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01-02-00 都のシシャ、弔うは――
シエラル王国 桜都
それは、異端の都。
人々は口々に言う。
なんとも、薄汚れた都だ。……と。
しかし、知る者は口々にこう呼ぶ。
美しき理想郷。二つ目の白の都。……と。
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日が陰り、理想郷と呼ばれる白い街並みを緋色に染める時。
人々が行きかう大通り。
早く帰ろうと黒髪の少女は足を速めた。
日が無情にも沈んでいく。
沈みきる前に、早く帰らなければ。
それは、何故?
少女は角を曲って少し暗い路地に出た。
止まって後ろを振り返るが、先ほどと同じように大通りは人々が歩いている。
それに少し安堵してまた足を進める。
――何故なら
しかし、いくらもたたないうちに少女は立ち止った。
足跡が聞こえるのだ。
まるで、後を追うような。
まるで、こちらの様子を見ているような。
迷った後、意をけっし後ろを振り向く。
すると……。
大切なモノがありました。
それは、とても大切なモノでした。
だからウシナッタ時、取り戻そうと考えたのです。
取り戻さなければ、イケナイのです。
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