01話 ゲームマスター
前回のあらすじ
ー異世界に転移
ーダンジョンに迷いこむ(事故)
「まぁ、まずはここから出ないとな。」
ダンジョンに落ちた俺はまずここから出ることにする。
とは言っても落ちてきた穴を登ってあの狼と顔を会わせる訳にもいくまい。
とりあえず出来ることを確認しよう。
スキルをチェックする。
~スキル~
new ゲームマスター(個有スキル)
(スキル獲得,スキルポイント 50pointo)
召喚魔法Lv1(個有魔法)
(使い魔召喚)
魔力感知Lv1
アイテムボックスEX
アウトノアワールド共通言語
、、、なんか増えてる。
とりあえずタップして詳細をみてってできないか、ゲームじゃあるまいし。
、、、出来た、できてしまった、むしろこれもスキルなんじゃね?
~スキル、ゲームマスター~
神から送られた特別なスキル。努力次第で獲得可能なスキルをスキルポイントによって瞬時に獲得できるようになる。
「何これチートやん。」
思わず関西風に突っ込んでしまう。
試しにスキル獲得を選択してみる。
剣技を初め武器の扱いに携わるスキルから暗視などの補助スキル、さらには調理など生産系統のスキルまである。
さて、どれを取ろうか?
まずダンジョンで必要になりそうなスキルからだな。候補をあげてみる。
暗視 5pointo
マッピング 50pointo
鑑定 5pointo
気配遮断 15pointo
各種武器スキル 20pointo
魔力操作 5pointo
立体機動 15pointo
こんな感じだろうか?
マッピングは高いから無理だな。
え?なぜ魔法がないかだって?
理由は簡単だ、なぜか取得不可能になってたんだよ。
こういう場合つまり俺は持ち合わせの召喚魔法意外の適性がないと考えるべきだな。
暗視と鑑定が5pointoなのは助かったこいつらは嫌でも必要になるからな。
適性が高かったのかな?まぁ、なんにせよ助かることに変わりはない。
という訳でどちらも取得する。
これで残り40pointo。
魔力操作と気配遮断を取得しようかな。
気配遮断があれば魔物に気付かれなさそうだし。
魔力操作は極めれば魔力弾とかを撃てるようになるらしい。たぶん、、、。
~魔力操作~
魔力に形を与えそれを操作することが出来る。
って書いてあったからな。
という訳で取得、これで残りは20pointoだ。
一応残しておく、必要なスキルがあれば取ればいいのだから。
おっと、忘れるところだった。
俺の召喚魔法についての詳細を、、、
~召喚魔法~
ー使い魔召喚ー
小動物レベルの魔物を召喚し使役する。
簡単な伝言だったり命令を出すことが出来る。
「フム、実験だな」
召喚魔法を発動するこういう場合に必要なのは
イメージであろう。
小さな鳥をイメージするポンと音がしてちょうどスズメのような小鳥が手に乗っている。
どうやら成功したらしい。
これで、イメージがあればある程度、魔物の種類が決められることがわかった。
命令を与えてみる、
「じゃあ、飛び回れ!」
その鳥の魔物は俺が想像したように目の前を1~2分ほど飛び回った後にポンと音をたてて消えてしまった。
命令は1回だけのようだ。
ここまで分かればもう十分だ、ちなみに魔力は50から40に減っていた。
次に魔力操作を試してみる。
イメージするのは簡単なフォルムの剣だ。
うまくいき、半透明だが確かに剣のようなものが出来上がる。試しに壁を斬ってみる。
剣を振る音もたてずに壁に真っ直ぐな切れ目が入る。 強くね?
満足のいく結果だった。
次は鑑定だな、ちなみに暗視は実験するまでもない薄暗かった辺りがちゃんと見えるようになっていたからだ。
まぁいいや、鑑定発動っと。
試すのは石だ
~鑑定結果~
ー鉄の原石ー
錬成すれば鉄の塊となる。
なんとただの石だと思ったら鉄の原石だったらしい。魔力は減っていない。
結論、めっちゃ便利。
魔力減らないしめっちゃ詳細に説明してくれるし。
さぁ、ここらで探索を開始しようか!!
エビマヨです。
次回辺りで魔物と戦います。