表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

国際ニュースで追われる私ですが、記憶喪失の妹です。ごはん探してるだけです

作者:宙うし
目を覚ましたとき、“わたし”は自分が誰なのか分からなかった。
ここがどこで、どうしてこんな奇妙な身体になっているのかも思い出せない。
ただ――
「お姉ちゃんに、なにかしてあげたかった」
その気持ちだけが、やわらかな残響のように胸に残っていた。

けれど、何をしてあげたかったのかは思い出せない。
お腹だけが、きゅうっとすいていく。

「……まずは、ごはん……探さなきゃ……」

むにゅむにゅと海を進むたび、水面には光の帯がのびていく。
その光が、地上の人々に“謎の大規模発光現象”として観測され、
世界のメディアは次々と報じはじめる。
やがて各国が警戒態勢をとり、ネットは大荒れ。
地球は、幼い妹の“ささやかな空腹と迷子の行動”だけで混乱していく――。

忘れてしまった“お姉ちゃんのためにしたかったこと”は何なのか。
そして、人類に恐れられながら彷徨う少女は、どんな真実へたどり着くのか。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ