設備の充実を計画しよう
昼食を食べながら、今後の展開をマスターやサブマスターと考える。
「騎龍さんとしては、今後どう動く予定なんですか?」
という龍桜に私は
「まず箱でしょ。これくらいならまだ、大丈夫だけど…。人数をこれから増やすなら入れ物がないとね。数百人規模収容できるのを想定しないと、募集しても地力がないと動けないから、今のうちだよ。」
紙を取りだし簡単な図面を引きながら、相談していく。
「土地がかなりあるから、別棟で職人設備は作るとして…。一階はエントランスと調理場。調理場の反対にはパーティーができる会場が欲しいな。調理場から会場に直通の通路も必須だね、エントランス通って料理を運ぶなんてダサい。打ち上げにしても集会にしても、集まれる場は必要だしね。二階部分は現在の主要パーティー単位の個室かな?その上に、マスターやサブマスター用の執務室。メインの建物はこんな感じで。」
「どれだけの規模想定してるんですか…。」
「1000人以上?」
「騎龍さんがこのまま率いればいいじゃないですか!私には無理だ!」
「却下。時間的に余裕がない。それにギルマスなんて、でっかく構えてればいいんだよ。最重要案件くらいしか回ってこないんだし。それ以外のは各パーティーやサブマスターが順次処理するんだから、なんの問題もないだろ。旗印としてムサイ親父よりも若いイケメンが良いに決まってる。」
「言いくるめられてる気がするのに、反論できない…。少しずつのつもりが急に話が大きくなった…。」
世の中そんなもんだ。
さて、困ったときの戦斧えもん。
《戦斧、ギルドハウス建てたいから少し話しようぜ!》
《なんでぇ、こっちもハウスがあるんだが…。》
《それ込みで、顔を合わせたい。時間作れるか?》
《わかった、そっちに行くわ。》
戦斧と共にダイアさんも来た。
「こんにちわ、フローラはどこ?」
やっぱり、それが目的か…。
「ソルティとかと一緒に散歩だよ。そっちに連絡したらいい。それはそれとして、旦那借りるぞ。」
「どうぞどうぞ~。」
フローラは女性に大人気なようだ。
「さて、噂は聞いてると思う。ウチのギルドが莫大な資産を手に入れた。そこで、戦斧に生産部門で筆頭をしてもらいたい。」
「予想はしてたが、本当に言われるとはな…。」
「当然、設備は十分なものを用意させてもらう。人員も今後拡大していく予定だ。自由な店舗でやる職人はできないが販売用の店舗も確保しよう、やりがいはあると思う。」
「破格な待遇過ぎて、正直戸惑ってる。少し考えさせて欲しい、仲間にも話したいしな。」
「うん、じっくり話し合えばいい。」
サブの立ち位置はいい。
実に気楽に動ける。
1万人以上送って収入は10億以上とはいえ、土地や建物であっという間に消えるからな~。
まだ送って欲しがってる人は居るようだが、ウチだけじゃなく回りにやってもらわないとな~。
冒険者の収入源を独占するのはあまりよくない…。
なんか、仕事考えて収入あげないとな~。
何て考えてると、龍桜から泣き言がギルドチャットで流れた。
【騎龍さん!ギルドの希望者が沢山来すぎて手が足りなくなってます!】
【看板出したらいい。一般募集は後日時間を作りますので待ってくださいって】
【それでいいんですか?】
【受け入れても下地がないから無理!友人程度ならいいよ。】
マスター、しっかりしてくれよ。
龍桜の仮面が外れた気がする。
【今後弱気禁止!とくにギルド全体に聞こえるギルチャは禁止!個別のWISなら受け付けるから!】
ぶっちゃけ、そんなことより私は狩りをしてステータス上げないといけないんだから!
ステータスどうしよう…。
そろそろINT上げようかな…。
STRは十分貯まったし…。
ズルズル引き摺ったら、いつ上げれるかわからない!
グレートドックを狩りまくってLv15まで来た。
3レベル上がったから、INT5にして1は残すか…。
今こそ上げるとき!
意を決してステータスを操作してINTを5にする!
長かった…。ついにヘイトが覚えられるんだ…。
メンバーのレベルを上げて…周りを守れる装備を揃えて(まだできてない)…。
ついにヘイトを…。
泣けてきた…。長かった…。
これで、やっとまともにヘイト覚えられる…。
これでなにか不都合があったらあったとき…。
他の盾に押し付けよう!
なんかよく考えたらヘイト要らない気がする…。
ワイヤーで拘束できるからな…。
いや、現状で必要ないだけで先は要るはずだ!
現在の私はすぐに、ターゲットが変わる。
ヘイトがあれば、どうにかなるはずだ!
今度はどこだろうか?やはり、MNDだろうか?
次は魔法防御をどうにかしなければ…。
レベルが上がって余裕ができたら割り振らなければならないな。
いつになるやら…。
あ~、まともな盾になりたい
なんか、更に予定が狂った気がする…。
いや、再びか…。




