戦力を増強しよう
昼御飯を食べにログアウトした。
今日の昼御飯はシチューに紫の大根の汁を加えたら、紫になって爆笑した。
「すっげー食欲が失せる色だな。」
告げる私に長男が答える。
「父さんはどこまでアホなんだよ…。面白いけど…。」
「それはそうと親父、やっぱり引き込むの無理そうじゃね?」
「別に本気じゃないから構わないんだよ。
ギルドだけじゃなくて、交遊関係も広げたいしな。」
「ギルド内じゃ駄目なの?」
「まぁ、ギルドで全部すませられると思うけど…。
できれば普通も知っておかないとな。」
「恵まれ過ぎてるからね。」
順調すぎて怖いくらいだ。
そろそろなにか、また落とし穴があるか注意しないとな…。
一番ありそうなのは多分、今夜の戦争だな。
城は1箇所にまで減る事だろう。
あとはどうなることやら…。
一部に敵対的に見てるのが居るのは、すでに当たり前だから気にならない。
何事もないのが一番なんだが…。
他人の心なんぞ、わからん。
どこで地雷踏むか、わからんからな。
「そういや忘れてた!ステータス上がる宝石を装備につけれるか試してなかった!」
「今更かよ!」
長男が答えてくる。
この間のアップから出てるから、一週間以上ほったらかしだな。
普段の狩りで散々出てるのをギルドの倉庫に入れている。
現金に執着が最近なくなってきた。
「戦斧にお願いはしたんだが、完成したか聞いてなかったんだよな…。会えてないし。」
「今日会えたら聞いてみたら?戦力増強に一役買うし。」
「そうするよ。」
私達が狩る相手からは、+3の各種宝石の元が主にドロップする。
レベルが上がれば、もっと上位の宝石も出るだろう。
「よし、インしたらまずはその辺の確認だな。一気に強くなれるぞ!」
「親父の運じゃなぁ…。」
次男が古傷を抉ってくる。
「システムに運は関係ないからな!」
ゆったりとした1時間半の休憩を終えてログインする。
今更ながら、この強制的に休憩を取らせるシステムは素晴らしいと思う。
ゲームで死者とか、出たら爆笑ものだしな。
運営も気を使ってるのだろう。
この休憩中にログインしてる間の寝たきりで硬くなる筋肉を柔軟したりしてほぐしている。
なにげに私は健康に気を使っているのだ。
たばこを吸ってる時点で健康もなにもないがな!
ログインして、戦斧にメールを送っておく。
〈以前話をしていたステアップの宝石を装備に付けれるかの結果が知りたいのだが、暇なときに連絡してくれ。〉
これでよし!
私の父(アスタールや天音の祖父)とかは古い人間だから、すぐに電話をしてくる。
相手の状況を考えてあげるなら、好きなときに見れるメールやラインがいいのに、さっぱり理解してくれない。
だから私はメールを基本的に使うのだ。
閑話休題
そのままオーリのご飯やレベル上げの狩りに出掛けて暫くすると、メールが届いてくる。
今は見てる暇がないからあとに回すとするか。
「騎龍ちゃん、メールでも来た?」
流石は嫁だな、目線の移動からよく見ている。
「よくわかったな。」
「そりゃ、普段から見てるからね!」
愛情を感じるな…。
「しょっちゅう、美人の顔や女性の胸に目が行くのも見てるよ!」
「余計なのは見なくていい!!」
ヤンデレじゃあるまいし、そこまで見ないでほしい…。
囲まれていたモブの殲滅が終わった後で、小休止を入れながらメールの確認をする。
〈よう、騎龍。最近訪ねる頻度が減ってきたな。
こっちは作業が進むからそれで助かるから構わないんだが…。
頼んだ作業の進捗を確認するのは大事だぞ?
一応ギルドのサブマスターなんだしな!
小言はこれくらいにして、返事だ。
最大で5までスロットが空けれるのは確認できた。
運次第のようで、5が出来る可能性は1%以下だがな。
三千人分作ってたら、数個は5スロットの装備を確保済みだ。
いつでも取りに来い!
パーティー全員分すでに揃えてあるからな!〉
戦斧の優しさが身に染みる…。
これは感謝の気持ちを体で表して抱きついてやっても良いくらいじゃないかな?
たぶん、キレるだろうけど…。
「騎龍ちゃん、どうだった?顔が嬉しそうだから、かなり良かったんじゃないかな?」
尋ねてくるソルティに、そのまま受け取った内容を伝える。
「おー、かなり強くなれそうだね!」
うむ、最大でステータスが100くらい上がるのは大変嬉しいことだ。
ギルドの戦力上昇もできる。
「んじゃま、装備を受け取りにいこうかね。ステータスが上がる宝石はどれくらいあったかな…。」
城のダンジョンにばっかり行ってたから、一般フィールドで出る宝石はあまり持ってない。
宝石集めの狩りをしないといけないかな…。
ギルド内の倉庫に手を付けるのは、マイルールに反するからしない。
頑張らないとな!
以外と私は小心者だったようです。
酒によるノリと勢いと友達に見せるために書いたのが、皆様のお目を汚しているのに耐えられなくて、書けなくなってしまった…。
胃が痛い…。
完結はさせたいな…。
皆さま誠にありがとうございます。
そして、誠に申し訳ありません。




