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親父と家族のVRMMO日記  作者: 只野御夜市
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3次転職しよう。

地図を眺めながら、とりあえず近くから回ろうかと行動しようとしてオーリを見たとき閃いた。

「あっ、天音。転移できないかな?」

「ん?待ってね…。うん、座標登録できたから、多分行けるよ。」

「よし、高機動の皆で手分けして座標の確保に回ろう。

移動時間の短縮ができれば、数日は短くできる!」

徒歩しか手段のない仲間も結構な人数居る。

彼等のためにも頑張らねばならない。


調べてみると結構な人数が、テイミングしていたようだ。

グレートドッグやグリフォンやペガサス。

愛玩用に兎や鳥など様々な種類があるようだ。

面白枠で鯉をテイミングしてる人もいた。

どうやって育ててるのか聞いたら、水槽をボックスから取り出したのを見て笑った。


ちなみに、レベルが上がっても鯉は龍に進化はしなかったらしい。

何処かのモンスターとは違うようだ。

もしかしたら、今回の転職で持ち主が神族になったら成るかもしれない。


「オッケー、遠くは飛べるので行くから近くは飛べないグループに任せるよ。」

私は天音と共にオーリへと跨がる。

「一人辺り10ヶ所もないから、すぐ終わるだろ。」

遠くても徒歩で3日程度。ざっと100km位のものだ。

オーリなら1時間かからずに移動できる。


ちなみに、私の転職の試練の場所はほぼ全てが端にあった。

頑張って徒歩で回ったとして、18日以上かかる。

気付かなければ、大変なことになるのは確定であった。


早急に討伐対象の生息場所や採掘・採集場所の確保に回っていく。

最初の4時間を使って、瞬時に各地に飛べる状況を作るのは後々の移動時間を削るのに必須だ。

移動途中に襲ってくる敵も居るが、私達の速度にはついてこれない。

置き去りにするように、できる限り早急に行動していく。


え?通りすぎ様に切り捨てたりしないのかって?

そんな動体視力も反射神経もありませんから!

老眼が始まってきてるからねえ…。

意識を加速するのを維持するのも、体力が落ちてるので疲れるんですよ。

できるとしたら、隼人を筆頭に若い奴等とかだろう。

マジチート。

若いって羨ましいわ。


そんなことはとりあえず置いておいて、一番遠い所は速度特化の風龍へと進化したメンバーに任せて私達は他のところの座標を獲得した。

往復で約2時間。

場所を確保した後、ゲームの中での0時を過ぎたので一旦ログアウトする。

デバフが来ないよう、時間調整大事だ。


今夜は徹夜をするために、昼の15時から21時まで昼寝したから、全く眠くない。

夜食を食べたら、また頑張ろう!

夜食と言えばインスタントラーメンという勝手なイメージでインスタントラーメンをすすり、家族で話をしたり攻略サイトを見ながら1時間半ほど時間を潰して再びログインする。


今回の転職に選んだメンバーは、全員徹夜ができる人を第一条件に選んだから欠ける人なく集まる。

みんな、意欲があって嬉しく思う。


そんな皆を前に龍桜が行動の指針を話す。

「みなさんお帰りなさい。それでは、攻略について話していきます。

試練が100ヶ所あるとはいえ、1500人での進行は運営も予想してないでしょう。

ソロかパーティーでの行動を予定してシステムを組んでると思います。

できる限り行く場所が被る人で連合を組めるように、人員を分けました。

少しだけ行く場所が増えますが、ご了承ください。

進行に片寄りがでないために、順番も指定させてもらいます。

待ち合わせて、同時進行をお願いします。

うまくいけば、1日で終わる予定です。

よろしくお願いします。」


この仕分けにより、パーティーに必須なソルティとは離れることなく済ますことができた。あと天音とスレインも一緒だ。

しかし、他は散らばることになった。

私が龍騎士だから、3人は固まっている。進行が同じだからな。


「さーて、ウチはWIZ主体のPTか。20ヶ所くらい回ることになるが、ガンガンいきましょうかね。」

天音の門により飛び回り、ガンガン狩りを進めていく。

龍桜の予想通り、ソロかパーティーが主体なようだ。

お陰でたいした時間もかからずに収集や討伐は終わっていく。

数の暴力って偉大だな。


「親父、こんな余裕で良いのかな?」

「早く終わるなら、それに越したことはないだろ。

さて、最後に龍騎士3人組の試練に向かいましょうかね。」

龍騎士の試練の相手は龍がメインだ。ソロやパーティーでは厳しいだろう。

ギルド全員で行動できるから、最悪は1500人で囲んでしまえばいい。

そんなに強くないといいな…。

最近、キャラが動き回ることがなくなった。

以前は、しょっちゅう暴走してくれてたのになぁ…。

お陰で難産です。


これが、スランプか…。

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