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27話『帰省』

スウは久しぶりに村に帰ってきた。


(そういや、この村なんて名前だっけ? 確かギルーツは……そうだ、ペツット村だっけ? まあいいや)


そう思いながらスウはペツット村に着いた。


「おや、旅の方ですか? 見たところ服装が聖職者の格好ですが司祭か何かですか?」

(おや~、あんなにお世話になったはずの人たち(苛め抜かれて精神的に強くしてくれた。)のに忘れられてるよ)

「はい、萌え教団の司祭です」

「!! 皆逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! 殺人狂い司祭が来たぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「は!! ワアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああ!!」

「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「くるなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


村の人たちは一気に避難してしまった。

そこへ3人の見覚えのある自分と同じくらいの女の人が歩いてきた。


「あれ? スウ、あんたスウ・アンベート? 生きてたの?」

「あれ、ここまでは出てきてるのに憶えてないだと! あ、ルレーテ一味」


それを聞いてルレーテ達が睨みながら


「「「人を悪人みたいに言うな!!」」」


と突っ込んだ、


「相変わらず変なやつねあんた」

「お姉ちゃん久しぶりなんだからそんなこと言っちゃだめだよ」

「いや、昔から変だから言われても仕方ないかと」


ルレーテをペレーイが注意するが見事にヴァンプに突っ込まれる。


「久しぶりってあんた何でそんな格好してるの? どこかの宗教に入ったの?」

「自分で作った萌え教団の司祭してる」

「「「あの殺人狂い司祭はお前かよ!!」」」

「酷いなあ、僕は法律を守るためにやったまでだよ、言うなら法律に行って欲しいものだよ全く」


スウは呆れながら3人に言った。


「ていうかあんたいつもニヤニヤしながら絶対に叶えてやるって言ってたのその宗教作るためだったの? はあ、お婆様も浮かばれないわね」

「スウのお婆様可哀そう」

「残念な娘に育ったね、てか女の命の髪の毛をそんなに短くするってビックリだよ」


ヴァンプは呆れながら頭を触った。


「古いな、今はチレイたんの時代だ」

「ああ、そう言えばあんたが作った神の名前ってそんなんだっけ?」

「作ったのではない! 証明したんだ!」


スウは怒りながら訂正した。


「「「はいはい、分かった分かった」」」


3人は呆れながら頷いた。


「分かればよろしい」


そして、スウは今日の目的のお婆様の墓参りに来た。


「お前、本当にお婆様の墓参り来なかったよな、だから他の人たちから忘れられるんだぞ」

「そして、変な宗教を作って、お婆様も天国で泣いてるよ」

「このロクデナシが!!」

「えー、ちゃんと王子と許嫁さんの魔法の教師という職業についておりますが」

「「「な!!」」」


3人はさすがにビビった。


「いや、お前なんかスゲエな」

「用意周到かよ」

「えー」

「ふふん、すごいだろ」


そして、スウはルレーテに会って気になったことを聞いた。


「そう言えばお前が恋敵にしていたおじさんはどうなった」

「いや、男を恋敵にしないだろ!! なに勝手なこと言ってんだ!!」

「そうだよ、あのおじさんは村でも有名なショタコンで変態でところ構わず男の子をレイプしていた超絶狂気男だよ、とっくに捕まったよ」

「その後、牢獄で普通に発狂して他の男の受刑者をレイプして回って争いになって死んだって噂が回ってるよ」

「良かった、僕以上に狂気と言われている男が存在していたとは、それに説明をすれば僕の冤罪も晴れて、素晴らしい人格者ってことが皆に伝わるだろ」

「「「それは無理だろ!! お前はやり過ぎた!!」」」

「えええええええええええええええええええええええええええ!!」


スウの願いとは裏腹に3人はすぐさま否定した。


「でっでも少しは可能性が……」

「「「ない!!」」」


スウはさすがにガッカリした。

そして、


「良いもんね、僕にはチレイたんと言う神様が見守ってくれるもんね、その子を愛していれば心もすべてが満たされるんだもんね、いいもんね」


スウは拗ねた。


「「「子供か、もう大人なんだから拗ねんなよ」」」


3人が呆れながら言った。


「そう言えばギルーツ君は元気」

「うん? 元気だよ、お前の名前は一切出てこないがな、そして奴は未だに僕に惚れているらしい、あんなに盛大に振ったのに」

「はあ!! お前ギルーツ君を悲しませることは許さないんだから!!」

「お姉ちゃん、落ち着いて一旦スウを吊し上げよう」

「そうよ、吊し上げて話を聞こうよ」

「お前ら意外と僕よりヤバいんじゃね」


そしてスウは吊し上げられた。


「「「さあ、ギルーツ君を悲しませたことどう償う」

「話は!!」


そしてスウは思いっきり石をぶつけられて血まみれになった。


「痛い、すごく痛い」

「「「ざまあああああ!!」」」


3人は笑いながら言った。

すぐさまスウは回復魔法で傷を回復させた。


「酷いぞ、3人とも」

「まあ、いいじゃん」

「そうだよ」

「ムカついたんだよ」


スウは悲しそうに


「酷いよ、昔はあんなに4人で仲良かったのに、時には喧嘩をしたり、時にはキスしたり、時には揉みあったり、時には……」

「「「何一つ正しい思い出がねえ!! てかお前との思い出なんてほとんどねえ!!」

「チッ!!」


スウはツッコまれて舌打ちした。


「まあ、あんたも元気そうで良かったんじゃないの、まあ魔王もなんか魔物軍をこの頃動かして普通に危ない場所が増えたって言うし気を付けたほうがいいと思うよ」

「ルレーテ!! ありがとう、すごく嬉しいわ!!」


スウはルレーテに抱きついた。


「やっやめろ!! うざいうざい!」


そして、そうしていると


「ぎゃああああはハハハハハハハ死にさらせえええエエエエエエエエエエエエエエ!!」


魔物が飛び出してきた。


「「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」」

「せい!」

「ぐべえええええええええええ!!」


魔物はスウの投げたナイフが脳天に直撃した。

そしてスウはそのままナイフに電気を通した。


「あっ!……」


魔物は白目になって死んだ。


「「「……さすがにありがとう」」」

「いえ、3人共も気を付けてくださいね」

「「「はい、そうします」」」


こうしてスウは村から自分の家に帰った。

そして、ギルーツが家に来ていた。


「スウ、お帰り」

「ただいま、未だにルレーテは君のこと好きだったよ、答えてあげたら」


それを聞いてギルーツは申し訳なさそうに


「そうか、……まだ、ごめん僕も彼女と同じく……」

「そうですか、新しい恋をすればいいものを」

「そうかもだけど、でもね……まあ、君だってチレイたんに好きな人がいたら結婚したいと思うだろ」

「は、僕は崇拝の気持ちがあり愛してはいますが結婚はまた別でしょう」


それを聞いてギルーツは呆気にとられて


「そうだったんだ、……ごめんなさい」

「ああ、いいよ」


ギルーツは許してもらえた。

そしてスウは村で魔王の手下の魔物を殺したと言ってその首を渡した。


「そうか……村にも魔物が出たか、警戒を敷いた方がいいだろうな、……それよりスウ、今日は確か君の誕生日だろ、今日みたいに魔物が出るかもだから君に剣をプレゼントしたいんだが、いいだろうが」

「ありがとう、遠慮なくいただくよ」


そして、ギルーツと一緒に武具屋に行って剣を見た。


「この剣君に使いやすいと思うよ」

「じゃあこれで」

「いやまずは試せよ」


スウは言われるまま試してみた。

剣はサーベルであった。


ブン!! ブン!!


「その後ろにある日本刀は」

「ニホントウ? ああ、なんか最近できたあれかい?」

「最近できたんだ」


ギルーツは、それを聞いて


「何でも、なんか鍛冶職人だった人が突然閃いて作ったらしい、皆使い慣れたほうがいいと言って買わなくなって生産がされてないみたいで、まあ安いし良いんじゃない」

「じゃあ試してみてからそれにする」


スウは一旦試した。

やはりスウは日本人の為懐かしい感じがして使いやすいと思った、

そんな気がした。


「これにする」

「分かったお金は僕が払うよ」

「ゴチになります」

「ゴチ? まあいいや」


そしてギルーツはそれを買ってあげた。


「よし、名前はチレイたん護衛剣だ」

「……」


名刀:チレイたん護衛剣誕生


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