ぶらり旅2
今日はオフということで遊びまくっています。
「天音、まずは何やりたい?」
「ポーカーかな?」
運でいくんだな。私としては勝つ可能性を考慮してルーレットが好きだがな。
赤か黒の表記が出るから、3連続で片側が出た時点で逆に大きくかける。外したらそのまま同一色で2倍賭ければほぼ確実に勝てる。
それまでは一択で少額賭けて、時間潰しだ。
とはいえ、3連続で同一色が出る確率は13%位しかないから、ほぼ見てるだけだがな。
一日中居て、数回あればいい方だろう。
「親父、小遣いちょうだい。」
「またか。ギャンブルが下手にもほどがあるだろう。」
「いいじゃん、遊びなんだし。」
顔色を読まれやすいのか?それとも高額を賭けてるのか?
息子の敗けを取り戻すために、掛け金上げようかな…。
「あ、騎龍さんだ。珍しいね、こんなとこで会うなんて。」
「おや、ソウマ。久々だな。」
「え?ギルドでよく会うじゃん?」
「いや、こっちの話だ。ギャンブルするんだな。」
「たまにするよ、なかなか面白いじゃん。騎龍さんは仕事や狩りじゃないの?」
「息抜きで今日はオフにしたんだ。」
「そっかそっか、んじゃ俺と勝負しない?」
「身内で勝負する気はないよ。店に勝たないと意味ないじゃん。」
「ざんねーん。じゃあ一緒にブラックジャックでもする?」
「別に構わないが、未成年じゃないのか?。」
「ゲームで固いこと言いっこなしでしょー。」
そうしてソウマと遊んでると後ろから声が聞こえた。
「見つけたぞ騎龍!」
「あー、すまん。名前忘れた。」
こんなとこで何やってんだこいつ。
「隼人だ!遠くで見かけて追いかけてきた!俺と勝負しろ!」
「ここでそれを言うなら、ギャンブルでだよな?」
「くっ…。ルールをあまり知らない…。」
「わかったわかった、簡単なスロットでいいか?」
「それでいい!」
「んじゃま、簡単に500コイン限定の出玉勝負で。」
日本のスロットではなく、ラスベガスとかのスロットだ。
どうせたいして当たらないし、出ないだろう。
二人とも0になって終わりだろうと予想する。
数分後、声が上がった。
「な!なんだこれ!と…止まらない!」
なんだ、当たったのか…。運がいい奴だな。
止まらないってことはジャックポットで数千枚出たのかな?
「おめでとう。隼人の勝ちだね。」
「納得できねー!!」
なんだろう?色々と引っ掛かる…。
「なあ、隼人?」
「なんだよ!」
「友達にならないか?」
ズガン!
頭から筐体に突っ込んでる隼人がいた。
「な…な…?なにを?」
「なんだ、いやなのか?」
「嫌なんていってないだろう!」
確定だな。
「そうか、友達になりたかったのに残念だな。」
「拒否はしてないぞ?」
「なら、友達だな!」
表面上は友人に対するように、心の裏ではめんどくさい相手を黙らせるために…。
まったく、テンプレは前回で十分だ…。
「お…。俺はそんなこといっては…。」
「そうか、なら違「そんなこと言ってない!」」
今時ツンデレとか需要がないぞ。
「なら、友達だな。ウチのギルド来てくれるか?」
「ど…。どうしてもって言うなら…。」
「隼人、君のように強い人が私達には必要だ!」
「仕方ない。頼まれたからには入らないわけにいかないな!」
今後も追いかけられて絡まれたくない。
今のうちに黙らせるに限る。
「いやー、君のように強い人が入ってくれて心強いよ。
将来最強を決めるトーナメントとかあるかもだしな。
これでうちにのギルドも安泰だな。」
「ふ、俺に任せておけばいい。」
やり方さえわかれば、扱いやすい奴だな。
まったく、変な奴に好かれたもんだ…。
「さてさて、勝負は隼人の勝ちだな。おめでとう。
今日はオフの予定だから、私は息子と遊んでいいか?」
「オフなのか?仕方ないな…。すまん邪魔したな。」
「なにか行動したければ、マスターに言えばいい。
大体毎日城のダンジョンとかパーティーで狩りしてるからな。」
「いや、俺は一人で十分だ。」
「そうか隼人が手助けしてくれるなら、ダンジョン踏破も楽になると思ったんだが仕方ないな…。」
「くっ…。頼まれたからには仕方ないな…。引き受けようじゃないか。」
内心、すごくウザイ…。
「君の技術を後輩に伝えてくれたら、狩りも楽になる。
頼りにしてるぞ?」
「ふん、任せておけばいい。」
「隼人の技術はかなり高いからな、助かるよ。」
「っ…。」
誉められ過ぎて照れたのか、走るように逃げ出していった。
あぁいうのが、踏み外して厨二病になるんだろうな…。
いや、パッと見高校生だから踏み外した後かもしれない。
「騎龍さん、アイツなんなんだ?」
「忘れたのか?グレートドッグをソロ討伐した奴だよ。」
「あー、あんな奴だったのか。すごく残念な奴なんだな。」
激しく同意する…。
「あ、勧誘申請出すの忘れた。まあいいか…。」
本日も誠にありがとうございます。




