おれのこころのなかでは
どんな生活を送ってきたらこうなるのだろう
実際自分も少しはできるが
Bクラス前に到着。
「着いたか。なかなか遠いな、由佳」
「…………」
しかし返事がない。それはっっ
「ハアッハアッ 速いよ灰くん。階段を壁蹴りで行くだなんて」
おいていったから
「階段よりこっちのほうが疲れないし速いんだよ」
「そうだろうけど…」
なんか残念そうなような。もしかして
「もう一回お姫様抱っこして欲しかったのか」
「……///」
可愛いな。
「ていうかまた遅れるぞ」
まだポケ~っとしている由佳を連れて教室へ
イチャイチャシテンジャネェヨ
無・視!
「席は自由ですから好きなところに座ってください」
なら、寝やすそうな窓際だよな。由佳も隣の席に座らせて
「座りましたね。私がこのクラスの担任の渡辺陽介です。それではまず能力からいきたいと思います」
そんなことが聞こえたよ…う……な。
いきなり視界がブラックアウト。
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「ここがあなたの心の中です」
どこからともなく担任の声が。
「今からあなたの能力を目覚めさせます。イメージしてください。あなたの火を」
俺の火か。そんなこと言ったら
「やっぱりコイツだな」
ゴウッ
目の前に出てきたのは
「シューッシューッ」
青い炎でできた自分の尾を呑み続ける蛇
「ウロボロス…か」
でかいな。これをどうするって
「あなたの前には何が見えますか。どうやってでもいいです。それを自分のモノにしてください」
俺のモノか。戦ってもいいがココは
「我、汝に誓おう。汝の力を用いてこの世界に変革をもたらそう。故に跪け。我が汝の主たるもの。さすればその全てを受け入れようではないか」
誓おう
「キシャァァァァァァァァァァァァァ」
なに!!尾を呑むのを止めこっちに飛びかかってきただとッ!!
…しかしこれぐらいでは動揺せんよ。
腕を広げたりはしない。ただ自然体で待ち構える。怖くなどない。だってコイツは
「俺が俺自身を受け入れないでどうする」
熱いっ!と思ったら冷たっ!何このギャップ攻撃、そんなにも俺冷めているって言いたいのかよ
目の前は青い炎で埋まった………
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「……ぅんっ!!灰くんっ!!」
ん、朝か。
「フワァ~ア おはよ、どうかしたのか」
「おっ起きたッ!良かったぁ」
そうして俺に倒れ掛かってくるので優しく抱きとめた。
「ウン…スッグ もう2時間も起きなかったんだよ。ボクも他の人も5分くらいだったのに」
早いな。夢の中だから時間の経過が早いのか?
「大丈夫だって。それで後はどうなったんだ」
「みんなは装備について説明を受けているよ」
ここでなんで行かなかったかと聞くほど俺は無粋じゃない。
「ありがとう、由佳。じゃあ俺たちも行くか」
「ダメだよっっ!、もっと休んでないと」
「このままだとお前もずっとここに居る気だろう。それにもう大丈夫だから」
「うぅ~、わかった」
やっと離れてくれた。やはり女は……柔らかいな。
いまさらだがここは保健室らしきところで俺はベットの上で寝ている。服が少々着崩れ、目の周りが赤く、少し息も荒い可愛い女の子がいると
「さあ、行くぞ」
「うん」
なんかちょっとエロいよな。
「で、どこ行けばいいんだ」
「今は講堂で実習中だと思うけど、一度教室に戻って装備を受け取らないと」
わざわざ残ってくれているのか担任は。いい人だ。
灰 「ウロボロスか…かっこいいな」
ちゃん 「だよね。自分も蛇好きだし」
灰 「それにしてもよく寝たな」
ちゃん 「強い能力だと時間もかかるんだよ」
灰 「つまり俺の能力はレアってことだな」
そういうことです