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22アリスの気持ち

「私、ノア君ならいいよ」


涼やかな声と同時にアリスが俺の胸に抱きついて来る。


まじかで柔らかいアリスの身体を感じて思わず抱きしめそうになる。


アリスは下着姿のままで俺の胸に抱きついてくるから、いい匂いとアリスの胸の感触が良くわかってしまう。


アリスは細いくせに胸は大きい。


Gカップあるとか自慢してたな。


ああ、それ位ありそう。


柔らかい感触にますますクラクラするが、俺の脳裏にはリリーの笑顔が思い出された。


アリスはいい子だと思う。


でも、アリスに手を出すのはリリーへの裏切りの様に思えた。


「アリス。ごめん。俺はまだリリーのことが……」


「はは。やっぱりだめか。ごめんね、ノア君。わかってたけどね。でも、女の子だってエッチな気持ちとかはあるんだよ。二人っきりなんだし、あんなかっこいいことして責任とってと思うの。もう、ここ2、3日毎日ノア君のことエッチな目でしか見れなかったよ」


いや、エッチな目で見てたとか、それは言うなアリス。


俺の女の子への幻想が崩れるだろう。


「俺はリリーの復讐をするまで新しい恋は始められないよ」


「その割に立派にしてるんだね。ノア君って?」


うるさいな。


俺だって本能には勝てないよ。


でも、リリーへの気持ち察してよ。


それに俺の股間をヨダレ流しながらそんなにガン見するのやめてほしい。


「ごめんね。私が悪かったね。でもこれは言うね。私はノア君のこと好きだよ。だからそれだけは覚えていてね。それに……手コキかフェラなら浮気にならないよ、どう?」


ぼくぅ!


俺は問答無用でアリスの頭を殴った。


「痛いよー! ノア君酷いよ!」


女の子が何てこと言ってんの?


そんなの浮気になるに決まってるだろ?


そもそも女の子がそんなこと口走っちゃだめ!


俺は気を取り直してアリスにこう言った。


「アリス。ありがとう。好きと言われて嫌な気はしないよ。俺も男だから。そんなにいつまでも我慢出来ない。でもなアリスに手を出したら、きっと俺は後悔する」


「わかったよ。ノア君。ノア君はやっぱり私の思った通りの人だよ。でもリリーさんはきっとノア君に復讐なんて望んでないと思うな」


俺は黙り込んだ。


確かにリリーは復讐なんて望まないだろう。


でも、俺が許せないんだ。


だから。


「今日はもう寝ようね。もう一つベッド作るね」


アリスはもう一つベッドを作ってくれた。


俺の気持ちを察してくれたんだと思う。


俺はその日悶々とするハメになった。


やっぱりヤッとけば良かったとちょこっと後悔した。


何せ20日間以上。


これ以上は言わせないで。


☆☆☆


あくる日俺が目を覚ますとアリスが裸にエプロンつけて朝ごはんの準備してた。


全然わかってねえじゃねえか!!!

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支援職、最強になる~パーティを追放された俺、微妙なハズレスキルと異世界図書館を組み合わせたらえらいことになった。は? 今更戻って来い? 何言ってんだこいつ?~
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