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俺たちの学園物語!  作者: spell
1年生
2/30

しょるいをかいた

とりあえず初めは


試験ないしね

「ふむふむ、とりあえず名前からか」


そうして俺は、書類を書き始めた。


今書いている書類は学園王国の入学手続きである。この学園は全くと言っていいほど情報がなく、中がどうなっているのか、どんな勉強をするのかは全くの謎である。ただ、卒業してきた人達はいろいろとおもしろい。


例えば、卒業して1年で大人気作家となったり、アメリカ大統領のボディーガードになっていたり。はたまた教会の神父となった人もいる。しかし、誰も学園はどんなところかは明かそうとしない。


ただこういうのだ


「俺たちは、いやあそこにいた俺たちは一番輝いていた。もう一度行きたいと思える。行きたくない奴もいるだろうが」


意味がわからないが、とにかく楽しかったらしい。


俺がどうなるかなんて関係ない。ただこの青春をめいいっぱいおもしろおかしくしようとするただの一般人だ。ときどきいわれるが


「お前っておもしろくないよな。基本リアクションしないし」


まぁ、確かに地味だが?至って普通だと思うが。そういう雰囲気が苦手なんだよ。


『そしてあの質問がきた。俺の最高のスタートの分かれ目に。』


「ん、火、水、風、土ぃ?なんだこれ。説明もなしに。とにかく、一番かっこいい火にしておくか」


みんなだったら土にするだろうけどな。今までの知り合いがいないとしてもそう関係ないし。自分で言って悲しいが友達も少ないことだし。新しいスタートと思っていくか。


この答えが最良かはわからないが、最高になるだろう。なんたって自分で決めたから。


「よっし。書き終わったー」


ここまでの所要時間3時間。途中好きな色とか好きな言葉、嫌いな形なんてのもあった。疑問に思ったが気にしていたらきりがない。


「なになに、最後に今日は早めに寝てくださいだぁ」


最後まで意味がわからない。入学式は明日。ワクワクしすぎて寝不足しないようにか。てかどうやって行くのだろうか。


不安がいっぱいのまま、ひとり暮らしのアパートで寝た。


これが俺の日常の最後だ。明日からは非日常が日常になっていた。


「こんなにも食えるかよ。ムニャムニャ」


この時の俺には想像にもつかないほど。

灰 「なんてグダグダな」


ちゃん 「しょうがないだろ。思いつきだったし」

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