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エピローグ

生徒会室にて……。

会長との模擬戦後、俺は晴れて生徒会の雑用として、入会した……。

「俺、雑用ですか!」

「うーん、仕方なかったの役職に空きが無かったのよ」

「まあ、地道に頑張りなさいってこと」

隣の書記席の風華が言った。

「雑用が何を地道に頑張るんだよ!」

「そんなわめかないでほしいわ……作業に支障がでるでしょう?」

今度は会長の隣副会長席に座っている竹城に言われる。

あれ? 会計は?

「あの……」

「会計は今は学校、いや日本には居ないだけよ」

と、会長が言う。

言いたい事を先に言われてしまった……。

「どこかの役職に成りたかったら最初から立候補すればよかったじゃない」

「そ、そうですよね……」

まったく、返す言葉がない……。

「さて、そろそろ解散しようかしら?」

「「「お疲れ様でした!」」」


竹城と風華に一緒に帰ろうみたいな事言われたけど、今日は疲れてたから両方とも「一人で帰る」と言って断った……。

そしたら両方ともなぜだか、ほっとしていた。


帰り道の途中。

「にしても、会長との戦闘でやけどしなかったのはある意味幸運だなぁ……」

俺は会長が思いきっり握った右手を見る……。

――しまった! 会長の能力もコピーすれば良かった!


もうすぐで家に着くから鞄から鍵を探しだす。

「……あったあった」

俺は、鍵を開けるべく、家の前に立つ……。

「あれ? 今日親は帰って来る日だっけ?」

玄関の前に立つ人影があった。

「お! 帰ってきた!」

そこに立っていたのは、小、中学校と同じだった高野友梨香たかのゆりかだった……。

「おかえりー! あれ、もしかして、ボクの事忘れた?」

「別に忘れてねーよ……」

昔から変わらない黒髪のショートカット、吸い込まれそうなぐらいくっきりとした黒眼、少しつり目で、肌は白雪のように白い。身長は俺と同じくらい。

そして変わらない「ボク」という一人称……。

こんだけ個性が強いのに忘れられるわけがない。

「ん? ボクの顔何かついてる?」

「い、いや何も!」

「……? へんな、あき、とりあえず、ここじゃ何だから、あげてよ」

一つ忘れてた……こいつ、図々しいんだっけ。

「めんどくさい、要件なんてちょっとだけだろ?」

「あ、ばれた?」


「「ちょっと待ったー!」」

どこからともなく、竹城と風華が現れた……。

「「一人で帰るんじゃなかったの?」」

なんで二回もハモってるんだよ……。

「いやこいつは家で待ち伏せてただけだよ……」

「ねぇあき? この人たち誰?」

友梨香がしゃべった瞬間二人とも同時に固まった……。

「ち、ちょっと、佐藤とあんたは、ど、どいう関係なの?」

「どうもこうも、ただの小中学校と同じだった、ま、幼なじみだよ」

二人同時にほっとしていた……事前に打ち合わせてたのか?

「ところで友梨香はなんの用事だったんだ?」

「んーっと、あきを引き抜きに来たって所かな、平たく言うと、あきさ、ボクの学校に来ない?」


どのぐらいの時間が過ぎたのだろう……実際にはほんの数秒だけしか経っていないのだが……。

「「「えぇぇえ!!!」」」

恐ろしいぐらい友梨香を除く三人はハモった……もちろん打ち合わせなんてしていない。



……To be continued!


一応 第一巻は完結です!

ご愛読ありがとうございました。

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