討伐を確実に!
マサムネの討伐も無事に終わり、ギルドに戻ると全員戻っていた。
龍桜、ドラッグスター、マリン、グレイ、命が現在ログインしていて今回の討伐を率いたメンバーだ。
ゲーマー共め…。
他のメンバーは今日はまだログインしてない。
「騎龍さん、おかえりなさい。どうでした?」
龍桜が訪ねてくる。
「なんとか倒すことができたよ。かなりきつかったがね。」
「やっぱり。騎龍さん達はクリアして戻ると思ってました。」
「ってことは、全員失敗?」
「えぇ、では情報公開をお願いしてもいいですか?」
「了解、擦り合わせて成功率を高めようか。」
「まず、鎧をつけて祭壇に立つのは共通でいいよね?」
「そこは変わり無いでしょう。」
「そこで私は100万で希望者を募って、鎧を着てもらいました。」
「「「ブッ!」」」
「ん?普通にそうした方がいいじゃないか。自分達が着たら戦力が格段に下がるぞ?」
「いや、確かにそうですね。」
「その後、祭壇に立って乗っ取られた人をぶちのめします。」
「はい?あの、意味が…。」
「いや、私が実行したわけではなく。息子二人が遠距離攻撃を集中して倒したんだよね…。」
「倒せるんですか?」
「一応できたよ。」
「普通攻撃しないものを攻撃するなんて…。」
「昔から、変身中に攻撃しろって教えてきたからな…。」
「この親鬼畜だ…。」
「あとは特に変なことはしてないよ。マサムネをパワーゲームで討伐しただけだ。」
「え?後衛から狙われたり、地震を起こしたり、足踏みして上から岩が落ちてきたり無かったのですか?」
「そういうのは無かったな…。せいぜい、恐怖があったくらいかな?」
ということは?
「ん?騎士はとっとと倒した方が楽だってわかったな。」
「騎士さえ倒せば、おかしな攻撃がないってことですね。」
「普通はしないことをした方がいいってことだね。」
「変身中や宣言中に攻撃しないタブーを、破れってことですね。」
「その考えがおかしい。タブーなんて無いよ。誰がタブーなんて決めた?誰もいないよ。」
「え?そんなもんじゃないんですか?」
「様式美ってのは日本独自ともいえるよ?海外では似たような場面で攻撃する場面あるしね。」
「…はじめて知りました。」
「つまり、今後もこういう場面はあるから注意しろってことだね。」
大して長時間話しはしなかったが、ほぼ正解を踏んでいたらしい。
流石はオタク英才教育を施した息子達だ。
裏を読むことに長けている。
「ということで、私は今日は休ませてもらうよ。疲れた…。」
「狩りはしないんですか?」
「いつでも時間はとれるからね。ちょいとおやすみ。」
疲れてフラフラな体に鞭を打って戦斧の所へと向かう。
「よう、頼みがあるんだけど暇か?」
「どうした?眠そうな顔しやがって。」
「大したことはないよ、単に疲れて眠いだけだ。」
「そうか、前線の苦労はわからないが聞けることは聞くぞ。」
「町を作りたいんだ。構想の手伝いしてくれないか?」
「ふむ…。よし、そこで少し寝てな。アンバランスがインしてたら話をしようじゃないか。」
「助かるわ…。少し寝る…。」
「おい騎龍、起きろ!アンバランスが来たぞ!」
「ん…。眠いから微妙に待って…。」
蒲団でモゾモゾしながら覚醒に段々と向かう…。
正座で布団に座りながら問いかける。
「んで、なんだっけ?」
「おいおい、町を作るんだろ?」
「あー、そうそう…。あと3分待って…。」
目が開かない…。
そうしてるうちに、目が覚めてきた。
「待たせた。話を進めようか。」
「すでに大体話しはしたぞ。」
「オッケー、図面を見せてくれ。」
「戦斧、蒸気機関は原型はできたんだよな?」
「そうだな、大体の理論はできたぞ?」
「なら、各家庭に照明を点けたりできないかな?」
「はっはっは、本気でいってるのか?こんなに沢山の火属性の使い手がいるのに?」
「え?電気があった方が便利じゃ…。」
「そんなので電気作るよりも、火属性の灯火を使った方が楽だわ!」
「ん…。それもそうか…。なら、町を作るなら家庭排水をどうにかしなきゃな。」
「騎龍らしくもない、まだ寝てるのか?浄水の魔法があるぞ?」
「え?あれ?そんなのあったのか…。」
「最近はかなり勉強したから穴はなかったのにな…。見逃したか?」
「すまん、見てすらいなかった…。」
浄水とかマイナー過ぎて見てなかった。だが、よく考えたら最初で覚えてもおかしくないんだよな…。
よし、運営方法はいまだにわからない事が沢山あるが、どうにかなるはずだ。
日が暮れるほど話し合いをして、概略が決まる。
「んじゃま、残りは明日頑張ろうか。更に詰めて話をしたいしな。」
「おうよ、建物を利用して何か出来ないか試作しながら頑張るわ。」
「頼んだよ、私は暫し寝る…。」
たまには、グダグダ生活だ。
そのまま時間は過ぎ、ログアウトする。
今日も変わらず忙しかったな…。
本日も誠にありがとうございます。




