やっぱりだめでした。
「どの辺にいきますか?」
メビウスが訪ねてくる。
ちなみに、メインはカタカナでサブはMEVIUSだ。
「んじゃ、あっちの湖の方にいきましょうかね。」
「えっ?あの辺だと20以上が出るので、10だと辛いのでは?」
「ダメなら逃げ帰りましょう。」
にこやかに告げる私に驚くメビウス。
まぁ、普通の人はやらんな。
まずは1匹ずつ様子を見ながら狩りを進める。
まあ、ブラムとかの攻撃速度と比べると大したことないな。
今回はちゃんとINTあげてるから、知覚速度も上がってるお陰で捌きやすい。
「手慣れてますね、サブですか?」
「いいえ、ただのゲーマーですよ。」
「あはは、十分納得できる理由ですね。」
「狩猟ゲームとかも家族でしてましたので。」
「奥さんもするってのがビックリですね。なかなか居ませんよ。」
「ですね、夫婦でゲームする人ってあまり居ませんからね。」
そのように会話をしながら友好を深めていく。
「このゲームは今夜戦争があるらしいのですが、参加しないんですか?」
「いやぁ、1回参加したんですけど。弱くて相手を倒せないし。
人が相手だと怖くて倒せないので諦めました。」
「攻略掲示板を見る限り、城持ち用のダンジョンがあったりして、良い装備とか回るようですけど、興味は?」
「興味はあるけど自分なんかじゃとても…。」
このギルドは頑張れば引き込めそうだな…。
「ですね、まずは強くないと上位のギルドは入れてくれそうにないですしね。」
「大半のところは弱くても入れてくれるらしいですよ?
打倒Worldを唱ってるところが多いので。」
「あぁ、一覧の一番上にありましたね。総勢5000人とか、よく纏められますよね。」
「凄いですよね、自分なんかは此処だけでも大変なのに。
中でも騎龍って人が裏のマスターとか言われてるとか。」
やっぱり言われてるんだ…。
「なんか、他に面白そうなネタ無いですか?」
「悪い噂はあまり聞かないかな?
でも、なにか問題起こしたことがある人は絶対に入れないから、そこから反感買ってるみたいですよ。
そんな感じの噂が流れてます。」
「有名だと、仕方ないですからね。
どんな感じの反感買ってるんですか?」
「最初に城を5箇所も落として独占したとか、今でも2箇所も持ってますしね。
そうそう、他の人が使えないような魔法も使ってるからチートだとか。
実際には見たことないから、噂ですけどね。」
攻略掲示板でも見かけなかったが、魔法が改良できるって知らないのだろうか?
まぁ、少しの変化でも現実時間で2週間近くかかるしな…。
根気よく進める人が居ないのだろう。
携帯ゲームのようなお手軽なのばかりやってるから、思い付きすらしないのだろう。
「チートねぇ…。なら、こういうのはチートですかね?」
たまたま向かってきた泥の固まったような人形、マッドゴーレムの腕を腕ひしぎ十地固めの要領でへし折り、そのまま足首に取り付き全身を使って捻って折る。
そのまま倒れ付したマッドゴーレムの首を決め、そのまま折った。
「それは知識と技術でしょう。動け過ぎてキモいレベルですが。」
「そう見えるでしょうね。同じことですよ。」
知らないことをしたから、チートとか短絡的だな。
「なんでそんな風に、相手をあっさり倒せるんですか?」
倒せないことが疑問な問い掛けを受ける。
私からすれば、現実でできないことを試せるから大歓迎なんだが…。
そんな内心とは関係なく、当たり障りのない返答をする。
「仲間や身内を守るためなら、これくらい厭いません!」
「やはり、マスターやるには覚悟がいりますね…。」
仲間に引き込めそうだったのに、選択を間違えたかな…。
「今はまだ自分しかインしてませんが、昼過ぎになったら続々とインしてきますからそこで皆で楽しみましょう。」
「お気遣いありがとうございます、リアル午後は家族で出掛けるので、すいません。」
「あぁ、そうでしたか。ではまたインしたときに楽しみましょう。」
実際にはメインを頑張るんだがな。
さーて、残り数時間だが頑張りましょうかね!
本日も誠にありがとうございます




