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8・夜会 女の闘い

大変長らくお待たせいたしました!


長く空いたのでさらっと人物のおさらい。


オリヴィア・コリンズ→コリンズ伯爵家長女

レイモンド・カティー→カティーニ公爵家嫡男=オーウェル子爵(卿)


婚約を結んだ二人ですがまだ大々的には知られていない状況。



ではどうぞー。

 ついに夜会の日がやってきた。

 広い会場の中で人々の注目は一人の男に向けられていた。


「もうお聞きになった?」

「何のこと?」

「オーウェル卿のことよ。ついに婚約なさったそうよ」

「え?あのオーウェル卿が?お相手はどなた?テルトン侯爵家のアトリス様?それかスチュアート侯爵家のソフィア様かしら?」


 今名前が挙がった二人の侯爵令嬢が、レイモンドと婚約したがっているということは有名な話だった。

 どちらの令嬢も自分の美貌に自信を持ち、家柄も悪くないことから自分こそがカティーニ公爵家嫡男のレイモンドにふさわしいと本気で考えていた。

 実際この二つの家はカティーニ侯爵家に婚姻の打診をしており、最終候補者にも残っていた。

 まあ、レイモンドが選んだのはオリヴィアだったわけだが。

 侯爵令嬢は二人とも多少我儘ではあったが、ある意味人に傅かれ、人を使うことに慣れていた。

 まだあまり社交の場に顔を出さない王女殿下を除けば、公爵家に娘がいない今、事実上侯爵令嬢の二人は若い世代の女性の社交界の中心でもあった。


「そう思うでしょう?でも違うらしいの」

「違う?ではどなたが?」


 あの二人を押し退けて名乗りを上げる猛者とは一体誰なのか。


「それが、コリンズ伯爵令嬢だそうよ」

「コリンズって……あのオリヴィア様?」

「そう、そのオリヴィア様よ」


 コリンズ伯爵令嬢オリヴィアと言えば優秀な者しか入学を許されない王立学園において、学園始まって以来の才媛と言われた女性だ。

 学園を卒業後は王宮に引き抜かれて王女殿下の侍女になるのではないかとのもっぱらの噂であったが、そういえばここ最近話題にも上らない。

 元々頭の良さだけが目立ち、地味な印象しか持っていなかった。

 よほどのことがなければ名前すら出てこない、それがオリヴィア・コリンズという女性だったはずだ。


 別の場所でも令嬢たち数人により同じような会話がされていた。

 そこにはテルトン侯爵令嬢のアトリスもいた。


「アトリス様。きっと何かの間違いですわ」

「そうよ、そうよ。だってオーウェル卿のお相手がコリンズ伯爵令嬢だなんておかしいですもの」

「ええ、ええ。あんな地味な方とオーウェル卿ではつり合いが取れませんわ」

「そうですわ。アトリス様のような華やかな方こそオーウェル卿に、後のカティーニ公爵夫人に相応しいというものです」

「まあ!ありがとう。けれどそんなことを言ってはコリンズ伯爵令嬢が可哀想だわ。持って生まれたものは仕方がないもの。どうにもならないことってあるでしょう?神様だって時には失敗してしまうものよ?私はたまたま恵まれただけですもの」


 庇っているようで全く庇っていない。

 暗にオリヴィアの容姿は神様の失敗=可哀想だと言っている。

 テルトン侯爵令嬢アトリスは輝くような赤毛とエメラルドのような緑色の猫のようにややつり上がった目を持つ美人だ。

 見た目通り気が強いが、それは自分の美貌に絶対の自信を持っているからでもある。

 今までのアトリスはオリヴィアに対して何の興味も無かったが、今は違う。

 レイモンドとオリヴィアの噂は全く信じていなかったが、自分のものになるはずのレイモンドと関係を噂されただけでも腹立たしく、オリヴィアを目障りだと思っていた。

 自分の害にならず目立たずにいる時には向けられなかった敵意が、レイモンドとの噂が立ったことにより向けられるようになった。


(コリンズ伯爵令嬢ですって?冗談じゃないわ。あんな顔もはっきりと思い出せないような頭でっかちな女がオーウェル卿のお相手のはずないじゃない。一回断られたくらいで諦めるものですか!彼と結婚するのはこの私よ!)


 笑顔の下でオリヴィアを馬鹿にする彼女たちの元へ、また別の令嬢たちがやってきた。


「あら、ごきげんようアトリス様。楽しそうねえ。何のお話?」


 数人の令嬢を従えてやってきたのはスチュアート侯爵令嬢ソフィアだった。


「……あら、ソフィア様。ごきげんよう。大したお話じゃありませんのよ?オーウェル卿のお相手について少々」

「まあ、あのお噂?おやめになった方が良いのではなくて?あんな根の葉もない噂話を信じていてはオーウェル卿に失礼というもの。あの噂で一番迷惑を被っているのはきっとオーウェル卿ですもの」


 言外に噂の相手があのオリヴィアではレイモンドも迷惑だろうと言っている。

 このソフィアもまた噂を信じていない一人だった。

 ソフィアは艶やかな黒髪にアメジストのような紫色の大きな垂れ目を持つ、アトリスとは真逆の印象を与える美人だ。

 この二人が揃うと笑顔の下で舌戦が繰り広げられることもしばしばあり、互いにレイモンドの妻になるのは自分だと牽制し合っていた。

 ある意味似た者同士なので、自分のライバルになるのはこの女しかいないとも思っている。

 互いにカティーニ公爵家に婚姻の打診をしていることは知っていたが、結果がどうなったのかは知らなかった。

 ただどちらもレイモンドと婚約したのだと自慢してこないことから、上手くいかなかったのだと何となく察してはいた。

 そこをつつこうものなら自分もつつかれるので互いに何も言わないが。

 少なくとも自分たちを差し置いて他の女がレイモンドの相手に収まるなど考えてもいないのである。

 今日だって本当に婚約したのなら、その相手と一緒に夜会に来るはずだが、レイモンドは親であるカティーニ公爵夫妻とともに出席していた。

 おそらくこの後登場する王女殿下のダンスの相手を務めるために違いないと彼女たちは思っている。

 レイモンドとオリヴィアの噂も、結婚適齢期にもかかわらず婚約者も作ることの出来ないオリヴィアが、わざと噂を流させていると思っていた。

 ただの噂であったとしても、レイモンドと噂になるほどの令嬢は一体どんな人なのだと注目を浴びることはできる。

 オリヴィアが聞いたら「そんなくだらないことに時間を掛けるなんて……暇なのねえ」と言いそうではあるが。

 噂話の中には、レイモンドとオリヴィアがあのメゾン・トリヴァータに共に行きドレスを仕立てたという本当の話もあったが、それに関してもカティーニ公爵家の嫡男であるレイモンドがわざわざ店まで足を運ぶはずがないと本気で思っているので全く信じていなかった。


「あら?ソフィア様はオーウェル卿にご関心が無いのね」

「ふふっ、いやだわアトリス様ったら。私はただオーウェル卿の心情を慮っているだけですわ。それに……噂話に踊らされるようでは公爵夫人なんて務まりませんもの」


 ソフィアは扇で口元を隠しアトリスを馬鹿にしたように笑う。

 一触即発な空気の中、少し離れた場所から「オリヴィア、久しぶりね」という声が聞こえ、皆の視線は一斉にそちらに向かった。

 身の程知らずがやってきたとう視線を向けたはずの彼女たちは顔を見合わせた。

 オリヴィア・コリンズはあのような令嬢だっただろうか、と。


「あれが、コリンズ伯爵令嬢……?」

「違う方ではありませんの?だって彼女はもっと、こう」


 地味だったはずだ。

 栗色の髪にほぼ黒と言っていい瞳はたしかに彼女が持つ色に違いない。

 ドレスや流行の知識はあるくせに、自分を着飾ることのない地味な女のはずだった。

 けれど今日の彼女は少し違う。

 派手過ぎない化粧を施し、流行に沿った形のドレスを身に纏ってはいるが、色は今流行りの原色に近い色ではなく淡いグリーン。

 それがまた落ち着いた色合いの彼女によく似合っていた。


「あんなにお綺麗な方だった?」

「まさかあの噂は本当でしたの?」

「……っ」


 噂は本当だったのかと言った令嬢をアトリスはぎっと睨んだ。

 アトリスもソフィアも気づいてしまった。

 オリヴィアの耳と首元で輝く宝石が琥珀色だということに。

 あれらのアクセサリーがもし男性から贈られたものだとしたならば……。

 所詮は噂話でオリヴィアなどありえないと思っていたはずなのに、なぜか今はそう思えなかった。

 今彼女たちが見ているオリヴィアは今までのオリヴィアとは違う。

 きちんと確認すればあのオリヴィア・コリンズに間違いないことは分かるが、いつもよりも堂々としていて、とても美しい。

 決して派手だという装いでもないのに立ち振る舞いが綺麗なせいか、妙に引き付けられる美しさがある。

 今ならば誰が彼女を見ても地味な令嬢などとは言わないだろう。

 実際オリヴィアの周りにいる男性たちもちらちらと彼女を気にしている様子が見て取れる。

 その中の一人が友人と談笑するオリヴィアに声を掛けようとしたところで、「リヴィ!」とオリヴィアを親し気に呼ぶ男性の声が通った。

 人込みを器用にかき分けて足早にやってきた男性を見てアトリスたちは固まった。


「レイ様。お待たせしてしまいました?」

「君を待っている時間はいつも長く感じるからね。迎えに行けなくてすまない」


 レイモンドはオリヴィアと言葉を交わすと彼女の頬に笑顔で口付けを一つ落とす。

 その行動に周りがざわついた。

 女性に対しては常に無表情だったレイモンド・カティーニが笑っている。しかも口付けまで。


「お気になさらないでください。お忙しいことは承知しておりますもの。それよりも……今日のレイ様はいつにも増して素敵ですわね」


 口付けを当たり前のように受け入れたオリヴィアがレイモンドの装いを褒めると、彼はまた嬉しそうに目を細めた。


「ありがとう。リヴィもとても綺麗だよ。その姿を一番初めに見た者に嫉妬してしまいそうだ」

「まあ、レイ様ったら」


 言葉を交わす二人はどこからどう見ても仲睦まじい恋人同士だった。

 あの噂は噂ではなく真実だったのだと人々が認めるまでに時間は掛からなかった。

 元からいたオリヴィアの友人も初めは驚いた様子だったが、オリヴィアがレイモンドに自分の友人だと紹介をした後からは和やかに会話に加わっていた。

 その様子に扇の下でアトリスとソフィアはぎりぎりと歯を噛みしめる。

 自分たちの眼中にも無かった女がレイモンドの隣にいる。

 その友人だというだけでレイモンドから声を掛けられる女も気に食わない。

 到底認めることなど出来なかった。

 実際のところ、この二人が認めようが認めまいがどうでも良いのだが。

 悔しさと憤りを笑顔の下に隠して二人はゆっくりとレイモンドとオリヴィアの元へ近づいて行った。

 それに気づいたオリヴィアは一緒にいた友人に「また」と声をかけ、離れるように促した。

 面倒くさい予感しかしなかった。


「オーウェル卿、お久しぶりでございます」

(ふぅん。上手いこと着飾ってはいるけれどやっぱり私の方が上ね。持って生まれたものが違うのだもの。当然だわ)

「ずいぶんと楽しそうですわね。私たちも混ぜてくださらない?」

(女に大事なのは知識よりも華やかさよ。オーウェル卿だって私とこの子を見くらべればどちらがご自分の隣に相応しいか分かるはずだわ)


 オリヴィアを見定めるようにじっとりと眺めて威圧するが、オリヴィアはその顔に微笑みを乗せたまま怯む様子が無いことがまた二人を苛立たせた。


「オーウェル卿、今日は一段と素敵ですわ。私見惚れてしまいましたもの。……ところで、そちらの可愛らしいお嬢さんはどなたでしょう?ご紹介いただけますか?」


 レイモンドに対しては賛辞を述べ、オリヴィアには誰もが名を知っている自分とは違い、お前など名乗らなければ誰かも分からない存在だと仄めかす。

 そんな彼女たちにレイモンドはオリヴィアに向けていた笑顔はどこへ行ったと言うくらいの無表情で紹介した。


「ああ、私の婚約者となったオリヴィア・コリンズ伯爵令嬢だ。オリヴィア、こちらはソフィア・スチュアート侯爵令嬢にアトリス・テルトン侯爵令嬢だ――と言ってもご令嬢のことなら君の方が詳しいかな?」


 レイモンドはオリヴィアのこめかみに口付けるふりをして、耳元で「婚約者の最終候補に残っていた二人だ」と言った。

 今まで自分の他に誰が候補だったのかは聞いたことがなかったオリヴィアだが、レイモンドの言葉を受けて「なるほど、これが倒すべき相手か」と気を引き締めた。

 元々この二人は自分たちの世代では有名であったし、レイモンドを狙っているということは有名だった。


「どうでしょう?実はあまり面識がなくて。お言葉を交わすのはこれが初めてですわ。この度レイモンド様と婚約を結びましたコリンズ伯爵家のオリヴィアと申します。以後お見知りおきくださいませ」


 オリヴィアは上品な笑顔を浮かべてそう言った。


「たしかにあまりお見かけしたことはございませんわね。私、数多くのお茶会に参加したり自ら開いたりしておりますけれど、コリンズ伯爵令嬢はあまり参加されていないようで」

「それではこの先大変でしょうね。社交の場に出ることは爵位を持つ家の妻としては大切な事ですわ。コリンズ伯爵令嬢もぜひ参加された方がよろしいわ」


 アトリスとソフィアは社交の場にあまり出ないオリヴィアを貶めようとしていた。

 社交もろくにこなせないなんて公爵家に嫁ぐ者として不適合ではないのかと言いたいのだ。

 自分たちならばお茶会や他の貴族との関わりにも慣れていて、オリヴィアよりも適しているとでも言いたいのだろう。

 けれど、彼女たちの言い分はそもそも根本から間違っていた。


「ええ、私も社交は大事だと思います。ですから有意義な時間を過ごせるお茶会には参加させていただいておりますの。ご安心くださいませ」

「……どういう意味かしら?」


 オリヴィアはお茶会に出席しないわけではない。

 お茶会は貴族の女性たちにとって大切な情報交換の場でもある。

 どこどこの領で何が起こったや、誰々にどんな事が起きたなど情勢を知るにはもってこいなのだ。

 だからこそオリヴィアはきちんと選別し、有意義だと思えるものにはしっかり参加していた。

 つまりアトリスやソフィアが多く顔を出すお茶会はオリヴィアにとって有意義でも何でもないものだということだ。

 彼女たちがメインとなるお茶会は、そのほとんどが誰かの醜聞に関する噂や陰口だった。

 その場に参加した者を一人、槍玉に挙げるということもあった。

 オリヴィアも数回参加したことはあるが、その度に大した情報を得ることも出来ず、延々と続く人の陰口を笑いながら聞く人たちから距離を置くのに苦労したという思い出しかない。

 そしてそういう会に参加する者に限って伴侶以外に愛人や恋人を望む者が多かった。

 根本的に自分とは合わないと感じた。

 だからオリヴィアが参加するのは親しい友人との小規模なお茶会や、一世代、もしくはそれより上の世代の、すでに結婚している貴族のご夫人方が集まるような会になっていた。

 オリヴィアが参加するような会の参加者たちは、どのような内容の会話にも付いてくるオリヴィアの知識の広さを褒め、彼女を可愛がってくれている。

 その反面、低俗な内容の話しかしないお茶会を白い目で見ている者も多かった。

 噂話や、陰口も時にはストレスを発散するためには良いかもしれない。

 けれどそればかりだったり行き過ぎたものはやはり褒められたものではないのだ。


「言葉通りの意味ですわ。『人の成長の最大の敵は時間である。ただし時間は誰にでも平等だ。それとどう向き合うのかはその人次第なのである』って著名な作家も申しおりますでしょう?今後お茶会などでご一緒できれば嬉しいですわ。時間は有限ですもの。ね、レイモンド様」


 くだらないお茶会ばかり開いているようでは会うこともないけれど、とオリヴィアは思う。


「ああ、グレファス・ドドルの著書の一節だね。私といる時間も有意義だと思ってもらえるよう努力しないといけないな」

「まあ、ふふふ。レイモンド様といる時はいつでも幸せで、心が動かされますの。情緒の成長に一役買っていますわよ?」

「それは良かった」


 レイモンドは先ほどまでの無表情を一変させ、柔らかい笑顔をオリヴィアに対して向けた。


「そうだわ、レイモンド様。お義母様はどちらにいらっしゃいますか?装いの為にメイドをお貸しくださったお礼を申し上げたいのですけれど」

「ああ、向こうにいるから行こうか。――では皆さん、私たちはここで失礼します」

「失礼いたします」


 オリヴィアの腰を取ってエスコートする姿は優雅の一言に尽きた。

 残されたアトリスやソフィアたちは扇の下で唇を噛み締める。

 何とかの著書って何だ。

 記憶の端にあるのは分厚くて読み始めることすら嫌になる本だったような。

 オリヴィアを貶め、自分をアピールするつもりが、オリヴィアを怯ませることすら出来ず、逆に賢さと二人の仲を見せつけられて終わった。

 悔しさを堪えて顔を上げた時にはすでに二人の姿は遠くの方にあった。



ご無沙汰しております。

更新遅くなりましてすみません。

女の戦いと言った割に大して戦いませんでした(笑)


読んでいただきありがとうございます。

ブクマや評価、感想にいいねもとても嬉しいです(*´▽`*)

頑張るぞーい。



ここから宣伝を少し。

『私の名はマルカ』が書籍化となりまして、2022年5/6に発売となります。

気が向いたら手に取ってくださいませ~。

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よろしくお願いします。



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[気になる点] あとがきは誤字報告機能では対応してくれないので。 >女の戦いと言った割に対して戦いませんでした(笑) ですが、「大して」かしらと。 [一言] 更新ありがとうございます。 マルカちゃ…
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