07話. 金髪イケメン再び
通貨:銅貨10円/小銀貨100円/銀貨1000円/小金貨10000円/大金貨10万円
宿屋の値段平均:素泊まりで銀貨3枚/朝夕の2食付き銀貨4枚
飲食関係
エール:小銀貨1枚
葡萄ジュース:銅貨8枚
1食辺り:小銀貨6枚~8枚
時刻
朝鐘一回:朝6時、朝鐘二回:朝9時、昼鐘一回:12時と3時間おきに鐘がなるが夜の12時と3時は鐘ならない。
私はナイガ街のギルドの受付をしているアリスと言います、今日はいつもよひ暇だなーと思っていたら、お昼過ぎのギルドに今まで見掛けたことのない少女が入ってきた。
身長150㌢で11~13歳ぐらいの黒髪でストレートで腰までのび髪、目鼻立ちもしっかりしお人形の様な美少女、服装も観たことのない服。
(見掛けない子だな服装も見たことないし武器も持ってないから冒険者って感じがしな、外国の貴族?貴族なら1人でボード何て観ないか、それにしても可愛いなー)
ぽゃーと眺めていたらその少女は1枚の従業員募集の紙を持ってきギルドで働きたいと言ってきた。
「え!・・・はい?」
「ですからギルドの従業員になり働きたいです、この募集紙はギルド従業員の募集ですよね?」
少女が持ってきた募集紙はお昼に貼られたギルド従業員の募集紙、今月で寿退社するマヤの代わりの補充するための募集だった。
「はい、そうですが募集年齢は16歳からですよ」
募集内容は以下の内容である。
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ギルド従業員募集
勤務勤務:シフト制4勤2休(朝鐘一回~夜鐘一回を2日し朝鐘二回~夜鐘二回を2日の4勤務)
募集資格:犯罪経歴がなく年齢:16歳~30歳まで読書ができる方、男女問わず
採用試験:適性検査・筆記試験・実技試験・面接
給金:1日銀貨8枚/日払い・月末払いどちらも可
待遇:制服支給、寮と賄い(朝夕)あり、寮の希望は1日銀貨2枚給金より引かれます
初心者歓迎、最初に研修もあるので安心
業務内容:ギルドの受付/掃除/調査/その他業務
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近くで見ても美少女・・・じゃなくて11~13歳にしか見えない。
「大丈夫です、私16歳です!」
どや!雪は胸を張る。
雪は15歳なので嘘である。
(15歳だけどこの世界には身分証などがないから年齢等は誤魔化せる問題なし、それにこの受付の人栄養が胸にいってぽゃーとした感じだし上手くいく、うっしっしー)
アリス疑問に思いながらも、本人が言っているいる以上無下にもできず。
「はーわかりました、まず犯罪経歴が無いかですが犯罪経歴があれば顔に犯罪紋がありますので調べるので顔を見せて下さい」
雪はおでこを出してアリスの前に顔を突き出す。
アリスは見とれていた。
(綺麗な顔、目、鼻、唇、手も綺麗~持ち帰って家に飾って置きたい)
「あのーそろそろいいですか?」
その声にハッとし問題なしを伝え次の確認に入る。
「すいません、大丈夫です犯罪紋はないようなので次は魔法道具で名前・年齢・出身・魔法適性等は観ますね」
「はい?」
雪は焦った、物凄く焦った。
(魔法道具?年齢わかるのーまずい年齢誤魔化してるのばれる、どうしよー逃げようか!?)
雪が考えてるうちにアリスが雪の手をとり受付窓口の横にある四角の黒い石盤の上に手を置いた。
「直ぐ終わりますよ手をこの石盤に置くだけですからね」
手が置かれた瞬間、魔方陣が最初はちらつきながらも手の甲に浮かび上がりその上に情報が浮かび上がる。
ペタ ザァザザヴゥゥーーーン!
「「えぇー!!!」」
二人は驚いていた。
「えーと名前はユキで年齢は・・・本当に16歳なんですね疑ってごめんない、それと出身はフシマ国なんですね何処の国ですか?、魔法適性はSですかー凄いですね!」
とっ言いながら魔方陣の上に出ている情報を紙に写していく。
雪は驚きはしたが直ぐに冷静なり。
(やっぱり疑ってたんだ、はっはっ・・・でも何で16歳で表示されたり出身なんて知らない国だし魔法適性Sてなに?確かこの世界は魔法学があるようだけど、私は異能はあるけど魔法は使えないよ)
などと考えてながらも雪はアリスに伝える。
「あのー魔法適性Sの様ですが私、魔法は使えませんが大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、あくまで適性なので魔法を使えるか使えないかは関係なんですよ、ですが勿体ないですね魔法適性Sなら上級魔法すら使えるのに、覚える機会なかったんですか?」
「はーなかったですね・・・はっはっ」
「そうなんですか、機会があったら覚えたらいいと思いますよ色々と便利になりますし」
「機会があれば、覚えてみます」
「では次の試験に入りますので奥の部屋へ案内します」
そう言いながら雪を受付窓口の奥にある部屋へ案内するのであった。
雪は案内され待つようにいわれた、どうやらギルマスに報告と筆記試験の準備らしい。
待つこと数十分、アリスが紙と筆記具と砂時計を持って雪の前に置き話す。
「紹介が遅れましたアリス言います、本日の筆記試験と実技試験の試験官と案内等をしますのでよろしくお願いします」
そう言ってアリスは軽く一礼する。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
雪も軽く一礼する。
「砂時計の砂が落ちる時間までに解答をお願いします、砂が落ち終わるぐらいに再度来ますね」
と伝えアリスは部屋を出ていった。
(筆記試験ね、一般常識と計算問題と作文?・・・作文!?)
砂時計の砂が落ちきる少し前にアリスは戻ってきので解答が終わった旨を伝える。
「解答終わりました」
「早いですねまだ時間ありますが大丈夫ですか?」
「大丈夫です」と雪は微笑む。
可愛いと思いアリスは雪に見とれる。
アリスはハッとしながら解答用紙を受け取り次の実技試験の案内をする。
「次は実技試験になります、ギルド従業員は場合よっては後受注の調査で現地調査したり任意保険を支払った方えのサポートや保険者の方の回収などギルドで暴れる冒険者を止めたりするので少しは戦闘の心得が必要になりますので軽い模擬戦をしもらい適性を観ますね」
ギルドの隣に18畳ぐらいの訓練や物資を置く広場がありその隣にギルドの寮がる。
その広場に案内されると40後半ぐらいの細マッチョな感じのダンディーな男が木剣で素振りをしたりして準備運動をしていた。
アリスに案内され男の前に着き紹介される。
「こちらの方が実技試験の試験官でギルドマスターのイワンです」
「ユキです本日は、よろしくお願いします」
挨拶しながら軽く一礼する。
「イワンだよろしくな、アリスから聞いていたが想像してたより小さいうえ可愛いじゃないか」
はっはっはっと笑っている。
「ありがとうございます、アリスさんすいませんがショートソードのサイズの木剣ありますか?」
アリスはロングソードの木剣を準備していたが雪には長過ぎた為、ショートソードのサイズが無いか確認した。
「あ、すいません、ありますので今持って来ますね」
アリスが木剣を取り行き戻ってくる間に軽く柔軟体操しアリスが戻ってきて手渡してきた木剣を上下左右に素振りをしながら軽く準備運動をする。
ブゥン! ブゥン!
雪が素振りをし始めた瞬間、イワンとアリスが驚く。
「「えぇー!?」」
驚き固まってるイワンに雪は。
「お待たせしました、準備できましたのでお願いします」
頭を下げる。
イワンが再起動し雪から少し離れた所で木剣を構え、イワン思っていた。
(どういうことだ?素振りが見えなかったぞ!?木剣が軽いのか?アリスが子供用を手渡したのか?)
考えても答えにいきつかない為考えるのを止めアリスに開始の合図を出す。
「ギルマスも準備できたようなので実技試験開始します、はじめー」
アリスの合図と共に雪が動く。
カツン!、ドッサ!!
雪はイワンの木剣を叩き落とし足払いし転ばせイワンの顔に木剣を突き付ける何も言わずに微笑む。
イワンもアリスも声がでなかった、イワンは一瞬の出来事で何もできず木剣を突き付けられていた。
アリスは固まっていたがハッとし雪の勝利を告げる。
「勝者ユキさん」
雪その言葉を聞い木剣を引き、ありがとうございましたの言葉を言いながらイワンに手を差し伸べる。
イワンは差し伸ばされた小さく綺麗な手を受け立ち上がると言った。
「負けるとは思わなかった、軽く打ち合ってレベルを観るつもりだったんだが・・・ここまでやれるとは君のレベルなら冒険者でもやって活けるぞ」
雪は微笑みながらイワンに伝える。
「冒険者でもゆっくりできるのでいいのですが、なにぶん所持金がゼロなので屋根のあるところと暖かいご飯が食べたいんですよ、なので寮と賄いがあるギルド従業員になりたいんです」
そんな話をしているとアリスが筆記試験の結果を伝えてくる。
「実技試験が早く終わったので筆記試験の採点が終わっていないかもと思い確認してきたら終わってたので結果を報告します・・・全問正解の泣ける作文でした」
イワンはアリスの報告を聞き少し考え雪に伝える。
(筆記試験も満点、実技試験も問題なし、志望動機が微妙だが問題なしと、それに看板娘がアリスとユキで二人になりこの街に居着く冒険者も増える、人が増えれば【アスタリスク】が強化される)
「採用!」
雪は深く一礼してイワンに聞く。
「あのー寮はいつから入れますか?」
「今日から入ってもらって構わないよ、それと明日から研修を始めたいが大丈夫か?」
「大丈夫です、よろしくお願いいたします」
雪は喜びながら再度一礼する。
その後2階のギルマスの部屋に行き、契約書等を書き明日から研修の打合せをしてから、ギルドの制服と寮の部屋の鍵を貰いアリスに寮を案内してもらいながら色々な話を聞き、イワンに夜ご飯を奢らせ寮に戻り就寝する雪であった。
(どうにか寝床と仕事を確保できた、明日からまた頑張るか・・・)
ZZZzzz
雪は朝鐘二回がなる前ぐらいにギルドに行き、ギルド従業員の先輩方々に挨拶をして研修を始めるのであった。
「初めましてユキです、今日からよろしくお願いします」
「「「此方こそよろしく」」」
今日のギルド従業員のメンバーは3人、寿退社するマヤ(母性的な少しふくよかな感じ、髪は黒に近い茶でウエーブのかかった髪が肩まで/19歳/女性)、昨日からお世話?になってるアリス(巨乳だけど細身のぽゃーとしてる、髪は栗色のショートボブ/16歳/女性)、昨日いたらしいが空気のマーク(これっと言った特徴がない21歳/男性)
3人の紹介を受け研修が始まる、研修担当はマヤがするとのことである。
「よろしくお願いします、マヤさん」
「此方こそよろしくね、ユキちゃん」
軽く挨拶しギルドの中を案内をされるが大きな施設ではないので直ぐ終わり、勤務開始から終わりまでの流れを説明される。
掃除→ボードの期限切れチェックと新クエストや従業員募集の貼り出し→クエストや従業員募集の受付業務→昼鐘二回からは受付窓口を1つにして報酬窓口を2つ冒険者たを捌く、他にも各種来客者の案内。
何日間は窓口業務にはマヤさんがOJTをしてくれるとのこと、それなら安心だ!
「ユキちゃん、それでは掃除から始めて終わったら声掛けてね」
「わかりました、掃除してきまーす」
トテチテトテチテ
先ずは外掃除からでギルドの周りを鼻歌を歌いながら掃除していたら、大きな声が聞こえた。
「あーーーー!!」
声の方見るとそこには、私の邪魔をした金髪イケメンが私を指差しながら声を出していた。