ぷろろーぐ
はじめまして!ちゃんげです。長い目で見ていってください
これは未来の、日本だったところでの話である。
ここでの主人公は光崎灰。もちろん男♂である。
先程も述べた通り日本“だった”というのは、日本は太平洋上の人工島に移され、その土地は度重なった負債のため経済破綻し買い取られたためである。
買い取ったのは、御影言堂。言わずともわかると思うが男である。年は53歳だが見た目は20代のむかつくがイケメンである。ちなみに奥さんは、“皆”美人さんである。
彼は日本を買い取り、『学園王国』を立ち上げた。領土はそのまま元日本であり、建物は全部取り払い自然のみの状態になっている。
いや、建物はある。この国の名のとおり、学園が4つ。それぞれ四大元素の名を掲げ、火の学園は九州、水の学園は四国、風の学園は北海道、土の学園は本州にある。場所は初代生徒会長がじゃんけんによって決めたらしい。
すべての学園は『全国統一』を目指し日々競い合っている。今は停戦状態だが、20年前に一度だけ大戦があり結局領土は広がらなかったものの、かなり文明が進んだらしい。この時のことを戦乱期と呼ぶ。
学園はすべて生徒によって管理され、お店を経営したり警備に回ったりも生徒が行う。
一番偉いのは生徒会長。そのほか、執行部が政治を行う。
装備や能力はその人の深層心理によって変わり、学園とあるように成績によって強さが決まる。その成績や全体の管理をしているのは、御影率いる教育委員会。この国にいる唯一の学生ではない人たちである。
教育委員会は宣言した。「今年は再び戦乱期とする」と
入学できるのは、高校を卒業した者たちだけである。試験などない。しかし、一度入学すると卒業もしくは退学するまで出られない。
そんな最も騒がしいところに、最も盛り上がるときに彼は入学してきた。
ちゃん 「この先どうしよう」
灰 「考えてないのかよ…」