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0章 序章
「好きだけど別れよう」
それが最後の言葉だった。
あの日から過去に囚われ続けている。
あの人と出会わなければこんな話をする必要はなかったのかもしれない。
あの日あいつと会わなければこんな話をする必要はなかったのかもしれない。
でも起きてしまったことはどうすることもできない。
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過去の恋愛を引きずり次の恋ができない加藤拓也。
ある日親友の丸山水樹の勧めで出会い系アプリをインストールする。
そこから拓也の人生は大きく変わっていく....