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金木犀を抱いて

作者: 菜の花
掲載日:2026/10/17


ふわり

甘い香りに誘われて

億劫な足を止め

俯いていた顔を上げた


そこに

黄金色に輝く金木犀の花


太陽の光を

そのからだに

めいっぱい浴びたから

あんなに光って見えるのだろうか


なら

僕ももしかして

もしかしたら


このからだに

光をたくさん浴びたら

前を向いて歩いていけるのだろうか


じっと見つめる

黄金色の小さな花を

小さいながらに

存在感のある花を


金木犀は僕を見た

笑っているのかもしれないし

笑いかけてくれているのかもしれない


頭に残る

その黄金色の香りを抱いて

僕はまた歩みを進めた

ご覧いただきありがとうございました。


秋を感じられる、金木犀が好きです。


誰かに届きますように。

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