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親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
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都市ランク4に上がって…。

先日の防衛戦から2週間が過ぎた。

これで、ようやく都市のランクが4に上がった。

ここから未知のゾーンへとなっていく。

楽しみだなぁ。


攻めてくる相手を倒すだけの防衛戦だったので、何があったかの説明は特に要らないだろう。


あえて言うとしたら…。

アホ供が巨大ゴーレムで暴れまわったり、対抗したのか各属性の精霊っぽいのが乱立して暴れまわったり、ソレにブチ切れた仲間が精霊やゴーレムを倒したり、壊されたことに怒って喧嘩に発展したり、詩音が悪魔を大量発生させて巨大な悪魔を作ったり、ソレを皆で倒したり…。

それくらいしかないかな?


遊ぶ余裕があるのはいいのだが、油断してたら足元掬われるぞ。

ランダムでキングが選ばれるんだから、死ぬような真似はやめてもらいたい。

とりあえず、アホな息子共には拳骨確定だな。


「いやー、快勝快勝。人数がいたら、やっぱり問題なかったね。」

天音が機嫌よく話し、アスタールがそれに答える。

「とはいえ、次かその次位には負けそうだから精進しないとね。」

「とりあえず二人は空気を読んで協力すること!

今日みたいな遊びを続けたら怒るぞ。」


さてさて、少しずつだがこのマップで行うことも見えてきた。

機械に占領された世界を解放していく感じなのだと思う。

防衛によって都市ランクが上がることによって、都市の規模が大きくなり、できることが増えていく。

あと中央の塔の攻略によっても、できることが増えていくようだ。

「よし、まずは市役所で増えたことを確認しよう!」


市役所に向かうと、既に人だかりができていた。

ここで出来ることが増えるのは解っているから、皆集まっているのだろう。

「ほー、商業許可証ねぇ…。私には必要なさそうだが…。何ができるんだろうか?」

私の呟きにアスタールが答える。

「すでにウチの生産組も何人かいるから、ほっといても結果がわかるでしょ。」


「あとは、嫌なのが増えたな…。ギルドバトル機能か…。

相手のギルドハウスが奪えるようになるのか…。

数が限られてるから、激しい取り合いになるぞ…。」

「とはいえ、ウチに攻めてくるのなんて2・3箇所くらいでしょ?

大丈夫なんじゃない?」

「いや、100対100限定のようだから差がほとんどない…。

これは辛いぞ…。」


レベルが上がりにくくなったから、差は少なくなっている。

100対100なんて戦略を考えないと、勝敗は運任せだ…。

塔の攻略や生産に力を入れて、装備を改良していかないといけないな…。

「よし、今週から塔の攻略に入ろうか。

先日隼人が面白い機巧を入手した結果、チェーンソー的な装備が作れるようになったことだしな。」


そのお陰で私の盾は、周囲がギュンギュン回転しまくる魔改造を施された。

攻撃力が上がったのはいいことだが…。

悪い点は自分を傷つける可能性が高く、音がうるさい。

一長二短だなぁ…。

これ、使うのやめようかな…。


「そうだね。塔から出たものは他のギルドへ技術提供でもしないと、情報流出しないしね。

そこら辺で差が作れるかもね。」

「あとは選抜メンバー次第だなぁ…。職が膨大だから、大変なことになるなぁ…。まぁ、頑張るしかないか。」


そのまま車へと乗り込み、皆で塔まで向かうことにした。

車やバイクを購入する人も増えたから、最近は信号を守らないといけなくなった。

今のところ交通違反をしても、捕まることはない…。

運転免許は、運転をするために取得するようである。

無かったら、エンジンすら掛けられないからな。


予想では、先々で警察とかも動く気がする…。

そうなると、交通違反で点数が引かれるだろう。

安全運転しないとなぁ。


そういう予測がつくので、捕まることがないのに法廷速度を守り、後ろから煽られたりクラクション鳴らされながらも、ガン無視で安全運転をしながら無事に塔まで到着する。

その途中で…。

急に前に回り込んで、急ブレーキ踏んで危険運転してきた奴が居たから、ぶつけて押し出して路肩の植木にぶつけてやるなんて事があったりした。

ざまぁみろ。


とはいえVRだから、すぐに修理されるとはいえ修理代はバカにならないんだぞ…。

とりあえず、リアルじゃなくてよかった…。

リアルならどうしていただろう?

車載レコーダー使って、その証拠で警察呼んでるかな?


「さーて、いらん邪魔があったが…。塔に上ってみましょうかね!」

「騎龍ちゃん、リアルでは絶対にしないでよね!

ムチウチとか色々面倒なことになるんだから!」

嫁がすごく不機嫌だ。

「ほんとごめんって。でも、あんなことされたらムカつくじゃん。

一回くらい、痛い目見たらいいんだよ、」

「一人の時だけにしなさい!」


怒られてしまった…。


「それはさておき、今日は咲夜達も居ないから家族だけだな。

隼人はソロで7階層まで行ったらしいが…。アイツはチート気味だから参考にならないからな。

他のグループも6階層まで行ってるらしいし、頑張ろうかね。」


新規マップに来たから、生産で使用するものもガラリと変わった。

ギルドの資材も金銭で購入できるのが多数あるとはいえ、買えないものは集めないといけない。

潤沢にするには、もっと頑張らないとな!

本日も誠にありがとうございます!

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