06話. ギルドで働かせて下さい
雪は囲まれていたガラの悪い如何にも悪ですって感じのが前に3人、後ろに2人ニヤニヤしながら近づいてくる。
雪はこいつらから情報とあわよくばお金を頂こうと考えなが行動に出様とした瞬間、後ろの2人が倒れるそれを見た前の3人は慌てるように逃げ出す。
(あっ待ってー情報とお金ー)
そんな事を思った後、睨みながら後ろを振り向くと1人の男性がたっていた、20前半であろう長身で短髪で金髪、爽やかなイケメンである。その金髪イケメンが何かを言ってるが雪にはわからなかった。
(チッ、余計なことおーぐぬぬぬー)
と睨んでいたら金髪イケメンは敵意は無いと素振りをしてくる。
(確かに、後ろのチンピラを倒したんだから悪意はなく助けたつむりなんだろな、余計なんだよガルルルル)
金髪イケメンは雪を宥めながら何かを言ってくるが雪には伝わらず困った顔になっていた。
金髪イケメンは困っていた。
(参ったな、助けた筈なのに警戒?されてるな)
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ助けにきたんだよ、迷子かな?お父さんお母さんは?」
全く警戒が緩まず、それどころか御前を喰うぞっと言わんばかりに睨んでくる。どうしたものかっと考えてると、彼女が何処かえ移行としたので腕を掴むとその腕をおもいっきり噛まれた。
ガブーーー!
「いてーー!」
噛まれた腕から血が出ている。叫びなが腕を彼女から引き剥がすと彼女は走って逃げ出した。
「何て恩知らずな子供だ・・・」
噛まれた腕を見ながら呟く。
逃げた雪は先ほど金髪イケメンの血から【名前のない怪物】で言語・通貨の情報を獲るのであった。
【名前のない怪物】3
限定的な情報なら少量の血肉からでも獲られる。
(やはり知らない言語・通貨、歴史の情報を観ても私が知ってる文明が滅んでかなりたってるみたいね。まぁいいか通貨情報は獲たので早速、お金を具現化かっと)
お金を具現化しようとしたが。
(待てよ?宿屋やいろんなお店で使って、そのお金が消えたら騒ぎになる。私は美少女だから顔も覚えられるだろうし、宝石を出して売っても同じことよね。この街を直ぐに出るならそれでもいいけど、次の街までかなり距離あるみたいだし、それに最近忙しかったから少しのんびりしたい)
そんな事を考えながら大通り歩いているとギルドの看板が目に入る。
(さっきえた情報にギルドがあったね、確か冒険者的な依頼の他にもお店等の従業員の募集など色々有るみたいだから覗いてみるか。最悪はまた裏路地でも歩いてどうにかしよう)
また物騒な事お考えながらギルドの扉を開ける。
チリンー。。。
扉の上に付いてる小さな鈴がなる、その音で荒くれ者たちが扉の方みる・・・って誰も居ない。
(そうだよねまだ昼を少し過ぎたぐらいに、いい大人がギルドに入り浸っていたら、それはそれで問題だよね。はっはっ)
雪は昼前に街に着き。色々と散策しお昼ぐらいに裏路地チンピラの定番イベントをこなしたので、お昼を過ぎたぐらいなのである。
ギルドの造りは扉の正面が酒場の様になっていて右手に受付やクエストや従業員募集のボードがある。よくゲームや本などで使われる感じのギルドである。
雪はクエストボードと従業員募集ボードを一通りみる。
(何かないかなー・・・地竜討伐/報酬:大金貨5枚・・・マジかーあのドラゴンで大金貨5枚も貰えるのか!)
最初に倒し食べたドラゴンの事である。
討伐依頼の際は受付に申告し補償金と任意保険を支払い討伐にでて、討伐したら討伐の証しと討伐対象のシンボル部位を持ってくる必要がある。
なので雪は依頼を申告してないのと丸呑みして補食したためシンボル部位が無いので報酬は受け取れない。
たまたま討伐したモンスターが討伐依頼の出てるモンスターだった場合は後受注可能で報酬はギルド側が調査した後で報酬は出るがそれでもシンボル部位が必要。
(丸呑みしたからシンボル部位なんか無いよ・・・他には何かないかなー)
お昼過ぎの為に冒険者的なクエストは粗方なくなっていた。
(まっそうだよね今の時間帯まで残ってるのは危険で誰も受けないか手間のかかる依頼だよね)
思いながら従業員募集ボードに移る。
物色していると雪の目に1つの従業員募集の紙を見付け受付に持って行き雪は言う。
バン!
「ギルドで働かせて下さい」