表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
133/159

80連合ダンジョン(ただの無双)

少しシステムの話をしよう。

モブの経験値はダメージによってパーティーに分配される。

Aパーティーが60%Bパーティーが40%のダメージを与えたら、その割合で当分される。

しかし、レイドの経験値は全員で一定を割り振る形になる。

つまり、少人数の方が旨いのである。


続いてモブの経験値の話をしよう。

仮にモブの経験値が800だとする。なら8人で割ったら100しかもらえない、という訳ではない。

パーティー人数によって、経験値が加算されていく。

2人なら10%、3人なら25%と増えていき、8人になると400%となる。

全体では3200もの経験値になるわけだ。

一人頭は400にしかならないのだがな!


さて、私はそのシステムを用いて少人数の狩りまくり祭りを行おうとしている。

転職済みの8人による無双祭り。

たーのしみだな♪

おっと、音符なんぞが出てしまったぜ。

「さて、一気に行こうか!」


80ダンジョンは単純な作りとなっている。

割りと力押しで通れるダンジョンだ。

海底都市と思われる場所で周囲が水に包まれ、魚が泳いでるのが目にすることが出来る。

美しい光景に目を奪われてしまう。


そんな美しさに反して、ここのギミックは水路への水の流し方によって、行ける場所と行けない場所が出来るギミックだ。

一歩間違うと、宝箱の取り忘れの原因にもなる。

風景とは真逆の鬼畜である。

とはいえ、すでに攻略済みだから順番を覚えたら簡単なもんだがな!


そんな中をアタッカー7人で敵を倒しながら、競うように駆け抜けていく。

その後ろを未転職の約30人が必死についてくる。

走る速度が転職してるかしていないかで、かなり差がついてるな…。

ちなみに、私達7人はパーティーを分けている。

ソルティは私と同一パーティーだ。火力無いし…。

理由は先程話したパーティーの経験値分配の為である。


私達が別れて倒すことにより、パワーレベリングを受ける仲間達に経験値がいくようにしてあるのだ。

私達込みで、各パーティー4~5人で組んでいる。

ソロでやるのが一番経験値が入るが、下がりすぎない丁度良い人数を考慮した結果だ。


さて、そうして狩りまくる私達の中で一番のポイントゲッターは天音である。

転職によって、視界内とはいえ自分のみの転移を瞬時に出来るようになったせいだろう。

「あはははは、無駄無駄無駄!」

ハイテンションで魔法の乱舞を行っては、瞬時に転移をして殲滅している。

全く追い付けない殲滅速度だ。

他の6人は、ほぼ団子状態。

咲夜とスレインが一歩先を行ってるくらいかな?


咲夜は軽装の高機動型らしい変身後の姿をしている。

メタリックブルーの重要部位のみを守る装備に身を包んでいる。

例えるなら、ビキニアーマーのフルプレートタイプだな。

ただし、インナーがあるから肌は見えてない!

ここは重要ですが、テストに出ません!


それはさておき、女の子らしさを忘れないようフイッシュテールスカートになってるのが可愛らしい。

そのような可愛らしい外見に反して空中を上下左右に飛び回り、両手に握られた弓によって矢を乱射していく。

スカートの中はスパッツを履いてるので見えません!残念でした!


どうやって両手の弓を引くのかと思っていたが、思考により装填から引き絞り、発射されるようだ。

スキルによって大口径でも散弾でも瞬時に使い分けることが出来る。

凄く便利だな。


やはり遠距離攻撃は有利な点が多いと思う。

不利な点は、脆いとか接近されたら弱いくらいかな?

そこは技術や経験によって幾らでもカバーできるから問題ないかな?


続いてスレインの変身後に移ろう。

彼は一番変身による差が少ない。

握られた杖が黒曜石のような黒光りする重厚な作りに変わるくらいだ。

しかし、その戦闘力は他の転職済みを上回ると私は思っている。


彼が握り絞めた杖が振るわれる瞬間、多種多様なゴーレムが千に及ぶ軍団として召喚されるのだ。

意見せず、反論せず、疲れることもなく、主の意思を遂行する千に及ぶ兵隊。

相手によって武装を変えた装備で召喚される。

倒されても召喚しなおせば途切れることなき軍勢。


スレインを倒す手段がわからない。

膨大な火力で殲滅を行い、スレインのMP切れを待つか本人を倒すしか今の私には手段がない。

しかし転職によって、召喚の消費MPはかなり下がっている。

MP切れを待つのは下策だろう。

地味に見えるが、かなり強力だ。


彼は横道にそれらの軍勢を送り込み、取り残しのモブを残さず倒していく。

そうして私達より多数の経験値を稼ぎだしている。

羨ましいぜ!

今回を考慮して、後でパーティーの組み直しをして経験値のムラが無いようにしないといけないな。

本日も誠にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ