修理、そして依頼を受けよう。
気づいてる人は気づいてるでしょうが、家族をモチーフにしてます。
子供達は5歳と、3歳なので妄想です。
夕食後にログインして朝食。
慣れないな…。
第一マップへと戻る。
討伐後だから討伐する必要はない、討伐もできるがね。
早速戦斧の露店へと向かう。
「戦斧いるか~?」
「おお、生きてたか。ボスはどうだったよ。」
「問題なく討伐できたぞ。装備の修理頼むよ。」
「こりゃあ酷くやられたもんだな。ここなんてすごい力で引っ張られたみたいに裂けかけてるぞ。」
そりゃあすごい力で引っ張られたからな。
「まぁ、修理頼むよ。」
「ここまで酷いなら買い換えた方がいいと思うが…。そうだ、レベルも上がっただろ?」
「まあほどほどにな。」
「儂と仲間たちを無事に次のマップ連れて行ってくれたら儂らの作れる現在最強の装備を作っちゃる。依頼受けるか?」
「問題ないな、いいぞ。」
即答する私に驚く戦斧。
なにか変なこと言っただろうか?
「全員無傷だぞ?」
「そりゃ、依頼人が無傷は当たり前だろ。遠距離でいいから攻撃くらいしてくれるだろ?」
「そりゃあ、遠距離攻撃くらいするが。ターゲット飛ぶんだろ?」
「らしいな?」
「なんで疑問系なんだよ!守れるのか?」
「飛ばなきゃいいんだから問題ないだろ?」
「意味がわからん!最初にクリアしたパーティーも今はまだ無理だって断ったんだぞ?」
「あいつらはあいつら、私は私だろ?何ら問題ない。」
戦斧が混乱してるようだが、なんなんだ?
そんな戦斧に私が言う。
「6人だろうが100人だろうが関係ないよ、全く問題ない。」
「よっぽど自信あんだな、わかった。任せるぜ?」
「もちろん、無傷で届けるから今言ったこと忘れるなよ?メンバー全員の最強装備だったっけ?」
「あ~、もう!無事に送れるならそれくらい払ってやるわ!次のマップで最高の立地で店を出せるなら安いもんだ!」
たかだか、第一マップのボスを止めるだけだろ?
なにも問題ない。
「安いなら、私が入るギルドの武器や防具の制作費用一割引きくらい言ってみてもいいか?」
「その程度、受けてやるわ!1でもダメージ受けたら、払わないからな!」
「余裕だろ。何を慌ててるんだか…。今からギルドを組む話し合いをするからな、早くても13時以降だぞ?」
「そんなに早く準備できるか!暗くなる前の16時でギリギリだ!」
「じゃあ16時で準備するよ。頼むぜ?」
「やってやんよ!」
あれ?依頼するされるが逆転した気がする。
相互の会話のズレを気づかず、叫ぶような戦斧の声を聞きつつ、私は依頼を受けて修復した装備を受けとるのだった。
予想以上に時間が掛かった。
なんであんなに慌てるのかさっぱりわからない。
そんなことよりも、INTを幾つにしたらマトモな文書でヘイトスキル覚えられるか知りたかったのに…。
5でも、マトモな文書らしい…。
なら、1なら?
調べようにも、時間が足りない。
INT1にする猛者はいないのか!
0にする猛者はここにいるのに!
「お待たせ~?どうしたの?微妙な顔してるけど?」
流石に18年連れ添った妻なだけはある。
待ち合わせ場所に着くなり、表情を見ただけで解るらしい。
無表情のつもりが、解るらしい。顔に出やすいのかな…。
「いや、戦斧から依頼を受けたんだよ。」
「その装備作ってくれた人だよね?どんな依頼だったの?」
「まったく問題ないと思うよ。第二マップに送り届けるってだけの簡単な依頼だよ。」
瞬間、ソルティが微妙な顔をした。
なにか問題あったか?
「報酬は?」
そういうソルティに
「四人の最強装備を無料。プラス作ったギルドの装備制作費一割引き。」
破格だと思うんだが…。
アスタールがそれに対して言ってくる。
「第二マップって、四方に広がりがあるよね?つまり、中心部的な感じだと思うんだよ。」
そうなのか?見応えのある山しか見てない。
「中心部がLv10~20、多分山脈や湖のとこで適正違うと思うんだ。もしかしたら、もっと広大かもしれないしそこに回遊型のエリアボスが居ると思うんだよね。」
つまり、Lv40くらいまでの間この辺にいるってことか?
頑張っても50?
あれ?結構長い期間この辺に居ることになるな。
また20くらいでボス倒して移るんだと思ってた。
ということは、私の予想してたゴーレムじゃないのか?
予定が崩れたかな…困った。
ギルドで装備作って貰ってもそんなに沢山ではないはず…。
安かったかもしれない?
まあいい、予定通りの顔をしよう。
「その辺は考慮済みだ。恩を売ってコネ作るのは大事だろ?」
「現在クリアできたグループは13組だよ?発覚してないの合わせても30組もいないんだよ?」
「私がクリアした時点で9組。まだ4組しかクリアできてないのか。もっと頑張って強くならないといけないかな?」
「論点が違う!そんなとこに、お荷物連れていけるパーティーはどれだけいるの?」
あれ?私がおかしいのか?
「ちょっと待ってくれ。普通無理なのか?
「ワイヤー拘束できる父さん以外無理じゃない?もしくは、プレイヤースキルが高い人だけ。いやそれも怪しいか?」
「いや、盾ならダメージ抑えられるだろ?」
「盾2人に回復が2人は最低じゃない?ターゲットが飛んだら押さえられる人が必要だし…。それから、怒りの後に噛みつきからの振り回しで連続ダメージ受けたでしょ?あれ、普通の盾が幾つダメージ受けるかわかってる?」
あれは痛かった。みみず腫れができた。
「ん~、5連続だから50とかか?」
「ぜんぜん足りない!考察が結構出てるけど多分怒ったら攻撃力が50上がるよ。仮に通常の10だったのが60にるんだよ?」
「つまり、5回で300か…。そんな食らったっけ?」
「自分のVIT考えろ!」
しまった…。私は普通じゃないんだった…。
攻撃力のベースが120で50上がっても170。
それでもダメージ1だわ…。
あれ?2食らったのはなんなんだ?
まぁ謎機能なんだろう、調べる暇がなかったからな。
「なら…VIT20位ある盾がワイヤー拘束したならどうにかなるか?」
「Lv10の盾でどれくらいの数がそうしてるか知らないけど、かなりの重装甲前提だよ?ワイヤー拘束した父さん見てたけど、ワイヤーの継続ダメージで1秒に攻撃力分のダメージ食らってたぽいし?そこを耐えないといけないし、かなり厳しいよ。普通にクリアするには連携が重要だと思う。」
もう、よくわからん。
「もういい、最高の立地が取れる分の儲けの追加報酬受ければいいんだろ?他にも次のマップ目指す職人も居るんだ。稼げばいいじゃないか!」
一人辺り幾らだろうか?5万はとれるか?
難しい計算はしたくない。
何が楽しくて、ゲームで荒稼ぎしないといけないんだ。
嫁はすぐに「クソだ。死ねばいいのに。」
と言います。
私の影響です。
本日も誠にありがとうございます。