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Fランクの烙印  作者: 井浦駿佑
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プロローグ

戦士の国アストラル。

見渡すことの出来ないほどの広大な海の中央に浮かぶ島とも言える。

その島、いや、国には数百万人を超える戦士ハンターという職業を持った人間達が存在しそれぞれの目的のために行動し何かを成し遂げる。

戦士の数が多いため無論、実力などは戦士によって分かれており階級というものが存在する。

この階級は戦士の総合的な実力によって決まり、自らが持つランクによってクエスト成功後の報酬の量や住居の壮麗さ等が決まり低い階級である最底辺ランクの者達などはそれとは真逆で辛い日々を過ごしている。

最底辺ランクの者達は金が無いため、大抵が寮で暮らしており家を持つものは少ない。

食糧も無いため、生えた雑草などで飢えを凌ぐ。

まさに人生のどん底であり、生き地獄とも言える。

最近では下級ランクの者が飢え死にしたり、自殺したりとそういう出来事が起こっている。


アストラルから離れた位置には森林や山、沼地や渓流から火山や洞窟、雪山など幅広いフィールド地帯が存在し戦士たちはそれらの場所へ向かい、モンスターの討伐やアイテム採掘などの所行を行うのだ。

下級ランクの者達には依頼がほとんど来ず、自らの意思でアイテム採掘に行ったりと金を手に入れる為の所行を行う。そうすることで何とか食っていけることができ、飢え死にすることはまずない。

しかし、武器や装備を強化する余裕はなく、その武器なども下級クラスのため、モンスター討伐ではなくアイテム採掘のみが目的であり、クエスト中はなるべくモンスターと遭遇しないようにしなければならない。


モンスターを狩ることで手に入れられる金《報酬》や高価なアイテムなどを店などに売り飛ばし金を手に入れ、その金で武器や装備の購入や強化、住居購入、又、裏ルートで奴隷などを買うことが可能なのである。

その奴隷には様々な利用方法があり、クエストに連れていくなり、女の場合は男が持つ一種の欲望を満たすなり利用方法は自由である。

そんなこと奴隷なのだから当たり前なのだが、心優しき者などは奴隷として扱うのではなく恋人として扱ったりなどと一人の人間という視点で扱う者も少なくない。


アストラルニは七つの区域があり、中央部、東部、西部、南部、北部、東南部、西南部、北東部、北西部の区域が存在する。

中央部には国の王が存在し又、王が率いる王国軍、いわゆる政府が存在する。

政府は無論、国の法律や絶対的な権限を秘めており逆らうことはこの国に住む人間として決して許されない。

アストラルに住む人間達は政府の許可の基、戦士として活動するのだ。


戦士の戦い方はその戦士によって様々だが、基本は長剣や大剣、片手剣などの剣の類いを用いる者が大半を占めるが、ランスやハンマーなどの武器を扱う者もいる。又、弓や銃などの遠距離型の武器を扱う者も少なからず存在し、武器をほとんど使わず、拳に鋼鉄で造られたグローブを装着し肉弾戦で戦う超近距離型の戦士も存在する。

様々な武器や戦い方がある中で、特殊な戦い方をする者がいる。

魔術といったいわゆる魔法を使って戦う者が存在するのだ。

魔術は生まれもって持つ力であり、魔術を持つ者は非常に稀である。

アストラルに住む人間達は彼らを魔法使いと呼ぶのではなく、能力者と呼ぶ。

それは魔術を買って手に入れたのではなく、生まれもって手にしている能力であるからだ。

能力者の持つ能力もその能力者によって変わるが、能力の力が強かったり活用性が高ければ能力のみで戦うことになり武器を購入する必要がなく、その分金が浮き節約となるのだ。

能力を手に入れることは出来ないが、スキルは手に入れることが出来る。

しかしスキルは能力に劣り、スキル発動時、体力を消費するというリスクがある。

能力にはこのようなリスクはない。



とにかく、この国アストラルには様々な外見をした様々な戦い方をする戦士達が存在するのである。


先刻話した階級のことについてだが階級は七段階であり、上から順にS、A、B、C、D、E、Fである。

依頼やクエスト達成率や達成の数によってランク付けされる。

それは依頼やクエストの難易度にもよるのだが。


これは最底辺ランクであるFランクに位置付けられ、負け組の烙印を押されたある戦士達の物語でありをそんな彼等の奮闘を描いた物話である。




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