表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でも、二次元キャラを崇拝する。  作者: 糖来 入吐
第一章転生から幼年期編
13/62

12話 『コミュ力』

「まずは僕の名前と彼女の名前を言っておこう。僕はウルセルっていう、そして彼女が」

「ユーエルと言います。これからよろしくねスウ君」

「こちらこそよろしくお願いします、スウ・アンベートと申します」

そして、孤児院にいる子ども達の紹介が始まった。

「このリザードマンの男の子がキクシャ、エルフの双子の女の子がベルダとフイダ、この獣人の女の子がジュウジャ、ホビットの男の子がフレレド、そしてさっきエルフの子がフラハイト、皆両親を魔王や人間に殺された子たちなの」

するとウルセルが

「僕は天使だから、耳を長髪で隠せるから働いてお金を稼いでいる。疲れも堪らないしね、それを使って皆で生活しているのさ」

「僕が増えても大丈夫なんですか?」

「何とかなる」

スウの疑問をウルセルが答えた。

そして、孤児院の建物で食事するところと寝るところと服を着替えるところを教えてもらった。

「体はどこで洗うんですか?」

スウは気になった聞いたら、

「風呂はないから、水浴びになるがいいかい?」

それを聞いてスウは、

「構いません、贅沢は言うつもりもないですし」

スウは、この際住める場所が確保できれば良かった。

そして、スウは自分に足りないコミュニケーション能力をこの孤児院でつけようと思った。

なぜなら、今回孤児院にお世話になるのは自分が村人と仲良く出来なかったことが原因で選択肢が孤児院に行くことになってしまったことであり、村人と仲良く出来なかったのは自分が少し裕福だったからと諦めていたことが一番の原因だ。

しかし、それは前世の頃と変わらず勝手に諦めて努力を怠ったからだとこんな境遇に置かれて気づき始めた。

(僕の神を証明することを掲げながら結局前世と変わらず同じことを繰り返してしまった。ここではさすがにコミュニケーションを磨くようにしないといざ神を作っても味方が少なすぎてすぐに壊されるだろう、なら人望も高められるようにしないといけない、そのうえでチレイたんを神と証明することを誓う、もちろん勉強も鍛錬も怠るようなことはしない)

そして、スウは積極的に孤児院の子供に関わるようにした。

「ねえ、ここで……」

「……」

他の子はスウが話しかけるとすぐにどこかに行ってしまう。

するとフラハイトが

「そりゃあお前が人間だから警戒されてんだよ、それに最初に嫌なことを言ったしな、そりゃ心を開くのも難しいぜ」

「そうだな、確かに正論を言ったと思ったが、それはあまり良くなかったのかもな、心を開いてもらってないのに生意気なこと言うやつだと思われただろうな」

そう思うと一瞬諦めそうになったが、

(おい、俺はまた諦めるのか、癖が治らんな、だったらいい印象を積み重ねていしかないだろうに)

そう思いスウは自分を奮い立たせた。

食事のとき、

「はーい、デザート持ってきたわよ」

「「「「「わーい」」」」」

子ども達が喜んでデザートを食べ始めた。

すると、

「もっと欲しい」

ジュウジャがおかわりをせがんだ。

「だめよ、もう無いんだから」

「えー、やだやだやだ」

「じゃあ僕いらないし食べたら」

スウは自分のデザートを渡した。

「え、いいの!」

「いいよ、お腹いっぱいだし」

「やったーーーー!」

ジュウジャは大喜びした。

「ありがとう、スウ君」

ユーエルはスウの頭を撫でた。

そして、

「うーーん、うーーん」

フレレドが本を取ろうとしていたが背が低いため取りにくそうだった。

「この本かい?」

スウはフレレドのとろうとしていた方を取り渡した。

「あ、ありがとう」

フレレドは照れながら言った。

他にも

ベルダとフイダが一つの水の入ったバケツにを二人で一緒に持って運んでいる。

「「う~んっ!」」

「持とうか?」

スウはそれを見て手を差し伸べる。

「「え、いいの?」」

「いいよ、別に筋力には自信あるし」

「ありがとう」

スウはそんな生活を続けていた。

そして数日が立ち

「「ねえねえ、スウも一緒に遊ぼう!」」

「スウ、手伝って!」

「スウ、これ見て!」

スウは孤児院で完全に馴染むことが出来た。

「すげえな、人間であるハンデを覆すとか」

フラハイトもさすがに驚いていた。

「ありがとう、フラハイト君の助言のおかげだ」

「いや、俺大したこと言ってないぞ」

そんなことを話していた。

そして、今日はお客様が来るそうだ。

それは来たときに言っていたたまに来る人間で亜人と普通に接してくれる人らしい

その人間はここにお金の寄付と本の寄付、そして服をしてくれるそうだ。

(あれ! ウルセルがお金調達してるんじゃないのか!)

とスウは思ったがこのことは皆には内緒にしている。

(でも食べ物はいつもウルセルが買ってくるしいいか)

と思った。

そして、森から一つの馬車が入ってきた。

(うん? あれ見覚えがあるぞ、なんだっけ?)

すると馬車から見覚えがある少年が出てきた。

ギルーツだった。

「……何で君が出てくる」

ギルーツも驚愕しながら駆け寄り

「それはこっちのセリフだ! どうして君がここにいるんだ! お母さんと一緒に暮らしてるんじゃないのか!」

と言った。

それを聞いてスウは

「え、捨てられましたけど」

と答えた。

「な!!」

ギルーツが言うにはスウは、お母様の職場に近い家で暮らすことが決まったのでそこへ引っ越すと伝わっていた。

そして、父親が送っていたお金と本はすべてお母様の家に言っているそうだ。

スウは久しぶりにこう思った。

(あのクソビッチママンが!)

「君の家に行っても、お母さんからは君は他の友達の家に言っているか出かけていると言われてしまったから嫌われていると思っていたよ」

「お母さまも考えましたね」

「感心している場合じゃない!」

そして、それを聞いていたクストは従者に

「今聞いたことをすぐに伝えて来い」

と言った。

「分かりました旦那様」

と言って従者は馬を走らせて行ってしまった。

そして、寄付するために持ってきたお金と本を運んだ。

もちろんスウも手伝った。

「スウ、村では友達が出来なかったが、ここではうまくやってるそうだね」

「昔の僕はすぐに諦める癖が治ってなかった、それはいけないことだと思い仲良くなることを考えて行動を起こそうと思った」

「そうか、ちなみに君の夢は……」

ギルーツが聞こうとすると

「健在だ」

とスウは答えた。

「そっそうか……頑張ってね」

ギルーツは引き気味に答えた。

そして、運び終わる頃にはもう夜になっていた。

調度よく夜従者が帰ってきた。

そして言いにくそうに口を開いた。

「……スウ様、落ち着いて聞いてください、育児放棄の罪でお母様が処刑されるそうです」

「了解した」

「「「「え!」」」」

スウの一言にそこにいた者たちが驚愕した。

「何を言ってるんだと思うだろうが、実はいうと僕とお母様はあまり仲が良くなかったと言うかお母様が僕を避けてた節があるからね、それにいつも帰ってくるわけじゃなかったし正直悲しみが湧かないんだよ、それに捨てられたのも大きいのかもしれないな」

それを着てフラハイトは

「僕は両親が目の前で魔王に殺されたのを見て泣いたが、君は僕たちとは違う理由で孤児になったんだな、正直僕や他の皆は君の今の気持ちは分からないだろうな」

と悲しそうに言った。

「いや、別にいいよ、分からないのは僕も一緒だし、あっでもお婆様が死んだときはさすがに泣いたか」

そして、ギルーツはクストと少し話をしていた。

そして、

「スウ、うちに住まないか」

とギルーツは言った。

スウは

「ありがたいお話ですが、整った環境ではおそらく僕は自堕落になるかもしれないし、それに他のことやっと友達になれたのでやっぱりここにいたいです」

とギルーツの申し出を断った。

(ここにいればギルーツと結婚とか言われることもないだろうし、やっぱり男と恋愛は出来ない)

本音はそれだった。

「そうか、分かったよそれならたまに来たとき、一緒に鍛錬をしようフラハイトと一緒に」

「分かりました。これからもよろしくお願いしますね」

「いつでも内は向か入れるつもりだから遠慮しないでいいからな」

クストはスウに一言言った。

そしてギルーツとフラハイトとスウは鍛錬をして

その後ギルーツとクストは帰って行った。

その後、スウは思った

(髪の毛めっちゃ伸びたな、お婆様の前では女の子って分かられてたから短く出来なかったが、今なら男の子と思われてるし短くしよう)

そして、スウはフラハイトに頼み前世でいうスポーツ刈りにしてもらった。

「ふう、スッキリ」

スウは久しぶりに髪を切って嬉しくなった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ