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ねこ増殖  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第5話 ねこ



 三匹の猫を家の中で愛でる至福の光景。


 それは。


 夢だったようだ。


 朝起きたら、家の中に猫などいなかった。


 私は少しがっかりした気持ちになった。


 時計を見上げながら、今日の休日はどう過ごそうかと考えた。


 しかし、時計の時刻は無情だった。


 ほぼ一日も寝ていたらしい。


 やりたい事があったため、私はがっかりした。


 しかし、その代わり楽しい夢を見る事ができたので、そこまで落ち込んではいない。


 明日は平日。


 仕事帰りに保護猫施設に行って、猫のために頑張らなければ。


 怪我をした猫達も、きっともう元気になっているはずだから。

 体力がいるだろう。


 そのために、ゆっくり休んで英気を養っていたと、そう思う事にしよう。



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