第3回攻城戦2
戦斧の怒号が響き渡り爆炎と悲鳴が上がる。
煙を越えて向かってくる相手に魔法や弓が放たれ倒れる。
打ち漏らした相手を素早く倒していく。
延々と続く攻防。
相手5000で町中で復活で、4時間とか長すぎだろ!
休む暇もない。
「騎龍!俺はどうしたらいい?」
延々と待機していた隼人が声をかけてくる。
ほんと、お荷物だな!
「周囲をよく見ろ!皆がどう行動するか学べ!
どうしたら最適行動かお前ならわかるだろ!」
「そうか、わかった!」
瞬時に動き出す隼人。
駆け抜けながら十数人の首筋を狙って切りつけていく。
流石だな、技術だけなら最高だと私が認めるだけはある。
「これでいいか!?」
「いいぞ!そんな感じで周りに注意しろ!
自分の攻撃で周りが行動に制限を受けるか考えろ!
周りが動きやすい状況を考慮して剣の振りを考えろ!
剣の振りは横だけじゃなく縦や突きもあるからな!」
「それが集団行動なんだな!わかった!」
やっべ、合わせた行動しないとコッチが逆に文句言われる。
「天音!スレイン!隼人がわかるな!
隼人の行動を見極めて最適行動をとるように!」
「ちょ、隼人速いから大変なんだけど!」
「だから2人なんだよ、上に居るんだからよく見えるだろ!
隼人も突出しすぎるなよ?防衛なんだから。」
「わかった。射線に注意する!」
理解が早いな。
しばらくすると、一時的に相手の攻撃が途切れた。
「んー、来なくなったな…。ということは、同時に攻めてくるかもしれないな。天音、上から見た感じどうだ?」
「読み通り、北に大分集まってるよ。多分相手全員。」
「5000か…。全員で防がないと厳しいな。正門と南に1連合残して残りは全員北に移動!」
素早く移動していく。
延々と攻められるのもきついが、一気に来られるのもきついな。
移動を完了させ、待機する。数分もせずに攻めてきた。
「城壁を破壊されないように頑張るぞ!」
「まずは僕らが削るよ!」
天音とスレインが数百の魔力弾を展開して撃ちだす。
貫通するから数百人の敵が光となって消える。
仲間の魔法使い達がざわめいていた。
最近確立した方法で、まだ公開してないからな。
戦争が終わったらギルドメンバーには公開しよう。
続いて敵味方の魔法や矢が入り乱れる。
人数差が倍だからキツイがここが踏ん張りどころだ。
盾を前面に押し出して防ぐ。
隼人は刀で叩き落としていた。
相変わらず目と反射神経がいいな。
後方はストーンウォールとかで防いでいる。
見えなくなるから、あんまりお勧めしないんだけどな。
「接敵!」
そう叫んで周囲に注意を促す。最前列は当然私だ。
「おらぁ!」
スキルを駆使して吹っ飛ばしていく。
周囲をよく見て、相手のスキル発動を邪魔するように行動する。
「隼人!」
「わかった!」
回転することにより流れるような連撃を加えて瞬時に戻る。
その空間にアスタールが踏み込みオーラブレードにて周囲を更に切り開く。
直径10mの範囲に隙間ができるので、更にパーティーで踏み込みナナミの槍、アスタールの両手剣、天音とスレインによる上空からの撃ち下ろし、咲夜のジャンプシューズによる狙撃。更に最前線へと踏み込む私、切り開く隼人といった無限ループが確立される。
やはり技術だけなら隼人最強だな…。
パーティーの上限が8人なのが悔やまれる…。
人格や周囲への配慮を教えたら、最良の人材へと隼人は進化しそうだと思う。
まぁ、こいつはそういうことが無理だと思うけどな。
「親父!大きいの行くよ!」
天音とスレインが手を繋いでいる。
瞬時に直感する。あれは魔力を合わせて何かやらかす気だ!
「フレイムダガーレイン!」
「ストーンダガーレイン!」
炎を纏った焼けた岩の巨大な剣が二人によって形作られる。
ダガーでもレインでもないじゃねぇかというツッコミは飲み込む。
あの質量はヤバイので、必死に避難する!
「おま、周囲を考えろ!!」
私の叫びは周囲の爆音に掻き消された。
とりあえず、書き上げたら出してみよう。




