割りと最後の手段
ついに城が一つまで減ってしまった。
まぁ、これが普通だから良いんだけどね。
戦争に参加する人が大分増えてきたなぁ…。
城のダンジョンは旨いから、わからなくもない。
レベルが上がってきたら、参加を考える人も増えるだろうしな。
夜が明けて日曜の朝、ご飯を食べていると長男が話しかけてきた。
「父さん、城をとられる前に何か手を打たないとダメじゃない?」
「それは解ってるんだが、同盟を結ぶにしても対等なところがないしな。ギルドの引き抜きも普通は厳しい。
こないだの戦争で、ギルドが1つに纏まったことが異常事態なんだよ。」
「そうだね、ウチに対抗するとかでもないかぎり無いよね…。」
地道な募集で徐々に人は増えているが、辞めていく人も多い。
現在、FPSだったりアクションだったり様々なゲームが発表されているからな…。
VRで麻雀とか大富豪とかのゲームも結構出てきた。
ちょこっとだけ麻雀は興味あるな…。
「最近は新規者も減ってきているからな…。いずれはこのゲームも寂れてくるだろ…。」
いまだに数万人はやっているけどな。
戦争参加者だけで10万くらい…。不参加が多分3万もいないかな?
後方の職人達がどれくらいだろう?2~3万はいるんじゃないかな?
予想でしかないけど…。
「逆に考えて、リアル友人を引き込むとか!」
「数人増えても焼け石に水だよ。とりあえず、誘えばやりそうなヤツは数人はいるけどな。」
むしろ、既にやっているかもしれない。
「え?父さんにも友人居たの?」
「そんくらい居るわ!」
私をなんだと思ってるんだ…。
「ちくしょう!古い仲間に会わせたるわ!」
「あ、別に良いです。」
「ここでそう返すか!」
「父さんの息子だもん!」
ずごく納得出来た。
とりあえず、午前中潰して様々なゲームで知り合った仲間達にラインをしておこう。
ゲームで知り合い、オフで友人になり、結婚式とかにも出席するくらいに仲良くなった友人達。
今は何してるだろうか?
年数と共に、辞めていった人も結構いたからな…。
とりあえず、片っ端から送っていこう。
総勢100人以上!
全員がこうして集めたら、結構増えそうな気がする…。
コピペして、ドンドン送っていく。
その間にも返信が来たりして慌ただしくなってくる。
しまった、少しずつにすればよかった…。
必死に返事を書きまくっていく。
やはり、大抵の人は辞めてしまっているようだ。
40越えてもゲームしてるのって、以外と少ないもんな…。
しかし、いまだに続けてるのも結構居た。
良ければ、また楽しく遊ぼうと声をかけておく。
少しやって、別なゲームに移った人にも声をかけておいた。
そうした中で、現在も同じゲームをプレイしてるのが3人も居た。
やはりやってたか…。予想してたが、居るもんだな。
会えばバレるんだがWorldの騎龍だと話したら、会ってくれない気がしたから伏せておいた。。
見たくないから晒し板とか全く見てないのだが、どんな酷いこと書かれてるやら…。
多分、新しいのでは…。
Worldの城所持数1ヵ所まで減少。騎龍涙目!
とか絶対に書かれてるのが予想できる。
20年過ぎても、VIPは変わらないからな…。
とりあえず、今日は1人会うことが約束出来た。
やっべ、凄くドキドキする…。
悪いことはしてないんだけどな…。
ログインして、朝食をとる…。
不安とかでテンションが全く上がらない…。
アイツとやってたゲームではどんなキャラしてたっけ…。
素でやってたと思うが不安になる。
まぁ、出たとこ勝負だ。
なるようになるだろう!
本日も誠にありがとうございます!