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19黄金の鎧(初級編)

俺はアースドラゴンに噛み砕かれてぐしゃぐしゃになったアリスを無視してアースドラゴンと殺りあった。


以前は刃が通らなかった竜の鱗も今度はダメージを与えられている。


スピードも俺の方が早いからかなり楽になった。


以前みたいに口の中に巫術を打ち込むだなんて無茶しなくて良さそうだ。


アースドラゴンに蹴りをかますとドラゴンはなんとよろめいた。


チャンスだ。


ドラゴンの首に剣を振り下ろす。


意外とあっさり首が斬り落とせた。


どうもドラゴンの首周辺の鱗は他より弱いらしい。


収穫だ。


こうして俺は一人でアースドラゴンに勝った。


うっかりアリスのことを忘れてたが。


「ノア君、私のこと忘れてない? もうちょっとで人っぽい形になるから待ってくれないかな?」


「うげぇ」


思わずゲロが出た。


いや、人体の中身とか見たくない。


完全にスプラッターの世界だった。


だが、驚いたことに1時間ほど待つとアリスは完全に回復した。


こいつ、いざとなったら、囮に魔物の口の中に放り込んでも大丈夫だな。


俺が密かに計画を立てると、アリス曰く。


「ノア君、今、私のこと囮に使おうとか思ったでしょ?」


「ソ、ソンナコトオモッテナイヨ」


「もぉーーーー」


アリスはプンプンとするが、多分、勇者いつきからも同じ扱いを受けてたな。


だって、他に使い道が無さそうなんだもんな。


どうもアリスはヤバいから封印されただけでなく、役立たずだから手っ取り早く封印されたな。


変なの起こしちゃった。


俺は自分の思慮の浅さを後悔した。


でも、話相手としては助かる。


アリスがいなかったら、今頃孤独で精神を病んでいたかもしれない。


俺は気を取り直してアリスと次の階層に進んだ。


アリスは戦力外だが、気にする必要はないし、今の俺の実力なら次の階層でも戦えると思ったからだ。


アリスには自分の首を落とすの絶対禁止を言い渡した。


☆☆☆


次の階層はゴーレムの階層だった。


ゴーレムはゴーレムでも鉄のゴーレムだ。


普通だと剣は役に立たないが、どうもあからさまに怪しい胴体の真ん中の赤い魔石みたいなコアを壊すと動かなくなるというか、それで消えて行く。


意外と楽だった。


コアを壊すと楽勝と教えてくれたのはアリスだった。


もちろんそれ位でポンコツの称号を撤回したりはしない。


「血術式、薔薇の結界!」


アリスが血術式でゴーレム達を蔦でがんじがらめにする。


動けないところを俺が剣で確実にコアを破壊していく。


どうやら、アリスの言う通りだったみたいだな。


後は黄金の鎧とか言うやつだ。


「ノア君、あったよ。多分これが黄金の鎧の出現ポイントよ」


「多分、そうだな。金色に輝く扉とか、それとしか考えられない」


俺は慎重に扉を開ける。


すると、金色のゴーレムや銀色のゴーレム、銅色のゴーレムがいた。


俺は事前に唱えていた巫術を使った。


たちまちゴーレム達を炎が襲う。


それで金色のゴーレム1体で経験値10000、スキルポイント10000がもらえた。


銀は1000、銅は100だ。


大体金色のゴーレムは2から3体で、後は銀や銅だ。


それに、これもしかして?


俺は一旦ドアを閉めてもう一度開けるとやっぱりゴーレム達は復活していた。


これ幸いに何度も巫術を打ち込んだ。


すると、アリスが。


「ノア君、自分ばかり活躍してずるいよ。今度は私にやらせて」


「わかったよ。そんなに強い魔物じゃないみたいだし。アリスは不死身だし」


アリスはニッコリ笑うと、ガサツな感じで扉を開けて。


「行くわよ!!!!」


何故か部屋の中に突っ込んだ。


「えええい? あれ?」


グシャ


アリスは氷の魔法を唱え終える前転んでゴーレムに踏み潰されてシミになっていた。


そして、俺がわざわざ剣でゴーレムを倒し終える。


巫術でアリスを蒸発させると復活できなかったらどうしようと思ったからだ。


ポンコツでもアリスには親近感が湧いてきた。


何より貴重な話相手なんだ。


そして、アリスは1時間位でやっぱり綺麗に元通りに戻った。


「あー。よく死んじゃったね」


ケラケラ笑ってる。


俺がどれだけ心配したと思ってる?


なんか、他の子とチェンジとかそういうシステムはないのか?

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支援職、最強になる~パーティを追放された俺、微妙なハズレスキルと異世界図書館を組み合わせたらえらいことになった。は? 今更戻って来い? 何言ってんだこいつ?~
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