表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年よ真の男となれ!!  作者: ナゴミ
7/13

第一章 モンスターとともに 第五話 修行の始まり

黒いスライムだが今は褐色肌の美少女へ姿を変えているレイシアが真剣な表情で

俺と赤髪の美少女獣人族リンに対して説明を始めた。

「それじゃあ説明するね。僕を救ってくれた人族が攻めるダークエリアはここから南東炎の魔族クラウン

のダークエリアだよ。なんでも人族の間で三年魔王討伐計画が始まっているらしくて、

勇者が一週間後に神殿に召喚されて約三年間の訓練を受けたのちダークエリアを攻めるみたい。」


勇者召喚がこの世界にもあるのか。俺はふと疑問に思った、

「あれ、俺はてっきり今すぐに助けに行くのかと思ったけど。」

するとレイシアが横に首を振って、


「さすがに今の僕たちだと助けに行ってもすぐに魔族にやられちゃうよ。

だから三年後に戦いが始まるのは運が良かったかもしれないね。この三年間で僕たち三人は

魔族に対抗しうる力を手に入れるために修行できるから。」

なるほどな、今の俺とかレイシアじゃ魔族に勝てそうもないからな。リンは知らんが。

そういえばリンが戦っているところは見たことないな。俺がリンを見ていると。

何こっち見てうざいんだけどと言ってきた。なんだこいつ!と思っているとリンが、


「思ったんだけど私ミノルがどれくらい強いか知らないんだけど。」

と不思議そうな顔で訪ねてきた。それはねとレイシアが説明してくれるようだ。

そうだ俺の強さをリンに言ってやれ!と俺は期待のまなざしでレイシアを見た。

「僕と互角以上に戦えるくらいだよ」

「うん、弱いね。雑魚だね。」俺はリンに殴りかかろうとした。


しかし華麗に交わされてしまった。こいついつも準備してるのか!?

「そんな雑魚のパンチ食らうわけないでしょ!レイシアと同じくらいってことは雑魚だね。」

こいつ好き勝手言いやがって!しかし事実だから何も言い返せない。


するとレイシアが震えながら涙目で言った。

「僕は雑魚じゃないよ!それにミノルだって僕の影移動呼んでたしきっと強いよ!」

すぐさまリンがレイシアを抱きながらごめんといいながらレイシアをなでていた。

レイシアに甘すぎないかリン!確かにレイシアはかわいいけど!と心の中で叫んだ。


話がずれたので戻そうと俺は、

「具体的にはどうやって修行するんだ?」

確かに修行するのはいいが具体的にはどうするのかが思いつかなかった。

それはねとレイシアが、

「最初にも説明したけどこのダークゾーンには各種族が最強を目指して集まっているの。

だからその猛者たちに戦いを挑んで勝利すればいいんだよ。」


確かにシンプルだが強くなるには手っ取り早いな。

ただ戦いを挑む以前に俺とレイシアは弱いからな。俺の考えを読んだのかリンが、

「ミノルもしかして最初からめちゃくちゃ強いやつと戦おうとしてない?

最初は弱いやつらと戦えばいいんだよ。」と言ってきた。しかし俺は疑問に思った。


「どうやって強いやつと弱いやつを見極めるんだ。」と聞くと二人とも、

「それは見ればわかる」と声をそろえて言ってきた。

いやわからねえよ!と俺は突っ込んだ。なんで変なところで息ピッタリなんだよこいつら。

俺が理解に苦しんでいると、レイシアがとにかくーといいながら、

「これから三年間、一生懸命修行して強くなってみんなで恩人の人族の人を助けよう!」

おー!とリンと一緒にやっていた。なんでそんなに仲いいんだよ!俺は!?

こうして三人の修行の日々が始まった...







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ