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25話 『暴動』

「はあ、まさか数日で暴動が起こるとは、暇か? 暇なのか?」

「全くですね、皆さん心狭すぎるでしょ」


スウとチレイは外を見ると


「異端の神を作るなんて何を考えてるんだああああああああああああああ!!」

「我らの神を信じずに、神を作るなど言語道断だああああああああああああああ!!」

「こんな勝手を許すなああああああああああああああああ!」


そこには大勢の町に住む信仰宗教の人たちが集まっていた。

町でよく見る人もいた。


「「どうしてこうなった、ていうか何で場所がばれた、地図なんて作ってないぞ」」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

数時間前、


「王様、書類仕事は終わりました、次は……」

「うむ」


「王様あああああああああああああ!! 何でこんなバカなことを認めたあああああ!!」

「お前は、そんな横暴をなぜ認めたああああああああああああああああ!!」

「神はもうすでにいるだろおおおおおおおおおおおおおお!!」


そんな宗教団体の人たちは騒いでいた。


「どうしようっか」

「さあ、頑張って考えるしかないでしょう」


王様は秘書に頼ろうとしたが秘書もまだ思いついていないようだった。


「取り敢えずこうなることを予想は君はしてたから奴のいる教会の地図を渡してこの場を切り抜けるか」

「まあ、別にいいですけど恨まれても知りませんよ」


それを聞いて王様は少しビビッて


「じゃあとりあえず地図は渡すが、その後の対応として衛兵を協会に送るか、あの女の友人でギルーツがいたか、あいつが率いている部隊にでも任せておこうか」

「勇者が立ち向かっているとはいえ、部隊を一つ送ることになるとは、まあいいですけど」

「なっなんじゃなんか不満か! それとも魔王の軍勢が押し寄せてくる知らせでも入ったのか!!」

「いえ、特には」

「なら大丈夫じゃろ、多分一応ワシも遠くから見てみる、もし法律を破るようなら奴の作った教会と宗教を壊すことが出来るしな」

「なら最初っから認めんなよ」


秘書は小声で言った。


「なんか言ったか」

「いえ、別に」


王様ににらめれて秘書はそっぽを向いて言った。

そして王様は地図をばらまいて

今のありさまになっている。


そして数分後に衛兵が到着して宗教団体の人たちを抑えた。


「皆さん!! 落ち着いてください」

「落ち着いてられるかあああああああああああああああああ!!」


ギルーツ達が必死に止めようとするが暴動は止まらない。


「大変なことになってますね、王様」

「そうだな、誰のせいだろうな」


王様はボーッと見ながら言った。


「ギルーツが止めてるけど宗教戦争勃発を防ぐために僕は何にもできませんね」

「そうですね、彼らが法律違反を犯したら抵抗できるかもですけど」


チレイは言ったが


「いや、多分それはないと思うよ、彼らも馬鹿ではないでしょうし」


暴動は昼も続いてギルーツ達も顔色が悪くなっていった。

宗教団体の人たちも倒れる者たちが増えていた。


「いや、もうやめろよ、バカだろあいつら」

「自分の体を犠牲にしてまでやることかな」


2人は不思議そうに言った。

すると


「これでもくらえええエエエエエエエエエエエエエエ!!」


一人の男が石を投げた。

それがチレイたんのご神体に当たった。

ご神体が壊れた。


「「あ」」


「な!!」

衛兵もスウもチレイも唖然とした。


「おっお前、何やってんだ」

「ふん! どうせ異端の神だ、壊しても問題なかろう」

「いや、大有りだろ、法律忘れてるのかよ」


宗教団体が唖然としながら男を見た。


「息子よ! お前はバカか!!」

「はあ、親父は何言ってんだ、こんな異端の神に法律が適……ぐはああああああああ!!」


ご神体を壊した男がナイフを投げられて喉元に刺さりもがき苦しみそのまま死んだ。


「ああ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


男の父親は叫んで泣いた。


「はあ、何やってんですか、法律でご神体をつぶすものが現れたら、神様を壊した罪として司祭が直々に処刑を執行する法律があるでしょうに、それに今回のことを実行しないと司祭は、生半可な気持ちで王様を讃えたくないのを理由に宗教の司祭になった罪として処刑されることを忘れてはいけないでしょうに」


スウは呆れながら言った。

それを聞いて来ていた宗教団体の人は


「あっ悪魔あああああああああああああ!」

「このイカレがああああああああああああああ!!」

「本当にする馬鹿がいるかああああああああああああああああ!!」

「良くも息子をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! 絶対に許さねえエエエエエエエエエエエエエエ!!」


等と罵倒が続く。


「いや、法り……」

「そんなことは聞いていない!!」


スウの言葉を掻き消すように人々が喚く。


「あーあ、ついに死者が出ましたか、取り敢えず今日は解散してもらいますね、それ以上騒ぐとあなたたちを容赦なく牢獄へぶち込まなければなりませんので、ね、王様」

「う、、うん」


王様はビビりながら秘書の言葉に応えた。


「スウ、君の法律主義はある意味凄いな、言われてもたいていの人は出来なくて処刑される人もいたのに、君は最初っから出来るとは」


ギルーツは引きながら言った。


「まあ、仕方ないかと」

「そうなんだけど」


スウが、たんぱくに答えるとギルーツは腑に落ちないように言った。


こうして、人が1人死んでしまったことで暴動をやめざる負えなかった。


「クソっ!! おぼえてろおおおおおおお!!」


そう言いながら宗教団体は去っていった。


「ふう、取り敢えず落ち着きましたか、まあ、宗教団体は他の者もいますし、これからも大変になるでしょうけどね、まあ、スウさんあなたが主に大変な思いをするだけですから頑張ってくださいね、でも宗教戦争起こさないでくださいね」


秘書はそう言いながら王様と帰って行った。


「スウ、君はこれからも気を付けて行動したほうがいいと思うよ」

「おう、肝に銘じておくよ」


そう言って、スウは教会の中に入って行った。


「お疲れ様でした、大丈夫ですか?」


チレイが心配そうに言うと


「おえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」


スウは思いっきり吐いた。


「無理もないです、人を殺したことも無いんですから」

「コっこれが罪悪感か、きっついなあ……」


スウは真っ青になりながら言った。


「今日はもう横になった方がいいと思いますよ」

「そうするよ、悪いが一緒に寝てくれるか……なんか怖いから」


スウは震えながらチレイに頼むと


「分かりました、力になれるのなら」


と言って了承してもらえた。


「ありがとう、愛しています、萌え」


そう言って、チレイに愛と感謝を伝えて崇拝した。


そして次の日も続きまた殺してしまった。

そのたびにスウは吐いた。


「いい加減暴動やめてほしい、心壊れそうだ」

「大丈夫ですか、すみません私のせいで」


スウは涙を流しながらチレイの頭を撫でて


「チレイたんのせいじゃないよ、この世界に自由がないせいだ」

「でも」

「お願いだからそういうことを言わないでおくれ、僕は君が好きだから神だと証明したんだ、これは僕の勝手でなってしまった暴動だ、でも僕が悪いとはいえ、それでもやめてほしいと言う欲求は止まらないけどね」


チレイは悲しそうな顔で


「分かりました、頑張ってください」

「はい、これからも精進いたします」


チレイにはそれしか言う言葉は見つからなかった。

それでもスウは嬉しそうに微笑んでチレイに崇拝した。


(ああ、僕はこの崇拝でこの苦しみを乗り越えることが出来る、これは予想じゃない、確信だ)


スウはそれを信念に思いチレイを守ることを誇りに思った。


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