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李英風勇戦幽鬼死霊  作者: 東武瑛
9/13

死霊の群れ

秀麗は道士を導いて山道を歩いて行った。

やがて、寺に着いた。

「この中に潜んでいます」秀麗は道士に言った。

道士が中に入ると誰もいない。気がつくと秀麗の姿も消えていた。

「ウヌ。計ったな」道士が言うと白が現れた。

「貴様はバイチャオ」道士が言うと白は「久し振りじゃのう。元気だったか袁」と言った。

「秘術を悪用しているな。成敗してくれる」袁が言うと「出来るかな」と白は言い呪文を唱えた。

すると寺の中に大勢の剣士が入って来た。

「おのれ。これは幻覚」袁はそう言うと札を取りだし、火を着け燃やした。

剣士達が消え失せた。

「フフフフフ。本番はこれからじゃ」白は言い呪文を唱えた。

すると寺の中に煙が充満した。

「ウヌ。何のマネだ」白が言うと煙の中から死霊の群れが現れた。

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