1.絶望と希望
突然の白血病で生きる希望を失っていた少年12歳、しかし生まれ変わり「フリス・ヴィルソン」に生まれ変わる、謎の力を手にし新たな人生を送るも度々高い壁や困難が...しかしその度成長していき、やがて...。
「急性前骨髄球性白血病ですね」
僕は、小学6年生で白血病になった。
僕は最近楽しいことばかりだった。誕生日にはゲーム機を買ってもらって友達と遊んだりした。
趣味の絵にも興が乗ってきて、将来はイラストレーターになろう!と自分の夢を決めたりした。
学校生活も充実し始めて、半年もすれば中学生、順風満帆な日々を過ごしていた。
20☓☓7月28日に家族で旅行に行った、その時に急に今までに無いような頭痛や吐き気、そして意識が無くなっていくのが分かった、目を覚ましたら横でお母さんとお父さんが泣いてた、僕はどうしたの?って喋ろうとしたけど声が出なくて、手に力も入らない。
ちょっとするとお医者さんがやってきて僕が急性前骨髄球性白血病(きゅうせいぜんこつずいきゅうせいはっけつびょう)を発症したと説明してくれた、急性前骨髄球性白血病は...と説明していたが何を言ってるのかは分からなかった、貧血や出血がどうたらこうたら、わけがわからない。
しかも自分には薬が聞きにくいらしくて治らないのかもしれないとは言っていた。
まだやり残したこと沢山あるのに...どうして僕が...、いつ死ぬかはわからない、寝て起きたら死んでいるのかもしれない...怖い、怖い怖い怖い怖い、何分経った?何時間経った?何日過ぎた?いつ死ぬのかわからない、もう目も開けてられない、ちょっと前まで普通の子供だったのに...あー意識が薄れていく...まだやり残したことがあるのに...まだ、ま、だ、
両親のすすり泣く声、名前を叫ぶ声、その声が突如と消えた。
20☓☓年9月12日17時34分、僕は死んだ。
ここは......?確か僕は死んだはず、誰だこの人達は.... 日本語じゃないし英語?でも聞いたことが無いし... ん?体が動く...けど小さい、もしかしてお兄ちゃんが良く見てたアニメの転生?っていうのをしたのかな?お兄ちゃんのアニメだとスライムに転生したりしてたけど僕は普通の人っぽい?ていうか転生って本当にするんだ、てっきりそういうアニメの中だけだと思ってた。
それにしてもお母さん美人だ。何がとは言わないけどデカイ。凄くデカイ。お父さんの方もなかなかのイケメン...、とりあえず言葉を覚えないと。
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僕が転生してから3年が経った、大体の言葉は理解した、僕の名前はフリス・ヴェンソルって言うらしい、家族構成は父と母、そして僕の3人家族、お母さんの名前がミュラ・ヴェンソル、お父さんの名前がリーズ・ヴェンソルという、ここは都市から少し離れた村らしく、ピーナ村と言って自然豊かで畑が広がっている。
そういえばこの世界には魔法があるらしい、まだ使えないっぽいけどお父さんが使っているのを見た、お父さんが何かしらを言葉にしてから手を前に付き出した、その瞬間光の粒が急に現れてそれが手の前に集まって赤く光り、俗に言うファイアーボールらしきものを飛ばした、お父さんは剣術にも長けていて村一番の剣使いらしい、よく自慢をしてくる、生まれてから今まで聞かされて飽き飽きしている。
「フリスちゃ〜ん、どこにいるの〜?」
おっと、お母さんが探している、
「あっ、いた!もうどこに行ってたの、ほらご飯食べるわよ」
「はーい」
この世界の料理は不思議な味がする、牛肉と鶏肉を混ぜて半分にしたような味だ、全体的に味が薄い。
「あ、こら!お残しはいけません!」
バレた
「だって美味しくないんだもん」
「食べないと俺みたいに強くなれないぞ!それでも良いのか?」
「良いよ別に、強くなりたい訳じゃないしー」
「そうかそうだよな、俺カッコ良くないよな」
「そんなこと無いわよほら元気出して、ねぇ?」
「うっっ」
「別にカッコ悪いって言ってないじゃん」
また泣いてる、強いんだか弱いんだか分からない男だな。
「ごちそうさまでした。」
部屋に戻るか、
「もう、お父さんったらそろそろ泣き止みなさい!」
「うん...」
なにやってんだか.........ん?何だろう...?この部屋いつもは鍵が掛かってるのに今日は掛かってない... 少し入ってみるか...階段?奥が見えないな...
「暗いな〜...あっ!」
古びた扉だな...
「失礼しま〜す」
ん?なんだろうこの部屋...あの机の上に乗ってる本は、
「魔導書?」
なんだこれ重いな、
「どれどれ、火炎華?火炎なる花よ大いなる力をもとに開花せよ?火炎華...?」
自分の体から何かが抜け行く感覚が分かる...熱い?
「うわっ!」
でかい音と共に炎が登る
「何だ!?地下室の方から煙が...!?いや、鍵はいつもかかっていたはず...とにかく...」
「なに?どうしたの?」
「って何だこれってヤバい、地下が燃えてる!!ミュラ!!水滝を!!俺は水華を放つ!!」
「わかったわ!!」
「水の加護にして大地を濡らさん、水滝!!」
「水の加護をもって花となる水を我の力としこの地に開花せよ、水華!!」
魔法を放った瞬間メラメラと燃える炎の花が咲いた...
こんなことになるなんて...
「こ、こんな...」
「フリス、そんなに悔やむな!俺が鍵を閉め忘れたのが悪い……」
「で、でも...」
僕が勝手に部屋に入ったから...
「ふぅ、良かったわね消火できて、一時はどうなることかと...」
「そうだな、あの部屋が少し燃えたくらいで済んで良かった...」
「あの... ごめんなさい...」
「フリス、お前どうやって燃やしたんだ?あの音と燃え方からしてもしかして魔法を使ったのか?」
「...多分、ごめんなさい」
「!?」
「フリス本当なの?」
「うん……」
「ちなみにどうやってやったんだ?」
「あの部屋にあった本の文字を読んだんだけど………」
「文字を読んだだけで... 本当か?」
「は、はい」
「そうか、お前に怪我がなくて良かった。それにしてもどうして鍵が...」
「フリス、気にしないでね」
「...」
こんなことになるなら部屋なんか入らなかった... 今日はもう寝よう。
「……んっ、今何時だ...」
まあこの世界は時計と言う概念じゃなくて暗いか明るいかで判断してるっぽいんだけどな、
「トイレしたい…」
ん?なんだ、声が聞こえる...
「...やっぱりあいつが詠唱したのは火炎華か?」
「けどあれは...」
火炎華..
「ああ、存在しない魔法だ...、 どういうことなんだ...」
存在しない魔法?けど実際に魔法らしきものは...って考えてる場合じゃない、トイレいかないと。
「ふぅ、それにしてもトイレの構造は似たような物なんだな...」
部屋に戻って寝よう。
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「むにゃむにゃ」
窓から黒いマントに包まれた何者か達が現れた、
「ここで間違い無いんだな?」
「はい...確かにこちらの方から反応が...」
部下のようなものがフリスに近づき魔法陣らしきものを近づけた、
バチッ
「なっ...!?」
「くそっ、やっぱり駄目か」
「どうします?こいつ...」
「触れないんじゃどうしようもないだろ...、引くぞ...」
「...はい」
黒装束に包まれた者たちは窓からさっそうと去っていく...
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「ふぁ〜昨日あんなことしたのにぐっすり眠れちゃったよ...子供の体だからか?」
とりあえずリビングに向かおう、わっ、あの部屋だ...近づきたくもない...
「フリス?」
!?
「お、お母さん...」
「あ!まだ昨日のこと気にしてるの〜?」
「い、いや、えっと...う、うん」
「もう、気にしなくていいのよ、昨日のは事故だったんだから」
「う、うん、でも...」
「でもじゃない!昨日のことは忘れちゃいなさい!!」
「...」
「ほら、そろそろご飯できるからリビングに向かって」
「うん...」
はぁ〜、昨日のことなんて忘れられないよ、あんなことしたんだぞ...
「おっ!フリス起きたか!お母さん見なかったか?」
「さっきそこですれ違ったよ...」
「そうか...もう俺は腹ペコなんだけどな...」
「ごめんなさいね、ご飯よそるだけなんだからあなたがすればよかったじゃない」
「うっ、い、いたのか...、すまない!!」
「ふふ、冗談よ、ほらご飯食べましょ」
「ふぅ...、心臓に悪いぜ...」
「あはは」
朝から騒がしいな、仲良しなんだか、
「そういえばフリス」
「!」
「今日教会に行くんだけど行くか?」
ふぅ、昨日のことじゃないのか...
「教、教会?」
「ああ、昨日の事もあったしそろそろ教会に行かないとなって」
「なんで教会に?」
「それはだな、生まれた子供が五歳くらいを超え始めると魔法を使えるようになるんだ、けどお前は三歳にして魔法らしきモノが使えただろ?だから一応教会に行っときたいんだ、まあ、お前が嫌なら別に来なくてもいいが...」
「なるほど.........、じゃあ...行って...みようかな...」
「けど、まあまあ遠いから帰るのはいつになるかわからないがな」
「え、お母さんはどうするの?」
「私はお隣さんの友達の家に泊めさせてもらうわ」
「どうする?行くか?」
「行ってみようかな...」
「よし!そしたら早く支度しろ!」
「うん!」
「その前にご飯食べちゃいなさい!」
「あ...」
教会か〜どんなところなのかな...ちょっと楽しみ、荷物の準備はどうしよう...着替えとかいるかな?
「ねぇお父さん」
「どうした?」
「何持ってけばいいかわからなくて」
「ん〜、そしたらこの短剣だけ持ってれば良いよ」
「なにこの短剣...?」
「そこら辺で買ったただの短剣だ」
「そういえばどうやって行くの?」
「そうだな...道まで歩いて、そこで馬車が通るのを待つしかないな!」
「え、馬車が通らなかったらどうするの?」
「野宿だ!」
「えぇ〜〜〜〜!?!?」
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「気をつけるのよ、フリスもお父さんから絶対に離れないでね」
「うん!」
「じゃあ行ってくる!」
「いってらっしゃーい!!」
「「いってきまーす!」」
地味に村から出て行くのは初めてだな、いつもは庭か村の中でしか遊べなかったし、お隣さんと言っても一キロくらい遠いから遊ぶ友達とかいなかったな...
「お、道が見えたぞ!」
「本当だ〜意外と近かったね」
「どんだけ遠くを想像してたんだ...」
そしたらどっちに向かうんだろう...
「えーとだな、右に行けば教会のある街、左に行けば四個村を挟んで大都市だ」
「ってことは右に行けば良いのか!」
「そうなるな!」
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太陽が真上にある...
「全然馬車通らないね...」
「普段はもっと通っているんだがな...」
「「!」」
「馬車の音だ!!」
「おお!やっと来たか!!すいませーん!!」
馬でかいな...
「大人一人と子供一人ゲドシェルダンまで」
「あいよ...」
「何分くらいかかりそうですか?」
「...三時間くらいってところだな、まあ、何もなければの話だがな...」
「何かあるんですか?」
「ボウズ、魔物って見たことあるか?」
「魔物?」
「そうだろうな、大人と子供二人だけなんだから知らないよな、魔物っつうもんはな夕方を過ぎて暗くなり始めたあたりで森やらダンジョンから出てくるのさ、三時間っつうと、つく頃には夕方を過ぎて夜になり始めるだろ?だからもしかしたら魔物が出るかもってことよ」
「なるほど...」
「大丈夫だフリス、俺がいる」
「おお、強気だねそっちの若造は」
「これでもお父さんは村一番に強いんだよね?」
「これでもって何だ、これでもって...」
「そうかそうか。しっかし最近ここら辺の魔物が強くなっててな...行けるだろうとCランク冒険者に護衛を頼んだ仲間が魔物に襲われて死んだ、Cランクもあればここら辺の魔物なら倒せるはずなんだがな...」
魔物が人を...よくあるよな、異世界物で急に魔物が強くなるパターン、どんな魔物がいるのか気になるな...
「おじさん、魔物ってどんな見た目なの?」
「それはだn」
「「!?」」
なんだ...何が起きたんだ...?おじさんの頭が...?どうして?なんで?
「ギャウギャャャャ!!!!!!!!!!」
「魔物???」
「フリス!!馬車から降りるぞ!!」
「えっ」
何だ...こいつ...トカゲ?
「フリス!!早くしろ!!」
「う、うん...」
何だあいつ...お父さんがあんな化物相手にできるのか???
「水の加護にして大地を裂かん!!水刃!!!」
魔物の腕を切った...!!けど...左腕だからあんまり効果が...
「大地の加護にして風とともに拐わん!!砂風!!!」
砂を飛ばす魔法...?そんなのじゃダメージは...
「グゥァァァァァ!!!」
どういうことだ...ダメージを受けている?
「これでトドメだ!!大地を削る大いなる力よ、砂の加護にして揺るがらん!!臺岩!!!」
...い、今のは...もの凄い衝撃と共に爆音が...ってあのトカゲのような物がいた場所に大きな岩が...
「!」
そういえばお父さんはどこに...
「フリスーー!!!どこだーー!!!」
「お父さん!!!ここだよ!!!」
「良かった...お前が無事で、大丈夫か?怪我はないか?」
「うん、なんとも無いよ...それより今のってどういう...」
「そんなことより早く行くぞ...!!太陽が隠れ始めた...」
「それってもしかして......魔物が出てくるっていう!?」
「ああ、とにかく急ぐぞ、こっからそんなに遠くないはずだ!!」
「う、うん、わかった」
やばい、どんどん日が落ちていく...このままじゃ...っ!
「馬車の...音?」
「なんだって!」
「ほら!あっちの方から光が!!」
「おーい!!おーい!!」
何だこの馬でかい上に黒い...
「すいません、途中で馬車が魔物に襲われて...乗らせてもらうことってできますか?」
「あぁ??乗りてぇだ??そんなn」
「ちょっと!お兄ちゃん!!そんな話し方したらびっくりしちゃうでしょ!!」
「あ...すいません...」
何なんだこの二人は...、妹っぽい方は長めの三つ編み、身長は140くらいかな?お兄ちゃんっぽい人はミディアムで身長はざっと175以上はありそうだ...
「良いわよ!乗って!そろそろ魔物も出てきそうだし早くね!」
「ありがとうございます!本当に馬車に乗せてくれてありがとう...!!お礼は後でいいか?あいにく襲われたときに無くなっちまって、着いてから必ず払う!!」
「あぁ、それで良いz」
「そんなもの必要ありません!魔物に襲われて大変な目にあった人からお金を貰うなんて...!」
「えぇ、せっかくお金が稼げるチャンスなnイッテェェ!!何すんだおm」
「お兄ちゃん...馬車から降りたい?」
「いいえ、すみません。」
「ふっ、冗談だよ!」
「ファシリ...!!!」
「ちょっと泣かないでよ、ってごめんって、ほら泣き止んで!」
「ファシリさんって言うんですね」
「あっ、自己紹介がまだだったね、私の名前はファシリ・コンールベルタ!でこっちの馬鹿は、」
「馬鹿ってなんだ!馬鹿って!!自己紹介くらい自分でできるわ...!コホン、俺の名前はソネ・コンールベルタ!!よろしくな!!」
「よ、よろしく...」
「ちょ、お兄ちゃん!そんながっつくと引かれるよ?」
「そ、そうか?」
「まあ良いや、で、気づいてるかもしれないけど私達は兄弟で、今向かってるゲドシュルダンで居酒屋を営んでるわ!で、」
「俺は冒険者をやっている!ランクはB-だ!!」
「...」
「なんとか言えよ!!」
「B-なんていう微妙なランクじゃ反応にも困るわよね〜」
「あははは」
「ぐぬぬぬ、B-だってめっちゃ凄いんだぞ!!」
「そうだね!お兄ちゃん!」
「何笑ってやがる!!!」
「自己紹介しても良いですか?」
「「あ、はい」」
「俺はマリラロス国出身のリーズ・ヴェンソル、結婚して今はピーナ村に住んでいる、でこいつは俺の息子でフリスって言うんだ、こいつを教会に連れて行こうとした矢先魔物に襲われてなんとか倒して今に至る」
「へー息子を教会にか、けどまだ小さくねぇか?三、四歳くらいに見えるが...」
「ああ、今はまだ三歳だ、けど、最近魔法らしきものを放ったから、もしかしたらみたいな期待を持って教会に連れて行こうかと...」
「ふっ、親バカだnグヘェェ!!いってぇな、何しやがる!」
「失礼なこと言わないの!!」
本当にお兄ちゃんなのか?妹の方がしっかりしている
「おっ!!見えてきたぜ見えてきたぜ!!」
「わぁ...!」
前を見る限り高い壁があり、壁に囲まれながらも見える巨大な建物がある、
「あれが!!」
「ああ...!」
「「「「ゲドシェルダン」」」」
初めての小説を書かせていただきました!!前書きとかも何を書けばいいかわからず...とりあえず作品の大まかな設定だけ...そこら辺も何かご意見があればありがたいです!!これからどんどん書いていく予定なので次回「2.仲間と敵」でお会いしましょう!!早くて4週間(沼って1ヶ月以上)くらいすればかけると思うので!!お楽しみにしていただけるとやる気アップします!!




