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前編

さらっと読み流してもらえると嬉しいです

気づいたら異世界でした。


マンガやゲームじゃあるまいし~と思われるかもしれませんが、ココは異世界『アージリア』で間違いありません


私『飛鳥咲良(あすかさくら)』の故郷でございます。

ちなみに、『飛鳥咲良』は地球の日本名で本命は『サラージュ・マリア・アスガリア』と申します。


数ヶ月前まで異世界である日本に留学していたのですが、父上が強制的に(ゲート)を開いて私を召還した(連れ戻した)のです。

まあ、私だけだったら問題はなかったのですが…

困ったことに(ゲート)が開いた時に余分な者が私に抱きついてきたので、一緒に召喚してしまったのです。


それに気づいた父上たちは慌てました。

私は父上たちに彼女を『巫女』として保護することを提案しました。

わが国には『巫女』なんて肩書きはありません。

『神官』ならいますけどね…

わが国では神殿に仕えるのは男性のみなんですよ。

だから彼女を元の世界に戻すまでの仮の肩書きだと思っていただければ…



先ほども申しましたが私一人だったら異世界の往来は問題はなかったのです。

しかし、余分な者が一緒に(ゲート)を通過したために、(ゲート)に負担がかかり修復に半年から1年掛かると魔道士たちが騒いでおりました。

異世界への(ゲート)の管理は我が『アスガリア家』が行っております。

いえ少し違いますね。

『アスガリア家』の血を引く者だけが自由に異世界への(ゲート)をくぐれるので必然的に管理を任されております。

異世界への(ゲート)は我が家の秘宝でもあります。

(ゲート)の復旧まで彼女は我が『アスガリア家』が責任を持つということで話はまとまったんですよね。

強制的に彼女を元の世界に戻せば、二度と(ゲート)の復旧ができなくなり異世界からの流通(文化・技術など)が止まってしまうので致し方ないという苦渋の判断です。



『巫女』は王宮の一室に部屋を与えられ悠々自適な生活を送っているそうだ。

まあ、彼女好みのイケメンを取り揃えたから当然だろう。


王位継承者である王太子殿下

王太子付の近衛騎士

次期筆頭宮廷魔道士

将来は宰相になるだろうと言われている宮廷文官

奇跡の腕を持つといわれる庭師


王都…いや国内で女性に人気の高い人たちを取り揃えたからな…


さて『巫女様』にはしばらく彼らとの甘いひと時を過ごしていただくことにしましょう。





お読みいただき、ありがとうございます。

誤字脱字は見つけ次第訂正いたします

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