♯3 自由曲
今回はあまり長くないです。
全然内容も濃くないので楽しんでもらえるかどうか・・・。
という訳で本文へどうぞ!
美也虎:「そういう予定で今日はお願い。」
響平:「わかりました。」
美也虎:「みんなでじっくり考えて決めてこいよ。」
響平:「はい。」
コンサートマスターの響平が、今日の部活の予定を聞き、プリントの束とCDを持って職員室を去っていった。
話の内容は断片的にしか聞こえなかったので林谷先生に聞きに行くか。
悠:「林谷先生、今日の予定はどうなってるんですか?」
美也虎:「コンクールの曲決めだ。」
悠:「コンクールか〜。」
美也虎:「だから、さっき響平に私のオススメの候補曲と、候補曲の詳細が書かれてある資料を渡したのさ。」
先生の机を見たら一目でわかる。普段小棚に並べてある吹奏楽曲が入っているCDがごっそり無くなっている。
一体、何曲を候補に挙げたんだろうか。
二十数枚はあった筈なのに、片手で数える位しか残ってなかった。
あの数だと今日の部活は音楽鑑賞で終わりそうだな。
悠:「そうですよね、そろそろ決めないと厳しいですね。」
美也虎:「どこの学校でも行事はあるからハンデがあるのはおなじだがな。」
悠:「大変ですね。先生も生徒も。」
美也虎:「いや、私は全然大変じゃないな。」
悠:「でも、生徒達は全国大会出場を目指してるじゃいですか。先生も頑張らないと達成できない事ですよね。」
美也虎:「確かに必死になるが、生徒程ではないな。評価されるのは演奏であって、指揮は評価されないからな。」
悠:「コンクール当日は指揮は評価なんて無いけど、当日までの合奏練習とかは大変でしょう?」
美也虎:「なんだ?来年の事がもう不安なのか?」
悠:「違う事もないですけど、そんなに大変じゃないんですか?」
美也虎:「4年前、悠が3年の頃に全国大会まで行けただろう。そのときの事を思い出してみろ。」
駄目だ。
進路が決まってないのに11月まで部活をしていた事しか出てこない。
夏を思い出すんだ。
みんなが必死に練習をしていたことしか思い出せない。
美也虎:「みんな必死だった筈だよ。誰か一人だけに負担があった訳じゃない。指揮をする悠にとってはプレッシャーだったかもしれなかったけどな。」
悠:「それがどうかしたんですか?」
わからない。
この人はいったい何を言いたいのだろうか。
美也虎:「つまり、演奏者も指揮者もお互いが苦労をする。どちらかが一方的に苦労をする訳じゃないって事だ。」
悠:「なるほど。」
何となくだが納得できる。
美也虎:「それはそうと、気になってた事だけど。私の事を林谷って呼ぶのはやめろ。」
悠:「えっ、じゃあ、水谷先生で良いんですか。」
美也虎:「旧姓で人を呼ぶな。美也虎で良い。」
何故に下の名前なんだ。
俺はそこまで先生と仲が良かったのだろか。
美也虎:「林谷って言ったら私の旦那も林谷だから紛らわしいだろう。だから美也虎って呼べ。」
悠:「何をツンデレみたいな仕方なくみたいな感じなんですか。そもそもなぜ下の名前です?」
美也虎:「初対面の人には下の名前で呼べるくせに、長年お世話になった人には下の名前で呼べないんだ〜。私の旦那には下の名前で呼んだのに。」
悠:「そこまで言うならわかりましたよ、美也虎先生。」
美也虎:「わかればよろしい。」
いつものように雑談で時間が過ぎていく。
端から見たら仕事をしろって言われてもおかしくないくらいに。
そんなこんなで数時間後。
響平:「失礼します。」
響平が再び職員室に姿を現した。
沢山のCDを持って。
響平:「林谷先生、曲が決まりました。」
美也虎:「えぇっ!早くないか。」
響平:「確かに早いですね。でも、みんなで話し合いをした結果ですよ。」
悠:「それで曲は何になったんだい?」
響平:「曲は【J.B.チャンス】作曲の【呪文と踊り】です。」
早速ですが
前話の後書きで訂正してないところがあったので書きます。
誤
[林谷 龍一]
年齢:32歳
身長:179cm
趣味:音楽、作曲、編曲
その他
主に県内でバンド講師をしている。
林谷美也虎の旦那。
林谷美也虎とは中学、高校、大学時代の先輩後輩関係。
正
[林谷 龍一]
年齢:32歳
身長:179cm
趣味:音楽、作曲、編曲
その他
主に県内でバンド講師をしている。
林谷美也虎の旦那。
林谷美也虎とは中学、高校時代の先輩後輩関係。
もし
林谷龍一先生と林谷美也虎先生が同じ大学に行っていたのなら、音楽大学か工業大学のどちらかが二人の母校ということになり、どちらか片方は今の仕事はすることができません。
だから
本当は龍一先生は音楽大学出身で、美也虎先生は工業大学出身という設定になるので前話の後書きは誤りとなります。
本当に申し訳ありません。
今回はキャラ説明をする必要がないのでちょっとした裏話を載せておきます。
この作品は
大きく分けて3部作の小説にする予定です。
因みに、この顧問編は第3部です。
いきなり最終かよ!
って思う人も居ると思います。(というかほぼ全員ですね。)
初期設定では全作をゲームにしようと計画していたんですけど、ゲームを作るのわりと難しいです。
現在、第1部は小説化していて顧問編と並行して書こうかなと思っています。
正直、第1部はある程度設定を考えてあるし、話も少しは書いてあるので、小説化したら顧問編を追い抜いてしまうでしょうね。
近々投稿すると思うので、もし機会があれば呼んでいただけたら幸いです。
ひよっこなアマの小説家ですが、これからも宜しくお願いします。