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首の柱

作者: 村雲


暗い夜道、


放した風船、


ひきつった頬の、


口紅のあと、


頭蓋骨に滴る、


誰かの唾、


聞かない耳を、


劈いた低音、


やたら振り回した、


柔らかい爪、


優しい人なら、


消えてくれる、


引力に逆らう意味を、


誰も教えてくれない、


ポケットの中の冒涜、


地面から墜ちる想像、


信じる為の猜疑心、


ケータイの画面が、


つまずき方を教えた、


あの頃という妄言、


装飾された文字の群れ、


暗い夜道、


足音は消えない、


放された風船は、


太陽の位置を知らない、


ひきつった頬に、


陵辱の赤を残して、


喜怒哀楽のない今日は、


明日も連続する。



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