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親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
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第3回攻城戦3

あー、死ぬかと思った…。

あの質量だと隕石が落ちたようなもんだ。

破壊不可だから建物も道も無事だが、被害は相当なものだ。

「みんな無事かー?」

「なんとかー。」

「無事だよー。」

視界の片隅に出ているパーティーメンバーのステータスで無事なのはわかっているが、聞いてしまう。


「ごめんごめん、5倍消費したら予想より威力があった。」

「試し撃ちしてからやれよ!」

まったく、味方は吹っ飛ばされただけで無傷だったからよかったものを…。

「くっそ!仲間達をよくも!!」

爆煙が薄くなり、それを乗り越えた相手が噛みついてくる。

「あー、ヤル気満々なところ悪いけど…。今ので水を刺されてヤル気が失せた…。やるの?」

こっちもさっきまでの攻防で結構倒れ伏しているが、相手も今の天音とスレインの魔法で過半数を失っている。

「決まってるだろ!仲間の敵討ちだ!」

熱いこって…。


「そか、じゃあやろうかね。ウッド!」

「インスタントキル!」

瞬時にスイッチを切り替えて、後ろに回ったウッドに相手を倒す指示をだす。

「よし、気合い入れ直すぞ。残り時間は1時間くらいだ!このまま防衛するぞ!」

目の前の生き残り達に素早くスタンや転倒を入れながら防衛していく。

危ない場面ではあったが、気持ちのリセットができる時間ができたのはありがたいな。


仲間達が倒されるのを見たようで、倒れ伏していた相手も消えていく。

なんとかなったな…。

この空いた一瞬でメールを手早くチェックしていく。

「ヤバイ、復活した奴等が正面に攻めてるらしいぞ!

すぐさま反転!」

急いで移動を始める。


防衛用に残していた200人はすでに倒されており、城門が絶賛破壊中である。

「もう、城門前での防衛は無理そうだな。破壊してもいいから蹴散らせ!」

数十m手前で遠距離職が足を止めて攻撃を始める。

「さっきの撃ち込んでいい?」

天音がワクワクした顔をしながら話しかけてくる。

「却下!」

あんな危ないのが撃ち込まれる場所に向かって行きたくない。


接敵直前に門の片側が轟音と共に破壊される。

「侵入を許すな!」

スキルを使いながら一気に距離を詰めていく。

中は仲間が守っているが、できれば抜けられたくない。

「スレイン!ウォールを城門後ろへ!」

「了解!」

返事と共にスレインがストーンウォールを城門のすぐ後ろに展開する。


本来、ウォール系は自身の目の前に展開される魔法である。

しかし、遠距離で展開する方法も厚さも幅も流す魔力の調整によってかなりの変更が可能なのだ。

研究しててよかった!

急に出現する壁に遮られて立ち往生する相手に向かっていく。

簡単に抜けれると思うな!


どうにか、城門前での攻防に勝利を納めるがこのまま多方向から攻められるのは厳しい…。

「よし、ここはもう放棄しよう。城の出入り口で防衛に切り替えよう。」

3方向から攻められてる時点でかなり厳しいのは、元々わかっていた。

相手が散発的にくるから、問題ないだけである。

その相手が纏まったら、脅威でしかない。

さっきのように振り回されて、いずれどこかから侵入されてしまうだろう。

その前に、自分達で城の前で有利な状況を作るべきだ。


「よう、そろそろここは放棄するんじゃないか?」

戦斧がこちらに向かいながら話しかけてきた。

「そうだな、相手が一丸となった以上防衛が厳しいからな。」

「わかった、儂らも移動しよう。門の内側には地雷源もあるからな。」

「…。どこに仕込んだかわからないから付いてきてくれ…。」

「おうともよ!」

仲間がわからないような、危ないことはしないでいただきたいと思ったが口には出さないでおく…。


正面には半分壊れた門、左右の壁はもう少しで崩れそうになっている。

遠距離攻撃で徐々に壊されていったからな。

防衛位置がここになるのも時間の問題だっただろう。


全部隊2000人+職人1000人

職人達が前線に出てくるのは予想外だったが、すごく助かる。

しかし、武装はどうにかならないのだろうか?

農業をしてる人の鎌や鍬、鉱山夫のピッケルはギリギリ許せるが、料理人の鍋やお玉、ウェイターのお盆とかどうなんだろう?

戦斧から銃でも借りればいいのに…。


大して待つこともなく、再び攻めてくる。

残り時間は僅かだから相手も必死なのだろう。

「踏ん張れ!もう少しだ!」


両手のフライパンで防御しながら殴っていく攻防一体の料理人。

お盆で防御しながらどこからともなくハンガーを取り出してヌンチャクのように扱うウェイター。

懐から取り出した酒瓶で殴ったりしている。

うん、昔テレビで見た気がする。

武田さんとかジャッキーさんがしてたな…。

こいつらも役とはいえ、リアルチートだろ。


そうして防衛の指示を後方から出している間に、3回目の攻城戦は終わりとなるのだった。

今回は、後方支援と見ていた職人達も十分前線に出れるのを確認することができた。

たっぷりと戦うこともできたし、有意義な時間を過ごすことができたと思う。

できれば今後は、どこに何をするのか教えてもらいたい。

地雷とか、危なくて仕方がないからな。

本日も誠にありがとうございます。

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