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05話. ありがとう、助かりました!

遡ること数時間前。雪がドラゴンとの戦いが終わり情報収集している際、白い世界【バルハラ領域】では神様と【名前の無いシステム】が話をしていた。ただ端から見たら30半ばのおっさんが1人でぶつぶつと喋る姿はヤバい様に見えるが周りには誰も居ないので問題ない。


「【ガイア世界】の即時崩壊を防ぐ為に転送(リコール)はわかったが、なぜ【ワーナー世界】に転送(リコール)した?記憶を弄り元の世界に戻してもよかったのではないか?」

『ハイ、オ答エシマス。櫻田雪(さくらだゆき)ノ記憶ヲ操作シ【ガイア世界】ニ戻シテモ櫻田雪ガ文明等ノ発展ヲ進メ崩壊ニ近ヅケル可能性ガアッタ為、櫻田雪ニヨリ幾度モナク文明ガ滅ビ衰退シ【cube】カラ外サレタ世界ナラ多少ノ問題ガ起キテモ影響ガナイト判断シ【ガフの部屋】ニ、転送(リコール)ノ手続キオシマシタ。』

【名前の無いシステム】から回答され神様は少し考えて。

「なるほど・・・ただ【ワーナー世界】が【cube】から外れたとは言え問題必ず無いとわ言えん。あやつが後がないとわかれば自重するだろう、警告しておくか」

神様は眼を閉じ言葉を届ける。

『あーあーテス、テス、聞こえるかー』




 時間は戻り、雪は考えていた。

(お金が無い・・・此では宿も食事もできない。【フェアリーテール】の食事は味しないしカロリーゼロだし別にダイエットしてないからちゃんとカロリーは摂取したい。いやしっかり味付けされた料理が食べたい。後ベットで寝たい・・・でもお金が無い)

 雪は唸りながら頭を抱え悶えていた。端から見たらヤバい少女にしか見えない。

(そうだ、【フェアリーテール】でお金を出そう)

 ニヤリ微笑み、お金を出そうして何処の国のお金を出せばいいのを知るため周りを見舞わした。

(何処の国かなー?)


 ここは異世界とは言え雪にしてみれば故郷の世界でもあり異能力で無双した世界でもある。隅のすみまで知っていはずだった・・・知ったかだった。

(んーやっぱり知らない街並みだなー。人が話してるのを聞いても知らない言葉だし、看板を見ても文字もわからないな、また文明が滅んで衰退したのかな?)

 雪は文明が滅んで衰退してるのを見るのは初めではない。大規模災害・戦争・バイオハザード等が起きそれが原因で死んだりもしいる。そして転生しての繰返しをしていたからである。

(誰を【名前のない怪物】で食べて情報獲ようかな?)

 そんな危険な事を考えながら街を散策し人気な無い裏路地に入る。


 裏路地を少し歩くとお約束の様にガラの悪い人達が出て来る。

(何て好い人達なんだろー♥️)

 と思いながらニヤリ微笑み、ガラの悪い人達に雪は言った。

「ありがとう、助かりました!」


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