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(^ω^)【ようです】のようです

(^ω^)【北の国からヒッチハイクで東京に行こうとするバカ】のようです

作者: 日曜日夕
掲載日:2020/03/18



     【南 つれてって。】



  ('A`)「……」



(・∀・)「……」



  ('A`)「誰も止まってくれねぇな」



(・∀・)「なんでだろうな?」



  ('A`)「この看板がダメなのかな?具体性が無くて」



     【南 つれてって。】



(・∀・)「男2人ってのがダメなんじゃない?女が居ないから」



  ('A`)「んだよ、日本のドライバーは下心しか無いな」



(・∀・)「その心は?」



  ('A`)「情がない」



(・∀・)「上手い!だから自販機でコーヒー買ってきて。あったか~いの」



  ('A`)「自分で行けよ」



(・∀・)「芯が冷えて動けないんだしん」



  ('A`)「じゃあ看板持ってて」



(・∀・)「え?嫌だ寒い」



  ('A`)「自分から動けや」



(・∀・)「自分から動けていたらこんなところでヒッチハイクしてませんよ」



  ('A`)「その心は?」



(・∀・)「自動しやらない」



  ('A`)「3点」



(・∀・)「何点中?」



  ('A`)「50億点」




その時、キキィッと言うブレーキ音が、雪の向こうから飛び込んできた。



二人が視線を国道に戻すと、そこに居たのは一台のバンであった。



  ('A`)「えッ?」



(・∀・)「もしかして……?」



やがて、スモークの入ったウィンドウがゆっくりと開き、呆れたような男の顔が現れた。



(^ω^)「何してんだお前ら、北海道の真ん中で」










5分後、二人はおっさんの運転するバンに乗っていた。



  ('A`)「いやぁ~ありがとうございます」



(・∀・)「あのまま凍え死ぬと思いましたよ」



(^ω^)「豪雪地帯でヒッチハイクとか馬鹿じゃねぇの?」



  ('A`)「実は北海道には旅行に来てたんですよ」



(^ω^)「へぇ~。でもスキーにしちゃ軽装だな」



(・∀・)「聖地巡礼です」



  ('A`)「五郎の家には入れませんでした'20冬」



(^ω^)「そこまでファンなら夏に来いよ」




※五郎の石の家は冬季閉鎖です。

2020年の営業時間は下記になります。


4月19日~9月30日 AM9:30~PM18:00(最終入場PM17:30)

10月1日~11月上旬 AM9:30~PM16:00(最終入場PM15:30)


入場料:大人500円・小学生300円


参考文献:一般社団法人 ふらの観光協会(2020)「五郎の石の家・最初の家」,

<ttps://www.furanotourism.com/sp/jp/spot_D.php?id=401>(参照2020-03-18).




  ('A`)「まぁそれでも、色々観光してたんですけど」



(・∀・)「金が底をついてしまって……」



(^ω^)「馬鹿なんか?」



  ('A`)「まぁ」



(^ω^)「否定しろや。怖いだろ」



(^ω^)「で?南ってどこまで行くつもりなん?」



(・∀・)「あ、東京までお願いします」



(^ω^)「馬鹿なんか?」



(・∀・)「ええ」



(^ω^)「否定してくれや。怖いだろ」



(・∀・)「コーヒー代ぐらいは出しますよ」



(^ω^)「ガソリン代と謝礼を出せ」



(・∀・)「あ、もう70円しかないわ」



(^ω^)「コーヒー買ってんなハゲ」



(^ω^)「つーか、俺札幌までしか行かないからな」



  ('A`)「えぇッ!?俺たちヒッチハイカーですよッ!?」



(^ω^)「ヒッチハイカーだからなんなんだよ」



  ('A`)「ハイカーはハイクした車の行き先を決められるんですよねッ!?」



(^ω^)「それはヒッチハイクと違う」



(^ω^)「カージャックや」



  ('A`)「えぇ……マジかよ。俺てっきり東京まで行けるのかと……」



(・∀・)「とんだ貧乏くじ引かされたぜ」



(^ω^)「お前らここで降ろすぞ」



  ('A`)「こんな豪雪の中で!?殺す気ですかッ!?」



(・∀・)「あッ!僕たちお土産でかぼちゃ買ったんですよ!」



(・∀・)「富良野のかぼちゃ、美味しいですよ!」



(・∀・)「かぼちゃ差し上げますから!このまま乗せてってください!」



(・∀・)('A`)「すいやせんしたッ!!」



(^ω^)「誠意ってなにかね?」



  ('A`)「あッ!じゃあ僕歌います!」



  ('A`)「これでも東京ではシンガーなんすよ」



(・∀・)「主に平日の昼間、代々木に出現してます」



(^ω^)「働け」



  ('A`)「運転手さんこのバンに~」



  ('A`)「僕ら乗せてくれないか~」



(^ω^)「じゃあ、行き先はどこでもいいな?」



  ('A`)「いや、東京で」



(^ω^)「はい、札幌行きまーす」



  ('A`)「こんなはずじゃなかったのに……」



(・∀・)「かぼちゃとコーヒーの何が不満なんだ。業突く張りが」



(^ω^)「お前らホント誠実さのかけらも無いな」






約3時間後(国道452号・道央自動車道経由)






(^ω^)「ほら、札幌だ」



  ('A`)「ここからどうしろって言うんですかッ!?」



(・∀・)「僕たちお金ないんですよ!?」



(^ω^)「知らん。体で稼げば?」



  ('A`)「!!そうか!!この俺の歌で、人々を魅了すれば!!」



(・∀・)「投げ銭ガッポガッポ!!」



  ('A`)「ガッポガッポ!!」



(・∀・)「じゃあ、俺はかぼちゃの叩き売りで!!」



  ('A`)「ガッポガッポ!!」



(^ω^)「めでたい奴らだな……」



  ('A`)「おっちゃん!ありがとう!」



(・∀・)「俺たち、頑張るよ!」



(^ω^)「おう。二度とその面見せんなよ」



  ('A`)「また、会いにゆきます!!」



(・∀・)「お礼に参ります!!」



(^ω^)「馬鹿野郎!!怖いこと言うなや!!」



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