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週刊起源通信  作者: 円雅
3/8

白い肌の男

むかしむかし。


とある村に、それはたいそう肌の白い男がおりました。


他の村人と同じに野良仕事をしても、その男の肌は日に焼けることは無く、まあ赤くなることはありましたが、黒くなることはありませんでした。


男はそれを内心自慢に思っておりました。


若い娘がいる時はもちろん、衿を開け袖をまくり、その白い肌を見せつけましたし、それは見目麗しいと評判の庄屋の女房の前でも行われました。


ある日のその庄屋の女房との逢瀬の後のことでございます。


その男と庄屋の女房は共に風呂に入っておりました。


庄屋の女房は男の白い肌をたいへん気に入っておりましたので、自分の美容法を男に試したのでございます。



神様は怒りました。



「それ光毒性あるから!!」



神様の怒りはその白い肌の男に降り注ぎ、男はもやしにされてしまいました。


悲しんだ庄屋の女房が泣きながらそれを茹でて和えたのが、きゅうりともやしの和え物の始まりとされています。





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