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李英風勇戦幽鬼死霊  作者: 東武瑛
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幻術

翌朝、李は茶を飲みながら昨夜の事を思い起こしていた。

おそらく男達は幻覚を見ていたに違いなかった。

しかし、寺の中で何が起きたのかは分からなかった。

茶を飲み終えると李は寺に行く事にした。

その頃、寺の中では白と女が話していた。

「秀麗、街の様子はどうだ?」

「はい。寺の噂が広まっています」

「ウム。ワシの幻術は完成した。この術を使えば天下を取る事も出来る」

「はい。私もその様に思います」と秀麗は答えた。

「気になるのは少林寺の動き」白はそう言って地図を拡げた。

「死霊軍団を少林寺に送り込むのだ」

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