表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/55

国際艦隊、北大西洋で巨大生物と初接触

ごはんどきになると、テーブルの上が、いろんな色になる。

おさらが並んで、あったかい匂いがして、わたしのおなかは、きゅっと鳴る。


でも、ちいさいおともだちは、やさいさんを見て、動かない。

フォークも止まって、目だけが、べつのところを見ている。


……あれれ。


「……たべないの……?」


返事はないけど、気もちは、つのに伝わってくる。


いや。

ちょっと、にがて。

あとで。


それなら、と、わたしは、すぃっと身をのばして、おさらのはしの緑のもこもこを取る。


「……このみどりの……しってる……、わたし……むかし……すきだった……」


見た目は、ちいさな木みたいで、なんだか、かわいい。


「……ぶ……ぶっ……ブッ……? ……あ……ブッコロリー……!」


あむ……。


……おいしい。


しゃきっとして、みずっぽくて、からだが、よろこぶ。

わたしは、もうひとつ、もうひとつ、と、かわりに食べる。


「ねぇねぇ、ブッコロリーおいしいよ!」


わたしは、うれしくて、光るわっかを、ぽわっとさせて、つのをふりふり……


おともだちは、ほっとした顔で、わたしを見る。


でも――

その様子を、おかあさんは、ちゃんと、見ていた。


空気が、すっと変わる。

やさしいけど、ぴしっとした気もちが、つのに、どん、と来る。


ちゃんと、たべなさい。

かわりに、あげないの。


おともだちに、めっ!

わたしにも、だめっ!


って、ゆびをピシっと、する。


「……あぅぅ……」


わたしと、おともだちは、そろって、しゅん、とする。


わたし、わるいことしてない、つもりだったのに……

でも、いけなかった、っていうのは、なんとなく、わかる。


「……ごめん……なさい……」


小さく、つのを、ぴかっとして、あやまる気もちを出す。

おともだちも、同じ気もちで、もぞもぞしている。


それから、ちゃんと、いっしょに、ブッコロリーを食べる。


ちょっと、しょんぼり。

でも、なぜか、楽しい。


叱られたけど、いっしょだったから。


ごはんどきの、ちいさな事件は、そうやって、終わった。



──────────────────



国際艦隊、北大西洋で巨大生物と初接触

NATO艦艇1隻が沈没、乗組員多数が行方不明


【北大西洋発 4月14日=新同通信】

国連安全保障理事会の決議を受けて開始された国際軍事作戦「オペレーション・ポセイドン」は今月9日未明、北大西洋で巨大生物「雷のリヴァイアサン」と初めて接触した。NATO連合海上司令部(MARCOM)が14日までに明らかにした。


同司令部によると、艦隊はアイスランド沖の海域で無人潜水機による監視活動を行っていた際、強い電磁的異常を伴う反応を探知した。その後、海面付近で大規模な物体が一時的に確認され、艦隊は警戒態勢に移行した。


対象は艦隊の一部と接近し、NATO側は防護措置として対潜兵器を使用したが、十分な効果は確認されなかったという。直後、対象から発生したとみられる強い電磁的影響により、スペイン海軍のフリゲート艦1隻が重大な損傷を受け、航行不能となった。


同艦はその後沈没したとみられており、乗組員約200人のうち、多数が行方不明となっている。生存状況の詳細について、NATOは明らかにしていない。捜索活動は続けられているものの、状況は厳しいとみられている。


巨大生物は交戦後、急速に深海へ移動し、追跡は困難になった。NATOは今回の接触について、「作戦の一環として発生した事案であり、現在、取得したデータの分析を進めている」と説明している。


今回の事案は、国際社会が同生物の存在を前提に対処を進める中で発生した初の実戦的接触となった。各国当局は、今後の作戦手順や警戒態勢について見直しを進めている。



──────────────────



【悲報】人類軍、初戦でボコられる UMA戦争Part11【リヴァイアサン】


568 :名無しさん

 スペインのフリゲート(F-100級かな?)ってイージスシステム積んでるだろ!?

 それが一撃で航行不能とかシールド試験は何だったんだよ


569 :名無しさん

 わざと沈めさせてさらに巨額の軍事予算を引き出すためのNATOの自作自演説


570 :名無しさん

 非常に悲しいニュースです

 私はリヴァイアサンの強さを尊敬しています

 あなたは家庭で月収$10,000を稼ぐ方法を知りたいですか?

 プロフィールのリンクを見てください[://Rich-Leviathan-Life.com]


571 :名無しさん

 【急募】リヴァイアサン(Lv.99)倒す方法w

 ポセイドン作戦チュートリアルで敗北してて草


572 :名無しさん

 スペイン艦沈んだってことは

 今日からパエリア食えないの?w


573 :名無しさん

    (゜д゜)< スペイン艦、オイシイデス

    /J J

    (  )

     しし


574 :名無しさん

 無人機だのドローンだの使ってるから舐められんだ

 特攻精神があれば違ったはず

 いまの軍隊は命大事にしすぎて逆に失ってる


575 :名無しさん

 「リヴァイアサンも怖かったんだと思う……分かり合える日が来ると信じてます!」

 このクソ投稿にいいね12万とか終わってるw


576 :名無しさん

 NATO「ポセイドン作戦開始!」

 リヴァイアサン「Wi-Fi切っといたから」

 スペイン艦「シエスタの時間かおやすみなさい」


577 :名無しさん

 対潜兵器が効かないのが絶望的だわ

 衝撃吸収する外皮や脂肪層で防御とか電磁力で弾道変更してんのかね


578 :名無しさん

 これはアイオワ級復帰検討しかないなw

 古き良き鋼鉄の暴力で行くしかない


579 :名無しさん

 ポセイドン作戦失敗→老兵集めて古い戦艦起動(AC/DC流しながら)


580 :名無しさん

 We're all gonna die... Just not today


581 :名無しさん

 1940年代の戦艦引っ張り出すとか映画の世界だけにしとけ


582 :名無しさん

 そもそもEMPだけで沈むわけねーだろ

 電子機器が焼かれても浮力は維持できるはず


583 :名無しさん

 おそらく強力なEMPで火災検知と消火系を潰されたか?


584 :名無しさん

 NATO隠してるけどようは体当たりくらったんだろ?

 接近されてんじゃどうしようもない


585 :名無しさん

 紙装甲の現代艦に500メートルの大質量が突っ込めばそりゃ一撃で沈むわ

 無人機頼りで近距離監視を疎かにした無能指揮官の責任だ


586 :名無しさん

 接触まで気づかないとか水測員の耳腐ってんのか?


587 :名無しさん

 潜水艦のシュノーケル音すら拾えるはずなのにな

 リヴァイアサンには静粛性まであるのかも


587 :名無しさん

 バイオ電磁波でソナーの信号処理をバグらせたんじゃないか


588 :名無しさん

 これ対潜ヘリは何してたの?

  艦隊防空圏にリヴァイアサンが侵入するまで捉えられないならもう艦隊組む意味ないだろ


589 :名無しさん

 対潜兵器が効果なしって弾頭の信管がEMPで無効化されたんじゃないか?

  物理的な激突の前に全武装をバイオ電子戦で封じられたんだとしたら詰みゲーだな


590 :名無しさん

 >>582

 EMPだけで沈むかよって言ってる人多いけど

 海水が電磁誘導でプラズマ化して船体溶かされた可能性ない?

 証言にある焼損ってそれだろ


591 :名無しさん

 >>587

 索敵が機能しなかったのも

 海水のイオン濃度を急変させてソナー音波を屈折させたか

 あるいは電気分解で周囲を気泡だらけにして攪乱した?


592 :名無しさん

 皆さんEMPにばかり注目していますが最大の問題は追跡不能になったことです

 フリゲート艦を沈めるほどの質量が移動して追跡できないなんてあり得ない

 つまりリヴァイアサンは電磁的なステルスを纏っている可能性がある


593 :名無しさん

 今年になるまで存在にすら気がついていなかったのだから

 今のレーダーやソナーのアルゴリズムでは

 あいつを波の雑音としてしか処理できていないのではないか


594 :名無しさん

 抜本的なシステム改修なしに再戦しても同じ悲劇を繰り返すだけだな


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ