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李英風勇戦幽鬼死霊  作者: 東武瑛
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狂乱

真夜中

李は起きて宿を出て寺に向かった。

山の麓に着くと男達がいるのが分かった。

男達は提灯の灯りを頼りに山を上って行った。 

李は跡をつけて行った。

やがて、男達は寺に着いた。

李は茂みに隠れ様子を伺っていた。

男達は寺の中に入って行った。

「ギャー」叫び声をあげ男達は寺から飛び出して来た。

男達は剣を抜き空を切り始めた。

「相手もいないのにどうしたのだ?」と李は思った。

男達は狂乱状態に成っていた。

全員叫びながら山道を降りて行った。

李も様子を見る事にし山道を下って行った。

その模様を酒店にいた女が見ていた。

皆が姿を消すと女は寺の中に入って行った。

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