東日本大震災とオンラインゲーム
当時、オンラインゲームをやっていたのですが、ゲームとは別に運営が管理している掲示板があり、とあるフレさんと書き込みのやりとりを行うことで親睦を深めていました。そのフレさんの掲示板は人気があり、多くのユーザーがコメントを書いていました。
そして東日本大震災が起きます。
おそらくほぼ全てのオンラインゲームがサービスの自粛をしました。自粛期間はあまり覚えていません。当時の被害状況はみなさんご承知の通りで、関東でも一部建物崩壊、液状化現象、湾岸火災等の大被害が出ました。何より電力供給不足が深刻となり、多くの家庭で節電や一定時間分散停電も余儀無くされました。
それに対し、掲示板内ではとにかく早いゲーム再開を望む声が多かった。これに関しては『要望』だと割り切って特に気にしてはいませんでした。ただ現実問題として、サービス再開には時間を要すると思っていました。
後日、運営会社は自粛継続中と説明し、さらに義援金として1億円を寄付する声明を出しました。フレさんの掲示板ではこの義援金に対し「1億キタァ〜」「1億寄付したんだからもう良いだろ‼︎ 早く再開しろよ‼︎」「これで気兼ねなくゲームできるね」と大盛り上がりでした。
これには流石に違和感を感じ「自分はそういう風には思わない。義援金を送ったらそれで終わりではないと思う」と人気のあるフレさんの掲示板に反対的な返事を『書いてしまった』のです。
すると「あなたはもうコメントしないでください」とフレンドを解除され掲示板も追い出されました。それまで仲良く、お互いの専用掲示板にやり取りを書いてきたので、正直たった一言で拒否されるとは思ってもいませんでした。
東日本大震災に対する受け止め方は人それぞれですので、どうこう言うつもりはありません。しかし「これは俺たちの出したゲーム代から寄付したんだよな。それはイコール俺たちが寄付したことになるんだよな」「俺には関係ないから早く自粛やめてゲームやらせろ」というような発言がアンダーグラウンドではまだしも運営が管理する公式の掲示板内で盛り上がっていたことに、どうしても納得できませんでした。不思議でなりませんでした。
これはユーザーが運営や開発にゲームの文句を言うのとは全く次元が違う話。しかしそれを同列と考える、いや、むしろ考えていないからこそ、こんな発言が横行してしまう。まかり通ってしまう。
今でも話題の流れに反する個人意見を言った事に対して後悔はしていないです。ただ、仲が良いと信じ、信頼していたからこそ大丈夫だろうと判断しての意見が、全否定&BLされ音信不通にされた事は想定外で見通しの甘さを痛感されられたのを思い出したのでした。
もう10年立つんですね。
変わった部分、変わっていない部分。
……それぞれの想いが詰まった10年のような気がします。
ちなみにもうオンラインゲームはやっていません。




