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親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
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第3マップを調べてみよう。

「さて、どんな物が出るのかな?」

買い物を済ませ、現在大通りに集合中。

「せーので、一枚ずつやってこうよ!」

「おっけ、んじゃいくよ。せーの!」


HP回復剤×2、MP回復剤×2、攻撃速度上昇剤、チェーンソー作製セット、火薬Lv1、美少女プリント抱き枕


…。

「運営はアホなのか?」

ちなみに抱き枕は出現した次の瞬間、女性陣にズタズタに引き裂かれた…。

私は別に萌えキャラは集めてないからいいのだが、物は大事にしようぜ…。

高く売れるかもしれないし!


「気を取り直して!どんどんいってみよう!」

何が当たりかよくわからないが100枚開封した結果、これは当たりだと思うのが幾つかあった。

『スクーター』『ホバーボード』『デスマシンガン作製キット』『1号室の鍵』


スクーターやホバーボードは1台だけじゃ足にならないから、微妙に使い勝手が悪い。

デスマシンガンは作ってみなければ、本当に当たりかは不明だ。

部屋の鍵って…。Myハウス機能かな?


ちなみになんのキャラかよく解らないがイケメンフィギアやポスターは、女性陣がアイテムに収納していた。

目にも止まらぬ早業だった。

超理不尽。


「んー、出現したのではよく解らないが…。近未来っぽいな。」

私の目の前では、出たホバーボードで皆が遊んでいる。

空気を噴出して浮いてるわけではなく、何故か浮いている。

あんな感じのを、タイムスリップする映画で見たな…。

「よし、別なのを探しに行こうかね。」

「このまま乗りながらでいい?」

「順番に乗れよ?」


そうして遊び回りつつ、周囲を見ながら歩いて回る。

忠犬ソテ公の像とか、無駄なところに力が入ってる。

私達に重要そうな場所は武器や防具を取り扱ってる場所や、工房らしき場所、役場らしき場所を見つけることができた。


「購入してないからはっきりとは言えないが…。

これは近未来だな。」

販売しているものの名前で、レーザーブレードとかレーザーシールドやパワードスーツ等が販売されていた。

無駄金にしたくないから、購入はしてない。

NPCで販売してるのなら弱い可能性が高いし、戦斧が作ってくれるかもしれないからな。


工房も、工場と呼ぶ方が正しいほど広い空間に機械が整然と並んでいた。

さっきまで中世に居たのに使いこなせるのだろうか…。


「よし、考えてもわからないものはほっとこう!

役場で出来ることをしよう!」


どういう使用用途があるのか解らないが、自動車操縦免許の取得を済ませておく。

これで無免許で捕まることはないだろう。

ちなみに、年齢制限も試験もなにもなかった。

「免許か…。どこかで車でも売ってるのかな?」

とりあえず全員取得させたが、他の7人に運転させる気はない。

怖くて仕方がないからな!


あとはここでMyハウスの購入ができた。

メインメニューの片隅にアイコンが追加され、ドコからでもMyハウスに飛べるようになるらしい。

ハウスからでたら、役場前に出るらしい。

簡単に帰還が出来るのは便利な気もするが、不便な気もしなくもない…。

さらに問題なのが、1号室の鍵の用途がわからなくなった。

何か意味があるんだろうが、ほっとくしかないな。


「後はギルドのハウスは貸し出し制か…。

便利なのか不便なのか…。」

しかも結構高い。

他にもマスターのみが操作可能な機能が色々とあるから、後で龍桜に来てもらうしかないな。


「親父、こっちに街の見取り図があったよ!」

「ん、とりあえずスクショしておくか。

おっ、やっぱり車が売ってるところがあったな。」

「親父!僕はランクルに乗りたい!」

「未成年はスクーターで十分!

つうか、軽で練習してからにしろ!」

絶対に乗りたくない。


さてさて、車の販売をしているとこに来たが…。

「すっげぇたけぇ…。」

軽なのに億近い値段がする。

普通の個人じゃ買えないぞこれ…。

まぁ、私達は普通ではないんですがね。


「んー、8人乗りのワゴンにするか装甲車にするか戦車にするか悩むな…。」

「俺は戦車はいらないと思うよ、スキルの方が火力出るし。」

「ソルティが撃てればと思ったが、無理だよな。」

「母さんに操縦出来るわけないじゃん。」

「だよなぁ…。天井が開くことの出来るワゴンでいいか…。」

後で戦斧に外部に色々と取り付けてもらおう。


そんな感じで街を軽く探索し、港に帰っていく。

にしてもこのマップの目的や、やるべき事が見えてこないな…。

運営は何をさせたいのだろう…。



「ただいまー。」

「お帰りなさい騎龍さん、何かわかりましたか?」

「特別な事はわからなかったけど…。あれ何?」

そこには巨大な二足歩行ロボットが壊れた状態で転がっていた。

「簡単に言うと、このマップの敵ですね。

都市の外には人を襲うロボットがウヨウヨしてます。」

「ふーむ…。サイバーパンクの世界か?」

「近いかもしれませんが、まだ解ってません。」

「解らないことだらけだね、普通の異世界系なら冒険すればいいってわかるんだが…。」


ここで私は閃いた。

「あっそうか…。いろんな人が第2の人生を好きなように生きるために、色々な世界が準備されてるんだ…。」

「あー、なるほど…。それならこの世界観は理解できますね。」


一般的な剣と魔法の世界で冒険するでもよし、近未来で銃を撃ったりする世界で楽しむもよしって感じかな…。

初めて、運営やるなと思った。


「よし、そうとわかれば、…。ここでの目的を見つけないとね!」

「皆が帰還したら、話を聞いてみましょう。」


こんな世界も楽しいな。

この先に出てくるマップに進むのも楽しみになってきた。

本日も誠にありがとうございます。


先日、こんな親子喧嘩をしました。

長男「クソジジイ!」

私「パパがクソジジイなら、長男はクソガキだ!」

長男「僕はクソガキじゃないもん!」

私「じゃあパパもクソジジイじゃないし!」


6歳の息子が可愛いです。

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