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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

玉虫色の万華鏡

最新エピソード掲載日:2026/01/07
 大自然の腕と、建国者の〈腕〉に抱かれたエイノア帝国。
 永きに渡り戦争どころか内紛すら無い奇跡は、建国者・ベイシュルファの見事な先見の明があってこそ。
 国民は皆、家を与えられ、経済的事情は関係無く等しく教育を受けられ、高度な医療も十二分に受けられる……。
 けれど、それは帝国中に蔓延る地区間差別を全て跳ね除ける事が出来れば、の話。
 貧困区とされるナッシュル地区に住む少女ラァズ・フィークだって例外ではない。
〈腕〉のせいで常闇の地区から、不安定な〈足場〉を使って〝歩き〟、養母を尾行し、変態地区長に回覧板を回し、〈第4の門〉の暴力門番達を潜り抜け、ベイファ地区にある学校へ向かう。
 この極々当たり前の毎日の登校で、下校時に同級生の死体を発見する事も珍しい話ではない。
 友達は作らないほうが身のため。大事にすべきは自分自身と自分の家族。
他に構う暇と余裕があるのなら、他人を蹴落としたほうが安全性が上がる。
 簡単では無いが単純な理屈。
 血のようなドス黒い赤髪と、右目の気持ち悪い義眼のせいで厄介事に巻き込まれまくり、人との関わりを最小限に留めてきたラァズ。
 だが、他に構う暇も余裕も金も人も持て余したベイファの貴族に、そんな理屈は通用しない。
 
―――生きたきゃ戦え。戦いたきゃ勝て。勝ちたきゃ知れ。
第一章 尾行
2026/01/07 00:00
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