(^ω^)【北の国からヒッチハイクで東京に行こうとするバカ】のようです
【南 つれてって。】
('A`)「……」
(・∀・)「……」
('A`)「誰も止まってくれねぇな」
(・∀・)「なんでだろうな?」
('A`)「この看板がダメなのかな?具体性が無くて」
【南 つれてって。】
(・∀・)「男2人ってのがダメなんじゃない?女が居ないから」
('A`)「んだよ、日本のドライバーは下心しか無いな」
(・∀・)「その心は?」
('A`)「情がない」
(・∀・)「上手い!だから自販機でコーヒー買ってきて。あったか~いの」
('A`)「自分で行けよ」
(・∀・)「芯が冷えて動けないんだしん」
('A`)「じゃあ看板持ってて」
(・∀・)「え?嫌だ寒い」
('A`)「自分から動けや」
(・∀・)「自分から動けていたらこんなところでヒッチハイクしてませんよ」
('A`)「その心は?」
(・∀・)「自動しやらない」
('A`)「3点」
(・∀・)「何点中?」
('A`)「50億点」
その時、キキィッと言うブレーキ音が、雪の向こうから飛び込んできた。
二人が視線を国道に戻すと、そこに居たのは一台のバンであった。
('A`)「えッ?」
(・∀・)「もしかして……?」
やがて、スモークの入ったウィンドウがゆっくりと開き、呆れたような男の顔が現れた。
(^ω^)「何してんだお前ら、北海道の真ん中で」
5分後、二人はおっさんの運転するバンに乗っていた。
('A`)「いやぁ~ありがとうございます」
(・∀・)「あのまま凍え死ぬと思いましたよ」
(^ω^)「豪雪地帯でヒッチハイクとか馬鹿じゃねぇの?」
('A`)「実は北海道には旅行に来てたんですよ」
(^ω^)「へぇ~。でもスキーにしちゃ軽装だな」
(・∀・)「聖地巡礼です」
('A`)「五郎の家には入れませんでした'20冬」
(^ω^)「そこまでファンなら夏に来いよ」
※五郎の石の家は冬季閉鎖です。
2020年の営業時間は下記になります。
4月19日~9月30日 AM9:30~PM18:00(最終入場PM17:30)
10月1日~11月上旬 AM9:30~PM16:00(最終入場PM15:30)
入場料:大人500円・小学生300円
参考文献:一般社団法人 ふらの観光協会(2020)「五郎の石の家・最初の家」,
<ttps://www.furanotourism.com/sp/jp/spot_D.php?id=401>(参照2020-03-18).
('A`)「まぁそれでも、色々観光してたんですけど」
(・∀・)「金が底をついてしまって……」
(^ω^)「馬鹿なんか?」
('A`)「まぁ」
(^ω^)「否定しろや。怖いだろ」
(^ω^)「で?南ってどこまで行くつもりなん?」
(・∀・)「あ、東京までお願いします」
(^ω^)「馬鹿なんか?」
(・∀・)「ええ」
(^ω^)「否定してくれや。怖いだろ」
(・∀・)「コーヒー代ぐらいは出しますよ」
(^ω^)「ガソリン代と謝礼を出せ」
(・∀・)「あ、もう70円しかないわ」
(^ω^)「コーヒー買ってんなハゲ」
(^ω^)「つーか、俺札幌までしか行かないからな」
('A`)「えぇッ!?俺たちヒッチハイカーですよッ!?」
(^ω^)「ヒッチハイカーだからなんなんだよ」
('A`)「ハイカーはハイクした車の行き先を決められるんですよねッ!?」
(^ω^)「それはヒッチハイクと違う」
(^ω^)「カージャックや」
('A`)「えぇ……マジかよ。俺てっきり東京まで行けるのかと……」
(・∀・)「とんだ貧乏くじ引かされたぜ」
(^ω^)「お前らここで降ろすぞ」
('A`)「こんな豪雪の中で!?殺す気ですかッ!?」
(・∀・)「あッ!僕たちお土産でかぼちゃ買ったんですよ!」
(・∀・)「富良野のかぼちゃ、美味しいですよ!」
(・∀・)「かぼちゃ差し上げますから!このまま乗せてってください!」
(・∀・)('A`)「すいやせんしたッ!!」
(^ω^)「誠意ってなにかね?」
('A`)「あッ!じゃあ僕歌います!」
('A`)「これでも東京ではシンガーなんすよ」
(・∀・)「主に平日の昼間、代々木に出現してます」
(^ω^)「働け」
('A`)「運転手さんこのバンに~」
('A`)「僕ら乗せてくれないか~」
(^ω^)「じゃあ、行き先はどこでもいいな?」
('A`)「いや、東京で」
(^ω^)「はい、札幌行きまーす」
('A`)「こんなはずじゃなかったのに……」
(・∀・)「かぼちゃとコーヒーの何が不満なんだ。業突く張りが」
(^ω^)「お前らホント誠実さのかけらも無いな」
約3時間後(国道452号・道央自動車道経由)
(^ω^)「ほら、札幌だ」
('A`)「ここからどうしろって言うんですかッ!?」
(・∀・)「僕たちお金ないんですよ!?」
(^ω^)「知らん。体で稼げば?」
('A`)「!!そうか!!この俺の歌で、人々を魅了すれば!!」
(・∀・)「投げ銭ガッポガッポ!!」
('A`)「ガッポガッポ!!」
(・∀・)「じゃあ、俺はかぼちゃの叩き売りで!!」
('A`)「ガッポガッポ!!」
(^ω^)「めでたい奴らだな……」
('A`)「おっちゃん!ありがとう!」
(・∀・)「俺たち、頑張るよ!」
(^ω^)「おう。二度とその面見せんなよ」
('A`)「また、会いにゆきます!!」
(・∀・)「お礼に参ります!!」
(^ω^)「馬鹿野郎!!怖いこと言うなや!!」




