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16話 『そろそろ』

スウはフランダルとシュヌの魔法の教師を初めて6年経過した。

年齢は明日で18である。

「お金もたまってきたからそろそろチレイたんを神として証明するために王とのコンタクトを取るようにしていった方がいいな」

スウは自分で作った料理を食べながら考えた。

「取り敢えず王子と許嫁さんにちょっと挨拶と言って会わせてもらえるか聞いてみるか」

スウは食べ終わると皿を洗いタオルで拭いた。

そして、寝る前にスウは、あることを行った。

「僕の心を支えてくれて愛することを許してくださったチレイたん僕はあなたに愛を教わりました、そろそろ動くころなので待っていてください、絶対に僕の夢を叶えて見せます、それではおやすみなさい」

スウはいつも心の中で夏風チレイに祈りを捧げてから寝るようにしていた。

もはやこれをしないと眠ることが出来なくなるぐらいになっていた。

そして、次の日に

「父上に挨拶をしたい? 何でまた?」

「いえ、あなたたちに魔法を教えてから会ったこともなかったのでそれはあまりにも良くないと思いましてね、やはり今更ではあるんですが挨拶ぐらいはするべきだと思いまして」

たまたまいたギルーツは

「本当に今更だな、忘れていたのかい?」

するとスウは

「まずは仕事を慣れてからと思って、慣れ始めたころに兵士の方に行ってみたんですけど王様は忙しいと言われてしまって、その後秘書の方に話したんですが同じことを言われました、もしかしたらまだ警戒を解いてもらっていないと思いまして、それを考えるとだったら数年間王子と許嫁の方に魔法を教えて実績を付けてからの方があいさつしやすくなると思いまして」

すると王子は

「どうだろう、僕からも行ってみますが出来るかは分かりませんよ」

「私もお願いしてみます、先生」

「ありがとうございます」

「……」

そうしてフランダルとシュヌが王に今日の魔法鍛錬が終わったら話してくれることになった。

そして、スウはギルーツに歩きながら話しかけられた。

「スウ、やっぱり本気でするつもりなのかい?」

「ああ、気づきましたか、そうですねそれもあります、むしろそのために挨拶を敢えて断りそうな人に聞いたのですから」

ギルーツは呆れながら

「やはり、わざとダメって言いそうな人からお願いしてたんだな、王子に真っ先に行ったら挨拶をすぐに出来てしまうから、でも、もし早い方が王様とすぐにコンタクトを取れて神様も早くに証明することが出来たんじゃないのかい?」

「ギルーツ忘れてるのですか? それとも勉強不足ですか? 司教になるには年齢制限があることを?」

ギルーツはそれを聞いて

「なるほど、確かに年齢が達しなかったら司教になることはできない、でもその時の年齢になった時のために信頼関係を作っておくのも良かったんじゃないかい」

「ギルーツ、僕はこれでも村では馴染めなかった、つまりまだ人との信頼関係がきっちり最後までできるとは思っていない、だから僕は短期間だけでも信頼関係が出来ている状態のときに神様を証明することを望もうと思っている、つまりは短期決戦だ、ならお金もたまった状態且つ年齢が達している状態の方が神様を証明しやすそうだと踏んだ、それに法律も変わるからその時その時に合わせて臨機応変に対応できるように勉強しなければいけない、そのための勉強期間だと思うともったいない時間はなかったと思うよ、それに王子と許嫁様の魔法の上達を見たほうが王様もお喜びになって証明できる可能性が上がると思ったからそうしたまでだ」

ギルーツはそれを聞いて、

「なるほど、策略をめぐらしていたわけかい、確かに自分の息子が強くなっている方が嬉しいと言う気持ちで君のいうことを聞いてくれるかもしれないね」

そして、二人はその会話が終わると、まっすぐ家に帰って行った。

そして、スウは

「ついにこの年齢になった、18歳この時をどれだけ待ち望んでいたか、僕はこれでチレイたんを崇拝して生きることを世界に認められて人生を謳歌することが出来るんだな、長かった、これだけで結構長いと思えるのはやはり神様を証明することが楽しみ過ぎたんだろうな、きっと、これからは人生が早いんだろうな、全く何で楽しいことは早く過ぎ去るんだよ、休みだってそうだ早かった一日に比べ、会社で働いた方が長く感じた、だが今は夢があるからそのために頑張っているような感じではあるがな」

そんなことを言いながらスウは明日を楽しみに待っていた。

明日から王様に会えたらコンタクトを取りそして、神様の証明を出来るように王様と仲良くなることはどうすればいいのかそして証明することを許されるように持っていくにはと考えていた。

今までの思いが心の奥底から一気に放出されて引かせてしまうのは言語道断である。

「決して失礼のないようにしないとな」

スウは心に刻んで寝た。

そして、次の日

「お父様があってくださるそうですので授業の後にお話をしてください」

「良かったですね先生!」

「ありがとうございます、王子様、シュヌ様」

スウはウキウキしながらフランダルとシュヌに魔法を教えた。


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