殺したのだから近づかない人が出て来たってことだろうね」

「はは、照れるじゃないか」

「照れる要素が今あったかい?」


ギルーツは呆れながら言った。

その時、


「お兄様ああああああああああああああああああああああああ!!」


1人の女の子がギルーツに抱きついた。


「メルーツ!」

「あれ、お前妹いたっけ?」


するとギルーツは


「いや、従妹だよ」

「初めまして、メルーツと言います、メルーツ・ツールと申します。よろしくお願いします。」

「スウ・アンベートです。よろしく」


スウは笑顔でメルーツに自己紹介した。


「お兄様、もしかしてこの人が」

「ああ、神様を作って色々と怒られてる人だ」

「いや、作ったんじゃなくて証明な」

「ああ、すまん」


それを聞いてメルーツは質問した。


「今いる神様じゃだめなんですか?」

「僕の目の前に降りてきたのがチレイたんだからさ! 他の神も信仰のために降りて来ただろう? なら例外はいないってことだ」

「まあ、そうですね、頑張ってくださいね」


メルーツは笑顔で言った。

そして、メルーツは


「お兄様、今日はスウさんはお泊りになるんですか?」

「僕は別にいいけどどうするスウ」

「構わないけど、この家でもチレイたんの崇拝と礼拝はやめないぞ」

「ああ、……いいけど」


ギルーツは呆れながら言った。


「メルーツちゃんご飯よ、あら、スウさんも来てたのね、一緒にどう」

「あ、ありがとうございます」


そして、スウはご飯を食べ終えたとき


「では私はお風呂に入ってきますね」


そう言ってメルーツはお風呂に行った。

メイドさんが来て、


「メルーツ様は?」

「お風呂に行きましたよ」

「そうですか、スウさんは入りませんか?」

「良いんですか? じゃあ行ってきます」


そう言ってスウもお風呂に入りに行った。


「大丈夫だろうか?」

「いや、女の子同士なんだし、何言ってるのよギルーツ」

「そうですよ、坊ちゃま」


するとギルーツは言った。


「いや、メルーツはスウを男と勘違いして一人で入りに行ったんじゃないのか? 見た目男っぽいし、お母様の場合だったら仕事の後で入るから遅くなるだけで」

「「……ア」」


そして、


『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』


悲鳴が聞こえた。


「「「はあ、」」」


-----------------------------------------------------------------

風呂場で


「なっ何をしてるですか!! スウさん! 乙女の裸を見るなんて!! 変態!!」

「何を言ってるんですか? 私は女ですよ、ちんちんないでしょ」

「え!!」


そう言って恐る恐るメルーツが見ると


「……モっ申し訳ありません!! 失礼なこと言ってしまいました」

「ああ、別にいいよ」


そう言ってスウは、タオルを肩にかけて体を洗い始めた。


「なんだか、少し男らしく見えるのは気のせいでしょうか?」

「気のせいでしょ」


スウは前世で男であることを伏せた。

そして2人でお風呂に入った。


「メルーツ様は幾つでしょうか?」

「私は15歳です」

「でかい」


スウはメルーツの胸を見ながら言った。


「そっそうでしょうか」

「はい」


そして、沈黙になった。



「ふう、」

「オッサン臭いですよ」


メルーツが呆れながら言った。

そして服に着替えて部屋に行こうとすると


「スウ! 大変だ!!」

「どうしたんですか」

「勇者が魔王に殺された!!」

「そうなんだ、滅びる前にチレイたんを神と証明出来て良かった」

「ブレなさすぎだろ!!」


その後ギルーツとスウはすぐに王城に召集された。


「勇者が死んだ」

「そうですね王様」


王様がビクビクしながら言うと

秘書は淡々と言った。


「もう世界は終わりですね、チレイたん! もうすぐ君の下へ行くよ!!」

「何を怖いこと言ってんだ貴様は!!」


王様が怒る。


それを聞いてチレイたんは

「いや、私も手伝うから何とかしましょうよ」

「はい!!」

「なっ何だいきなり!!」


チレイたんが見えていない王様たちは引いている


「失敬」


スウは頭を掻きながら謝る。


「とにかく、その知らせを伝えに来た者がおる、入ってこい」

『は!!』


そう言って男が入ってきた。


「あの人は?」


スウがギルーツに聞くと


「勇者に同行した戦士君の父だ」

「……パパンか!!」

「パパン?」


ギルーツが微妙な顔をした。


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